東方鬼人伝   作:ヴェルディ

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どうもヴェルディです!

いよいよネタをしっかり練らないといけない場面になってきました
よって、ようやく予定していたペースに戻せそうですw
その他にも翠の立ち絵を考えたりしてますので
お楽しみに!


〜密の能力〜

第4話

 

 

翠「密を操る程度の能力……か」

 

博麗神社を後にする時に告げられた

俺が手にした能力……

密を操るということは萃香の言ってた通りなら

巨大化出来るということになる。

 

 

萃香「しっかしまぁ〜

半人半鬼になるとは思ってたけど

能力まで付いてくるとはね〜!」

 

翠「ははは…

でも男子としては少し興奮してるよ」

 

 

今は博麗神社を出て俺がどこで過ごすかを

萃香と一緒に幻想郷の案内ついでに探している

隔離された世界、なんて聞いたから

もっと村みないな大きさかと思ったらそうでもない

結構広い

森があって、山があって

湖があって、村があって

地底まであるという

 

萃香「さてと、じゃあまずはこっから近い

魔法の森でもいこうか!」

 

翠「魔法の森ってところには何があるんだ?」

 

萃香「魔理沙ってやつの家があるかな

一応魔法道具店だよ

あとは……

森境のほうに霖之助ってやつが外の世界のもの売ってる

香霖堂って場所もあるな」

 

ほう、道具店もあるのか

どうやら生活に困ることは無さそうだ

でも金とかないしどうしたら…

 

翠「なぁ、店があるんだったら

買い物とかもしたいんだけどさ。

金とかってどうすればいいんだ?」

 

そう聞くと萃香は少し悩んでいた

それは彼女がずっと自然で生きてきたからか

ものを買うという事をしないらしい

 

萃香「まぁなんとかなるって!

なんならしばらくはあたしと行動するかい?」

 

翠「ん?萃香が買ってくれるのか?」

 

萃香「いや、皆が分けてくれるのさ」

 

どうやら萃香はこの幻想郷で起こる

「異変」と呼ばれるものを解決したり

異変が起こっている最中

人里を保護したりして

村人からはそのお礼として食べ物や道具をくれるそうだ

 

 

萃香「あたしみたいな鬼や妖怪はさ

力ずくってのも出来るんだ

だけどそれじゃ恨まれてしまう

そんな思いして食う飯は不味いからね

こうして協力し合ってるのさ!」

 

翠「協力し合う……

俺にも出来るかな」

 

そう呟くと萃香は

 

萃香「そのうち出来るって!」

 

と言って軽く背中を叩きながら励まそうと

……していた

しかし背中を叩こうとした手は途中で止まり

少し怖気付いて手を後ろに回し

咳払いをした

 

萃香「でもその前に能力を使えるようにならなきゃな!」

 

翠「そ、そうだな。でも密を操るってどんなんだ?」

 

萃香「あたしと同じなら質量の増加だから

大きくなる。

ま、巨大化ってところかな?

翠は後天的に能力が備わったわけだから

まずは利き腕が大きくなる!

ってイメージをすれば能力を体験できるかな?」

 

やはり能力はイメージなのか

俺は萃香に言われたように

利き腕の右腕が「大きくなる」

というイメージをした

 

 

……しかし変化がない

イメージや意識をしているからか

右腕にいつもより力が入っている感覚はあるが

まるで変化がない

 

萃香「あれ〜?おかしいな…

あたしらはこうやって能力使ってるから

同じようにイメージすれば使えると思ったのに」

 

俺はまだイメージが足りないのか

と思い更に、もっと「大きくなる」

と、強いイメージをした

その時……

 

 

「右腕が重すぎる」

そう感じた

力を無理にいれてるとかそんなんじゃない

まるで重りを持っているようだ

まだまだ重くなっていく

 

右腕の重さに耐えられなくなった俺は

座り込んで右腕を地面の上に脱力するように

スっと置いたその時

 

 

ズシンッ!!

 

 

右腕を置いた地面はひび割れ

まるで小さなクレーターのように

砕けた

 

萃香・翠「……え?」

 

 

人が地面を殴ったって砕けない

鬼だって殴らなきゃ砕けない

ただ脱力して落とすように右腕を置いただけで

地面が砕けたのだ

 

俺も萃香もしばらく驚いて固まっていた

二人揃って口を開けて

しばらくして俺は萃香の方を見て

 

翠「な、何が起きた…?」

 

と話し掛けてみた

萃香はまだ驚いているようで

少ししてからハッと我に返って

 

萃香「わ、わからないよ

いくら翠か半人半鬼になったっていっても…」

 

2人はしばらく黙り込んでいた

その間に右腕の重さは元に戻って

普通に動かせるようになっていた

 

萃香「で、何が起きたんだい?」

 

翠「大きくなるってイメージしてたら

右腕が凄い重たく感じたんだ

で、重すぎて耐えられなくて

地面に座り込んで腕を置いたらこうなった」

 

2人はまた黙り込んだ

しばらくして萃香は

香霖堂に行こう、と提案した

 

店主の森近 霖之助という人物は

半人半妖で博識らしい

その人物を尋ねれば何かわかるかもしれない

 

 

〜香霖堂〜

 

 

外見は普通の家のような見た目だ

入口の上に「香霖堂」という看板があり

中を覗くと写真で見たことあるような

昔の「外の世界」の道具があった

俺と萃香は扉を開け、中へ入っていく

 

???「いらっしゃ…なんだ萃香か。

隣の男性は?」

 

青と黒の服

赤い箱の様なものを首から下げた

銀髪でメガネをかけた男が話しかけてきた

 

萃香「よう!こーりん!

こいつは幻想入りしてきた翠ってやつだ

訳あってもう人じゃないけどね」

 

霖之助「どんな訳だよ…

初めまして。俺は森近 霖之助

外の世界の物を売ってる」

 

翠「は、初めまして

進来 翠です

大怪我したところを萃香に命を助けられて

半人半鬼ってのになりました」

 

 

そう翠が自己紹介すると

霖之助は翠をじっと見た

頭のてっぺんから足のつま先まで

何回か上下に見ると

「あぁ、そういう事か」

と言って納得した

 

霖之助「それで、何の用だい」

 

萃香「翠の能力がな

密を操る程度の能力なんだけど

その仕組みがあたしのと違うみたいなんだ

詳しい内容を考えてもらいたくてね」

 

萃香がそう言うと

俺と萃香は魔法の森で起きた

俺の話を事細かに説明した

それを聞いた霖之助はしばらく考えた後に

店の奥に行って何かを探していた

 

 

しばらくして霖之助が奥から戻ってきた

その手には体重計があった。

 

霖之助「取り敢えずこの上に腕を乗せてくれ」

 

そう言われた俺は言われるがままに

体重計に腕を乗せた

いったい何をするのか

これで俺の能力がわかるのか

とにかく疑問だらけだった

すると霖之助が

 

霖之助「よし、じゃあ腕が「大きくなる」

イメージをしてくれ」

 

翠「は、はい」

 

俺は大きくなるイメージをした

やはり力を入れてるからか

腕が重くなる感じがする

 

ふと体重計の針を見ると

どんどん重くなっている

力を入れて押し付けてるなんてもんじゃない

自分の体重を超え始めた

そのあたりから霖之助が

俺の腕を触り始めた

つついたり、指圧したり

数秒間さわって

 

霖之助「よし、いいぞ。

イメージを止めるか

元に戻るイメージをするんだ」

 

と言ってきた

俺は元に戻るイメージをした

すると体重計の針は戻ってゆき

最初に乗せた時と同じ数値になった

 

 

霖之助「翠の能力の詳細がわかった」

 

萃香・翠「ホントか!」

 

 

霖之助の話によると

俺の場合、どんなに大きくなろうとしても

大きくはならないらしい

そのかわり重量の増加

それに比例して肉体の硬質化がある

 

しかし体も大きくなる萃香と異なり

体の大きさはそのままなので

あくまで重くなった身体を支え

動かしていくのは自分の筋力次第

……だそうだ

 

霖之助「加えて翠は元々は人間で

いまでは半人半鬼だ

鍛えれば力の向上率は

人のそれを優に超える」

 

萃香「す、凄いじゃないか翠!」

 

霖之助「ま、密を操る程度の能力

というよりは

 

 

「密度を操る程度の能力」だな」




第4話!
翠の能力の詳細がわかりまた!
語彙力の低さや
表現力の無さ
ストーリー構成の甘さでうまく伝わらない部分も
多いと思いますが
少しずつ頑張って面白い内容にしていきたいと思ってます

では!

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