こんな所に転生させずともいいじゃないか   作:影の泉

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天空闘技場

 

「ククク♡」

 

 私の前に怪しく笑うヒソカがいた。

 

「ヒー兄何か良い事でもあったの?」

 

 私はヒソカに引きつつ質問をしてみた。

 

「ゴンとキルアが天空闘技場に来る♡」

 

「本当!」

 

 やっとだ。やっとゴンとキルアがやって来る!

 

「マドカ、ゴン達が200階クラスに来るまで会う事を禁止する♠」

 

「えっ、何で!?」

 

 やっと再会できるかと思ったらヒソカに止められた。

 

「君、念を教えそうだからねえ♢」

 

「えー! 教えないよ、ネテロさんと約束したもん!」

 

 ヒソカの言葉に反論したが、ヒソカの考えは変わりそうにない。

 

「ヒントも教えないって言えるかい?」

 

「うっ、それは……」

 

「だから駄・目♡僕もヤりたいのを我慢しているんだ、マドカも我慢しなよ♢」

 

「はーい……」

 

 確かにヒント位ならって教えそう……。

 私の反応を見てヒソカはまた笑いだす。

 

 

 下の階を注目しているとゴンとキルアが来たのが分かった。

 ヒソカに止められている事もあり、私は見学に終始した。

 そしてやっとゴンとキルアが200階クラスに上がって来た。

 喜び勇んで200階の受付前まで向かうと、先にヒソカが待っていた。

 

「マドカ、君も来たのかい♡僕が先に話すからマドカはその後だよ♢ゴン達に200階クラスはまだ早い♠」

 

「追い返すって事?」

 

「そうなるね♢今ここには心源流の師範代が来ている、彼に任せれば良いだろう♠マドカは絶して待機だね♡」

 

「……分かった。ゴンとキルアに洗礼を受けさせる訳にはいかないもんね」

 

 こうしてヒソカはやって来たゴンとキルアを追い返した。

 

 

 日付の変わるギリギリにゴンとキルアは念を覚えて200階クラスの受付に戻って来た。

 まだ纏のみ覚えたばかりだろう二人にヒソカはオーラを飛ばす。

 纏でガードした二人はヒソカのオーラを突破した。

 

「200階クラスにようこそ♡」

 

「そっちから現れるとは思ってなかった」

 

「纏を覚えた位で意気がるなよ♠一勝したら戦ってあげよう♢」

 

 ヒソカとゴンが会話している。

 うん、そろそろ良いよね。

 

「ゴン、キルア久しぶり」

 

「「マドカ!?」」

 

 驚いている二人に手を振って見せる。

 

「ここに居るって事はお前も念使えるのか?」

 

「うん。使えるよ」

 

「なるほどな」

 

「それより登録しなくて大丈夫?」

 

「「あ!」」

 

 二人は忘れていたのか急いで登録をしに向かった。

 

 ゴンとキルアを見送ると、二人の後を三人の人間が追って行った。

 確か新人ハンターと言われる200階クラスに上がったばかりの人を狙う三人組だったか。

 名前はギド、サダソ、リールベルトだったけ? 前に三人共倒したけど、たいして強くない。

 けど、今のゴンとキルアより強い。

 止めた方が良いかな。

 

「駄目だよマドカ♠あの程度の相手で死ぬ様じゃつまらない♢」

 

 そう言いながらヒソカはガシリと私を捕獲して、担ぎあげる。

 しょうがない明日改めて会おう。

 

 翌日ゴン対ギド戦が発表された。

 ゴン早速対戦するのか……。

 ゴン対ギド戦はギドの優位に進んでいた。

 多数の独楽に念を込めて攻撃するギドに纏だけのゴンに勝ち目はない。

 戦闘が進んでいくとゴンが絶をした。

 その後ゴンは気配を読み独楽を避けて行く。

 命がけの修行か、ゴン楽しそうだな~。ついでにヒソカも楽しそうだ……。

 しかし、独楽の動きを読み間違えたゴンに独楽が殺到して行った。

 

 ゴンの試合が終わった後、ゴンの部屋を探しゴンに会いに行った。

 その時男の人とキルアが歩いていった。

 うーん、少し待った方が良いかな。

 

 キルアがゴンの部屋に戻って来てから私はゴンの部屋をノックした。

 

「はいよー」

 

 キルアの声が聞こえ、キルアが扉を開けてくれた。

 

「マドカ!?」

 

「キルア昨日ぶり、ゴンの調子は?」

 

 突然来た私に驚くキルアとゴン。

 

「ゴンの怪我の状態は?」

 

「全治四カ月だとさ」

 

 私の問いに答えてくれたのはキルアだった。

 

「私なら治せるけど如何する?」

 

「それは念だったりする?」

 

「そうだけど」

 

「じゃあ駄目、二ヶ月間念について調べる事を禁止されているから」

 

 私ならゴンの怪我を一瞬で治せるので聞いてみたがゴンに拒否された。

 その後ゴンとキルアと話をして分かれた。

 

 

 一ヶ月後ゴンの怪我は完治していた。

 ゴン、君の体はどうなっているの?

 

 ヒソカ対カストロ戦があったりしたが、ヒソカがカストロを殺し試合は終わった。

 カストロは強化系、けど使っていた念は具現化系で念獣を作る技を使っていた。

 強化系である虎咬拳を極めていれば勝機もあったのに。

 試合中ヒソカが怪我をしていたので、ヒソカの部屋に行ったらマチさんが来ていた。

 マチさんの念糸縫合でヒソカは腕をくっ付けて貰っていた。

 癒しの口づけ(ヒーリングキス)では失った部位は戻らないからね。

 

「マチさん来ていたんだ」

 

「マドカ久しぶり。ハンター試験合格したんだって、おめでとう」

 

「ありがとうマチさん」

 

「ヒソカ後はマドカに治してもらいな、じゃあね。あ、八月三十日正午までに団員全員集合、マドカもね」

 

マチさんはメッセンジャーだったようだ。

 

「マチ食事でもどうだい?」

 

「……」

 

 ヒソカの食事の誘いにマチは無言で部屋を出て行った。

 

「やーい、ふられた」

 

「マドカ今日は外で食事にしよう♡」

 

「はーい……」

 

「伸ばさない♢」

 

 藪蛇でした、私のおバカさん。

 こうして夕食を外で取る事になった。

 

 

 

 

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