君はルールを守る人?破る人?   作:3148

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今使っている冷静眼鏡ラランテスの擬人化描こうと思っているのですが、眼鏡まではいいけど、鎌どうするか決めかねているので、中々形にならず、脳みそがパンクしてしまったので初投稿です(白目

オリジナル設定、オリジナルキャラ、擬人化等苦手な方はブラウザバック推奨です。

それでも良いという方は、お付き合いください。


第三十九話

ウラウラ島の中心に位置する日輪の湖。ヒトミがそこに足を踏み入れるのは、初めてだ。荘厳な雰囲気に押し潰されそうになるような圧迫感がある。

「きゅきゅ〜」

「カプ・テテフ!?」

どうしてアーカラ島の守り神がここに、という疑問にヒトミは困惑する。

「きゅきゅ〜、きゅっきゅ!」

ヒトミには何言ってるかさっぱり分からないが、どうやらついてくるという事は分かったようだ。

「いや、この先は危ないんで、いくらテテフ様ても……」

「きゅきゅ〜」

カプ・テテフはヒトミの言葉を聞くつもりはなさそうだ。

「きゅきゅ!」

そう言って、クリスタルをヒトミに手渡す。それは、特別な模様が刻まれたクリスタル。

「きゅきゅ〜」

「頼みますから、無茶しないで下さいね」

そう言って、ヒトミは歩みを再開する。丁度頂上に辿り着くと、探し物を見つけた。

「随分と、待たせたな」

次元の歪み、ウルトラホールへ足を踏み入れる。

 

そこは馬鹿みたいに広い、何もない空間だった。ただ一つ、椅子が一つあるだけだ。

「待たせたか?」

「いいや、お前に比べれば、大した事ないさ」

そう言うと、少年は立ち上がる。その姿は、わずか十二歳だと言うのに、威厳に満ち溢れていた。

「さぁ、新しい秩序を作ろうか」

アローラ地方チャンピオンのヨウが待ち構えていた。

 

「いいや、お前は間違っている」

ボールを構える。準備は出来ている。

「何をしている、これから秩序を作り上げる為に貴様を呼んだと言うのに」

「だから、それが間違いなんだよ! 新しい秩序なんて必要ない、お前がそこに立つ必要は無いんだ!」

「何を言う。秩序無き世界はただ崩壊を招くだけだ。お前もそう思ったのだろう?」

「あぁ、その通りだ。だから、集めた、必要だと思った。だが違う! 歪んだルールはまた崩壊するだけだ!」

「ふはは、良かろう。ならば、ここは貴様のルールに従ってやる」

そう言うと、彼はポケモンを呼び出した。

「ガオガエン、獲物だぞ!」

オーラを纏ったガオガエンが現れる、強靭な肉体がオーラによって更に強化されている。

「頼む、ハイリ!」

色違いのサーナイトが現れる。

「DDラリアット!」

悪タイプ DDラリアット

ガオガエンの固有技、高速で回転しながらぶつかる特有の動きは、相手の強化状態に関わりなくダメージを与える特性を持っている。

「トリックルーム!」

エスパータイプ トリックルーム

一定時間空間が歪み、足の速いポケモンを動きが鈍くなる技だ。発動するまで時間がかかり、どうしても後手に回ってしまうが、強力な技だ。

凄まじい勢いで回転するラリアットを避ける事が出来ず、吹き飛ぶハイリ、だが技は発動している。

「ふん、それがどうしたというのだ」

もう一度、DDラリアットを受けるとハイリは耐えられない。

「……ガァァ」

「よくやった、ハイリ」

ゴーストタイプ みちづれ

ラリアットが当たるよりも先に、道連れが発動していた。そのハイリが吹き飛んだ瞬間、ガオガエンにまとわりついた紫色の手が、闇の中に引き摺り込む。残ったのは、気絶したガオガエンだけだ。お互いのポケモンを手元に戻し、新たなポケモンを出現させる。

「小賢しい! いけっ、アシレーヌ!」

もともと足の速いポケモンではないが、纏うオーラでスピードを補っているようだ。

「頼むぜ、ラフィ」

ラフィが出た瞬間、魔法陣を描く。

ノーマルタイプ 擬人化バトン

ヒトミとラフィが編み出した、固有の変化技だ。

「うたかたのアリア!」

水タイプ うたかたのアリア

アシレーヌは大量のバルーンを出現させ、器用に操りラフィに向かって放つ。

「行ってこい、ヒメ!」

現れたのは、桃色の和服の少女、大量のバルーンが割れても顔色一つ変えない。

「……覚悟は、終わりはりましたか?」

ノーマルタイプ 心経穴

ヒメは独特の形をした簪を自ら、自分の胸部に突き立てる。

更にアシレーヌの追撃が来るが、ダメ―ジは殆どないようだ。次の瞬間アシレーヌの前に立つヒメ、技が繰り出される。

草タイプ リーフブレード

ヒメの短刀に緑色の光が宿る。深緑の閃光が閃き、アシレーヌは倒れていた。

「やるな! いけっ、ジュナイパー!」

ジュナイパーを纏うオーラはその体を守るように展開されている。

「続けろ、ヒメ」

歪んだ空間が元に戻り、ジュナイパーの方が早く影縫いを放つ。

ゴーストタイプ かげぬい

ジュナイパーが構えた弓から、矢羽解き放たれ、それはまさに意思を持つかのように動き、ヒメの影をとらえる。

「……くっ」

ヒメの口の端から血を流し、確かなダメージが現れる。だが、それでもまだ倒れた訳じゃない。短刀で、羽を切りとばすと目前に迫るジュナイパーに目を向ける。

飛行タイプ つばめがえし

次元が歪むほどのスピードで振りぬかれた刃は、六本の閃光のみを残し、ジュナイパーが倒れる。

「クァァ……」

そして、がくりと膝をつくヒメ。ヒトミが近寄り、抱え込むと胸に突き刺さっている簪が同化し、脈と呼吸を確認する。顔色は悪いものの、心臓はしっかりと動いているようだ。

「……わっちは、ここまでみたいでありんす」

「よくやったよ、ヒメ。休んでくれ」

回復薬を与え、ヒメをボールに戻す。

 

「はははっ! やるな、やっぱり流石はプレイヤーだ!」

「チャンピオンに褒められるとはね、俺も捨てたもんじゃないかもな」

チャンピオンが高らかに笑う。

「そう卑下するなよ、お前のおかげで俺がここにいるようなものなんだからな!」

「悪いな、こんなところまで付き合わせちまって」

ヒトミが苦虫をかみつぶしたような表情をする。

「そう言うなよ、俺だって悪くは無かったよ」

チャンピオンのヨウが言葉を続ける。

「何かに導かれるように、アローラに来て試練を乗り越えた。そして、チャンピオンになれたのも、お前のおかげなんだろう?」

「そうだ、俺がお前に指示していたんた」

「そうしてUBも捕まえた。ウルトラボールがあれば、可能だった!」

「そうだ、だがお前が全てのUBを捕まえた訳じゃない」

「マーマネも凄い物を完成させたよ。おかげで、違う世界のポケモンすら手に入れる事が出来た」

「GTSで図鑑を完成させて、さらに別の地方のポケモンまで、お前は手に入れた」

「そう、そして……秩序のポケモンはそれを許さなかった」

「ジカルデが、生態系を狂わすお前に反逆を起こした」

「だが、返り討ちにあった。ヒトミ、お前のおかげでな」

ヒトミは記憶喪失がないと思っていたが、そうではなかったのだ。ここに来た時、ウルトラホールに入るところまでは覚えていた。だが、その後の事を忘れてしまっていた。

「俺は伝説のポケモンの倒し方を知らなかった。だが、お前は知っていた。必要だったのさ、お前の知識が」

「そうだ、俺とお前は協力してジカルデを倒した。そして、アローラの秩序は失われた」

各地に散らばるジカルデセルを集め、パーフェクトフォルムとなったジカルデを倒してしまったのだ。そして、アローラ地方から、ジカルデが消滅した事で生態系のバランスが崩れ始めた。

「俺は迷った。どうすればいいか、分からなかった」

「だから、俺が考えた。消えてしまったのなら、別の物で補えばいい」

「そうして、GTSでジカルデを集め、新しくジカルデを作り直した!」

「だが、制御出来なかった。当たり前だ、他の世界から掻き集めたのを混ぜ合わせても、上手く行くはずがない」

「ジカルデキューブでコントロールしようとした俺は取り込まれた。ジカルデの一部となったんだ!」

「秩序のその一つに組み込まれてしまった」

「だが、足りない! 俺には知識が足りないんだ! だから、お前が必要なんだよ、ヒトミ!」

「違う! 例え秩序が崩れてしまっても、時間を掛けて作り上げるべきだったんだ!」

「そんな事をしていたら、アローラ地方に大災害が起こる! 地は割れ、海は荒れ、UBが蔓延る世界になってしまうかもしれない!」

「いや、ならない! ハラさんもライチさんも、クチナシさんだってハプウだって、マオもマーマネもカキもスイレンも、イリマもククイもマーレインもバーネットさんだっているんだ! 守り神もいる、それを信じれば、良かったのに……」

ただ、失敗を隠す為だけに、ヒトミは間違えた。失敗に失敗を重ねて、取り返しがつかなくなってしまった。

「だから、ここで間違いは終わらせるんだ! 俺と、お前で!」

「秩序を破壊した者が、新しい秩序を作る! その宿命は果たさないとならないんだ!」

ヒトミとヨウのバトルが、再び始まる。




読了ありがとうございました。ここからはポケモンのデータになりますので興味のない方は飛ばしていただいて問題ないです。

ヨウ チャンピオン
手持ち
ガオガエン
ヒールポケモン
アローラ図鑑No.006
Lv:80
種族値:H95 A115 B90 C80 D90 S60 (合計530)
努力値:A252 B252 S4
実数値:H266 A264 B224 C157 D173 S126
特性:もうか
追記:オーラによりBとDが一段階上昇
技:DDラリアット
与ダメ 対サーナイト:157~186 確定二発

アシレーヌ
ソリストポケモン
アローラ図鑑No.009
Lv:80
種族値:H80 A74 B74 C126 D116 S60 (合計530)
努力値:H252 C252 S4
実数値:H293 A148 B148 C281 D215 S126
特性:げきりゅう
追記:オーラによりSが二段階上昇
技:うたかたのアリア
与ダメ 対ヒメ:68~81(一撃目)
        17~21(二撃目)
ジュナイパー
やばねポケモン
アローラ図鑑No.003
種族値:H78 A107 B75 C100 D100 S70
努力値:A252 H252 B4
実数値:H290 A251 B150 C189 D189 S141
特性:しんりょく
追記:オーラによりBが二段階上昇
技:かげぬい
与ダメ 対ヒメ:28~34

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ヒトミ 手持ちポケモン
サーナイト (NN:ハイリ)
ほうようポケモン
全国図鑑No.282
性格:ひかえめ
Lv:58
種族値:H68 A65 B65 C125 D115 S80 (合計518)
個体値:H15 A5  B10 C31  D31  S15
努力値:H252 B252 C4
実数値:H192 A74 B122 C184 D156 S106
特性:トレース
技:トリックルーム みちづれ サイコキネシス ムーンフォース

ラランテス (NN:ヒメ)
はなかまポケモン
Lv:80
実数値:H306 A281 B177 C149 D161 S37
特性:あまのじゃく
技:心経穴 つばめがえし リーフブレード ソーラーブレード
与ダメ 対アシレーヌ:1188~1398 確定一発
    対ジュナイパー:262~310 乱数一発(43.8%)

ドーブル(NN:ラフィ)
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ダメージ計算はトレーナー天国様のダメージ計算機
実数値はPOKeMONNDS様の個体値計算ツール
上記を使用させていただきました。ありがとうございます。

とうとうラストバトルの折り返し地点です。はてさて、ヒトミの手持ちとチャンピオンの手持ちはあとはなんでしょうか。
今回はここまで、次回もお付き合い頂ければ幸いです。
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