今回は少し原作と違った感じになってます。
原作だとベアトが人格変化を起こしてしまう回なんですが
今回は敢えてベルンにしてみました。
ベルンが人格変化した場合は……お察しの方もいると思います。
それではどうぞ。
「という事で、さぁ飲みなさい今すぐ飲みなさい!!」
戦人に瓶を渡すラムダ。
どうやらまた新しい薬を開発したようだ。
朝っぱらから元気だねぇ……
「最初になんの薬かを言えよ」
「そうだよラムダ。飲ませる前になんの薬か言わないと……」
すると超パァな彼女は言いました。
「えっ、でも素直に『人格が変わる薬』って言ったら飲んでくれるの?」
「「確かに素直に言われても飲まない……」」
そんな素直に人格が変わる薬飲む?って聞かれて
飲む!って言う人がいたら相当の変わり者だと思う……
気づけば戦人とラムダが取っ組み合いをしていた。
「あら?珍しく往生際が悪いじゃない?」
「俺だってこんだけ付き合ってりゃ悪くもなるっつの!」
それにしても人格が変わる薬かぁ……
もしかしてアレかな?、ツンデレの子が飲んだら常にデレ状態に
なっちゃったりしちゃうとか……そんな感じの効果かな?
「穹おっはよー♪」
後ろから羅奈が飛びついてきた。
突然の衝撃に耐えられなかった僕はバランスを崩してしまい……
「「痛ッ!?」」
ラムダとぶつかってしまった。
「…ごめんラムダ。大丈夫?」
「イタタ……平気だけど……あれ?、薬は?」
「「あっ、あそこに!!」」
薬が手元にない事に気づいたラムダ。
戦人と羅奈が同時に叫んだので2人が叫んだ方に目をやると、
ラムダが作った薬は空中を舞っていた。
するとドアが開きベルンが中に入ってきた。
そして次の瞬間……
ーーバリーン!ーー
盛大な音が鳴りながらベルンの頭に落下し瓶が割れた。
彼女の綺麗な蒼い髪は薬の液体がかかってしまってる為、
ポタポタと滴って濡れていた……
心配になった僕はすぐに駆け寄り……
「ベ、ベルン?大丈夫……?」
「…………」
顔を下に俯いてるせいか反応がない……
ちょっと待って…これ完全に怒ってない?
「みぃ……♡」
と思っていたのも束の間、
猫のような鳴き声を上げながらベルンは僕の腰に手を回しながら抱きついてきた。
しかも頬擦りまでしてきた………
…えっ?
「やったー大成功♪、さすが私ね!?」
戸惑ってる僕をよそに、そんな事を言ってる
「お前、俺と穹を子供にした時と同じパターンだろこれ!?」
「…ちゃんと元に戻せるよね?」
「ハイ!このラムダ様は一度失敗した繰り返しませーん、ちゃんとあるわよ☆」
良かった、ちゃんと元に戻る薬を今回ラムダは用意してくれてるみたい……
そう聞いて少し安心した時……
「ラムちゃん、もしかしてそこに置いてあった饅頭が薬だったり……?」
「そうだけどー……って、羅奈もしかして食べちゃったの?」
「てへっ☆」
もうこれ、お手上げ状態だよ……
それ以前にさ……
「なんで元に戻る薬を饅頭にしたの!?」
「日本じゃ饅頭は怖いって聞いてたから……」
どういう説なの!?
もしかして古今東西、饅頭には浄化する力が備わってる的なアレなの?
最近ラムダの説明は時々ズレた方向にいってる気がする……
ベルンには気の毒だが元に戻る薬ができるまでこの状態のままという事になった。
現在、僕は部屋にいるのだが何故かベルンもいる。
これには理由があって僕がラムダに任せようと思い部屋から出ようとしたら
ベルンが離れちゃ嫌という感じで引っ付いてきたのだ……
『かなり懐いてるみたいだし穹が面倒みてあげなさいよ。薬は私と羅奈で作っておくから』
ラムダに言われ今に至るという訳……
当の彼女はというと……
「みー♡」
尻尾を振りながら僕にくっついたまま。
完全に猫化状態だよコレ……
いや、元々ベルンは猫なんだけど……
しかもさっきから『みー』しか言わない。
まさかと思うが言語力まで落ちたとかは勘弁してもらいたい。
そんな時だった……
「みぃ……穹は
今のは聞き間違いだろうか?
というか、そう思いたい……
一人称が『私』と言ってるベルンが『ボク』なんて聞き間違いだよきっと……
念のため確認をしようかな……
「急にどうしたのベルン?」
「みぃー……ボクはそんな名前じゃないのです。穹はイジワルなのです……」
確信した、というより
今の彼女は『奇跡の魔女ベルンカステル』ではなく僕が知ってる女の子『古手梨花』の人格になってしまった……予想はしたくなかったけど、よりにもよって梨花ちゃんの人格になるなんて……
「ご、ごめんね?。ベル……じゃなかった、梨花ちゃんはどうしてそう思ったの?」
「みぃ…最近、穹が他の女の子と喋っていたのでボクは嫌われてるのかと思ったからなのです……」
他の女の子?
羅奈は彼女も知ってるから例外として……
もしかしてラムダとかベアトとかワルギリアとかの事かな?
更に挙げるならクイナも含まれているのかもしれない。
…で、それを見た彼女は自分が僕に嫌われてると思い込んでしまったらしい。
「……僕が嫌うわけないでしょ。大切な人なんだから」
それを聞いた彼女は嬉しそうに僕の腕を組んできた。
しかも僕だけが知ってるあの表情をしながら……
「今日は1日中、穹にくっついてやるのです。にぱ~☆」
「…僕に拒否権なんてないんでしょ?」
「みー♪、ボクに寂しい思いをさせた罰ゲームなのです。」
たまには彼女の好きにさせてあげてもいいだろう。
普段はクールで弱音を言わない彼女。
甘えるのはちょっとだけ不器用で……
そんな彼女が少しでも安心できるなら……
(ところで元に戻った時って、記憶は覚えたままなのかな……?)
もしもベルンが元に戻った時の事を考えてた僕だった。
読んでいただきありがとうございます。
やっちゃったZE☆
でも後悔はしてません!
次回もよろしくお願いします。