今回は穹と羅奈が喧嘩をおっぱじめます。
楽しんでいただけると嬉しいです。
視点は涼香になります。
それではどうぞ。
「穹!! 今からギッタンギッタンにしてあげるから!!!」
「その言葉、羅奈にそのまま返してあげるよ!!」
あ…どうも。水無月涼香です。
前回の話をご覧になった皆様方ならお分かりかもしれませんが
今から先輩と羅奈先輩が決闘をするんです……
「「で? 場所はどこでやるの!!」」
声を揃えながら私に訊く先輩達。
私の隣にいたベルンさんとラムダさんも先輩達の迫力にビビッてます……
(あの場所だったら大丈夫かな……)
とりあえず思い切り戦える場所を決めた私は指を鳴らす。
そして一瞬の内に屋敷内から絶海に背景が変わる。
「「ここは……?」」
「先輩と羅奈先輩が思い切り戦える場所を私が選びました。ここは私が創り出した
ベルンさんとラムダさんが疑問の声を上げていたので簡単に説明する。
ちなみに先輩と羅奈先輩は魔法を使って海の上に浮いてます。
とりあえず先に進めましょうか……
「今回はお互い"変化魔法"のみです。それ以外の魔法は禁止にします。先輩と羅奈先輩が持ってる固有魔法も然りです。ただし移動系や身体強化系は例外でアリになります……それから勝敗の決め方ですが私が戦闘不能と見なしたらその時点で止めますのでご理解してくださいね?」
ある程度のルールや魔法の制限を付けないとシャレになりませんから……
「質問いいかしら?」
「あ、なんでしょうか? 羅奈先輩」
「変化魔法の制限はあるの?」
あわわわわ!!!
私とした事が忘れてました……
「はい。今回は変化魔法にも制限をつけようと思います」
「具体的には?」
「1つの
私は腰に付けてあるポーチから2枚のカードを取り出す。
本当は他にも何枚かあるんですがメンドクサイからこの2枚だけにしましょう。
「ラムダさん、この2枚から1枚選んでもらえますか?」
「じゃあこれにするわ。何コレ? 戦艦の絵が描いてあるけど?」
ラムダさんが選んだのは戦艦の絵が描かれてるカード。
そしてそのカードを先輩と羅奈先輩に見せる。
「先輩、羅奈先輩、この
「…ん」
「了解したわ」
それにしてもまさか比較的安全なカードを選んでくれるラムダさんに感謝ですね……
これがいわゆる運命力ってやつなんでしょうか?
「では……試合開始です!」
私が宣言すると先輩達の姿がその場から消えた。
消えたと言うよりは踏み込みで移動したが正しいですね……
現に今も常識外れの格闘戦をしてますし……
「…あら。腕は鈍っていなのね…穹?」
「…そう言う羅奈こそ。加減でもしてるつもり?」
「ふーん……言ってくれるじゃない」
お互い含み笑いをする先輩達。
そして距離を取り始め足元に魔法陣が展開される。
先輩は藍色、羅奈先輩は朱色の魔法陣……
「…考える事は一緒みたいだね羅奈? 1st Change!!」
「そうね、お互い考える事は一緒ね? 1st Change!!」
『Character Change!!』
『Character Change!!』
2人が変化魔法の最初のコマンドを唱えると同時に
何処からか音声が聴こえてくる。
私やクイナさんが変化魔法使う時も聴こえてくるんですよね。
そこはまぁ…ロマンと言う言葉で片付けてますが……
「…先ずは小手調べ」
『Change!! Kancolle!! Akatuki!!』
先輩が光に包まれる。
そして光が消え姿を現したのは……
「暁よ、一人前のレディーとして扱いなさいよね……って流石に声は僕のままか。当たり前だけど……」
先輩の変化魔法の最初の姿、暁ちゃんになっていました。
「やっぱそうなるのね……私も穹の事あんまり言えないけど」
『Change!! Kancolle!! Kisaragi!!』
羅奈先輩の場合もだいたい予想はつきますが……
というか音声が答えを言ってましたよ?
「如月と申します、お傍に置いてくださいね…ってやっぱ如月ちゃんはエロい身体つきだわ……」
羅奈先輩は変化魔法の最初の状態、如月さんになりながら溜息を吐いていた。
そういえば羅奈先輩と如月さんって雰囲気が似てるんですよね……
主に性格とか……
そんな事を考えてると先輩と羅奈先輩が主砲をぶっぱなし始めました。
「ねぇ涼香、変化魔法ってもしかして……」
「ベルンさんの考えで合ってますよ。つまりはそういう事です」
変化魔法……
それは別世界の登場人物に変わる魔法。
私や先輩と羅奈先輩、そしてクイナさんが行った事のある
ゲーム、アニメ、漫画の
先輩と羅奈先輩は『艦隊これくしょん』…略して『艦これ』の登場人物の姿になっている。厳密には"艦娘"なんですが……
「…だったら」
『Form Change!! Kancolle!! Shokaku!!』
媒体となってるカードが光の粒子になり、
暁ちゃんの姿になっていた先輩が今度は翔鶴さんの姿に変化した。
弓を構え航空攻撃を羅奈先輩に仕掛けた。
「航空攻撃とか面倒な事してくれるわね!」
『Form Change!! Kancolle!! Suzuya!!』
悪態をつきながらも羅奈先輩の姿が如月さんから鈴谷さんの姿に変化する。
航空攻撃をされたからには相殺するしかないと判断したからだと思います。
実際アレってどうやって回避するんでしょう?
運とか、気合いですかね?
「穹と羅奈の姿が色々と変わったりしてるけど、もしかして艦隊編成みたいに6人に変わるとか?」
「変わりますよ? 先輩と羅奈先輩が所有してる艦娘6人になれます。今回は多分3人までしか見れないかと思いますけど……」
ラムダさんの疑問に答える私。
先輩と羅奈先輩が艦娘6人に変化した時は本気になった時。
今回のは単なる喧嘩なのでそこまで変化する必要はないとお互いに理解はしている筈だと思います……
…ま、私も艦娘6人変化は滅多にしませんけどね?
「ぜぇ…ぜぇ…中破状態にもならないとか……穹ふざけてんの?」
「そん…なの…お互い様……でしょ?」
いつの間にか先輩達、疲労してますね……
多分ずっと速度を全開のままで戦ってましたね。
それでも喋れるのはまだ余裕あるんだなと私は思います。
「…次の攻撃で終わらせる」
『Form Change!! Kancolle!! Hibiki!!』
翔鶴さんの姿になってた先輩は響ちゃんの姿に変わる。
奇跡を起こす響ちゃんと私とクイナさんの間では呼んでいます。
「上等じゃない。そっちが響ちゃんの姿だったら……」
『Form Change!! Kancolle!! Kongou!!』
その姿を見た羅奈先輩は、
鈴谷さんから金剛さんの姿に変わった。
これは恐らく先輩の響ちゃんの姿に対抗できるのは金剛さんの姿になるしかないと羅奈先輩は確信したんだと思います。
それより少し離れないと危ない気がします……
「ベルンさん、ラムダさん。少し離れましょう、先輩達のあの姿の攻撃余波が飛んでくる可能性もあるので」
2人にそう言った瞬間……
『Last Attack!!』
『Last Attack!!』
先輩達の最大攻撃が放たれる音声が聴こえた。
"Last Attack"は……つまり簡単に言うと最終奥義なんです。
これを使うと代償として同じ登場人物…この場合、響ちゃんと金剛さんの姿に一時的になれませんが威力は絶大です。
先輩の響ちゃんの奥義は超連射、対する羅奈先輩の金剛さんの奥義は大火力の主砲攻撃という…どちらもバカにできない代物です。
「「墜ちろー!!!」」
相変わらずなんていう最終戦争なんでしょうか……
聴こえてくるのは凄まじい爆撃音。
ベルンさんとラムダさんも表情が引き攣ってました。
そして煙が晴れると……
「「ぅ……」」
海面に仰向けになりながら倒れている先輩と羅奈先輩がいました。
この様子だと引き分けですね……
(変化魔法の制限をして良かったです……)
今回はあくまで『艦これ』の
本当はだいたいで7つの
それと余談なんですがベルンさんとラムダさんが先輩と羅奈先輩に喧嘩する原因は何だったのかと訊くと……
「「なんでだっけ?」」
…と声を揃えて言いました。
これを聞いた私はどっと疲れました……
いやまぁ……何事もなければ私としては嬉しいですけど、
それでも疲れました……
(お兄ちゃんに甘えに行ってこよっと♪)
とりあえず私は自分の
お兄ちゃんに甘える事にした。
あ! 穂乃果お姉ちゃんと海未お姉ちゃん、ことりお姉ちゃんに最近の様子とお兄ちゃんが無茶をしてないか聞いておかなきゃ!!
読んでいただきありがとうございます。
戦闘描写を表現するのって難しいですねぇ……
それから個人的なお知らせですが近い内に『艦これ』の小説を
執筆しようと思ってます。
穹達が『艦これ』の世界に来訪した時の小説になります。
こんな調子ではありますが頑張りますので
これからもよろしくお願いします。