今回は海水浴です。
少し短いかもしれません。
それではどうぞ。
「「みんな、出かけるわよ!!」」
「「は?」」
突然ラムダと羅奈がそんな事を言い出した。
つい僕と戦人はアホみたいな声を出してしまった……
「なんだよ……どこにだよ」
「来れば分かるわ!」
ラムダ随分とノリノリだね……
で、とりあえず着いた場所は海辺だった。
「さ、泳ぐわよー!」
「わーい!」
「なぁ、かなり時期外れな気がするのは俺だけか?」
「気が合うね。僕もそう思った」
こんな寒い日に泳ぐとか、
ラムダと羅奈は頭がおかしいとしか思えない。
「あらぁ、時期外れの方が人が少なくていいじゃない」
「そうそう♪」
「人が少ないって…ここ六軒島だろうが!」
そうです。
実は海辺と言ってもここは六軒島。
右代宮家が所有してる孤島なので人が少ないのは当たり前だ。
「第一まだ寒いだろ!、俺とか危ないだろ!?」
「僕は平気だけど、流石に気温とかはなんとかならないラムダ?」
「そんな問題くらい、このラムダ様がバシッと解決!そぅれっ」
そう言いながら指を一振りするラムダ。
するとどうだろうか。さっきまで寒かった気温が一気に
暖かくなった。
「うぉ、ぬるっ……てか熱っ!」
「水温まで変えるなんて……流石ラムダ」
「ラムちゃんすっごーい♪」
「褒めていいのよ!、褒めて!!」
ここで僕と戦人はある事に気づいた。
水温が上がってしまったせいで、お魚さん達が犠牲に……
「娯楽には多少の犠牲はつきものなのよ!」
「たかだか泳ぐくらいで犠牲を出すな!!」
「…羅奈、この魚あとで食べよ?」
「そうね、美味しく頂きましょ」
犠牲になった魚はロノウェに頼んで調理してもらう事になりました。
「あら穹と戦人はまだ着替えてないの?」
声をかけてきたのはベルンだった。
彼女が着ていたのは黒スクール水着。
というか凄く可愛い。めちゃくちゃ似合ってるよ。
「…あ、ありがと…///」
おかしいな。僕、声に出した覚えがないんだけど……?
あ、ベルンが照れてる……
「俺、水着なんて持ってきてねぇしなぁ……」
「あんた、これだけ見せられて魔法はないとか言うんじゃないでしょうね!」
「でも戦人の水着どうするのさ?」
「ふっふーん♪、そこはこの私に任せてね♪」
「羅奈がねぇ……」
ドヤ顔で戦人の水着を用意すると言う羅奈。
でもなんか裏がある気がする……
「着替えなんて指先ひとつでホイッと♪」
「おい!!、なんで女物なんだよ!?」
「あっ、ゴメーン☆」
しかも紐ビキニって……やば笑い過ぎてお腹痛い……
「でも羅奈がやるのも分かるわー、1回やっとこか!みたいな感じでしょ?」
「あ、ラムちゃんも分かる?」
「ねーよ!!、そんなの!!」
「じゃあ心の優しいラムダデルタちゃん様が戦人のリクエストを受けようじゃないの!」
ラムダがリクエスト……だと?
僕だったら気持ちだけ貰っておくよ。
「お!じゃあ男らしいカッコいいのを頼むぜ!、お色気ムンムンのやつ」
「ん~……お色気むんむん?、いまいち想像つかないわね~」
それ以前にそんな水着なんてあったかな?
「私に心当たりがあるわよ」
「ベルン?、参考までに聞くとどんなの?」
僕がそう聞くとベルンは指を一振りする。
すると戦人の水着……っていうよりは何処かの民族衣装に変化した。
腰回りが草で中央付近は動物の角みたいな筒で隠してあった。
「…もはや水着でも何でもないよね。いやお色気という意味では合ってるけど」
で、結局ラムダが普通の水着を戦人に用意してくれました。
ついでに僕も着替えました。
「穹って腕細いわよねー」
「…羅奈だって細いじゃん」
そう言うと左腕に羅奈が引っ付いてきた。
あの……色々と当たってるんだけど……
「…あのさ当たってるんだけど?」
「ふふ♪、当ててるのよ♡」
「ちょっとあんた、穹から離れなさいよ」
すると今度はベルンが右腕に引っ付いてきた。
こっちも色々と当たってる……
「なによ。私と穹の邪魔しないでよ」
「黙りなさい風船女。穹は私と遊ぶのよ」
「誰が風船よ……この、まな板魔女!!」
「…っ!!、あんた私に殺されたいのかしら?」
「なによ。私と殺る気?」
あぁ…どうしよう……羅奈とベルンの胸が当たってるんだけど……
しかもこの2人はワザとやってるのかな?
そんな僕の考えてる事をよそに未だに火花が散っている2人。
ラムダに目線を送ると流石に溜息を吐いていた。
そして……
「あ~もうホラ!、羅奈もベルンも喧嘩しないの。ビーチバレーで決着つけたら?」
ラムダさん?
何故あなたはビーチバレーを提案したの?
この2人が乗る訳……
「へぇ~……いいじゃない、ラムちゃんの案に乗るわ。この女を後悔させてやるわ」
「奇跡の魔女に向かってよく大口が叩けるわね……腸を引き摺り出してあげる」
ダメだ。完全に殺る気満々だよ2人共……
「「クスクスクスクスクスクス……」」
六軒島の海辺で2人の少女の不気味な笑いだけが支配していた……
読んでいただきありがとうございます。
次回に続きます。