ゴンとキルアと分かれてから
「あれ? クロロとシャル、フィンクスだけ?」
「マドカ久しぶり、元気そうだね」
私はアジトに着き見回すと未だ三人しか人影がなかった。
シャルが話しかけて来たので会話をしている。
私が呼び捨てにするのはクモの男性陣だけ、さん付けは気持ち悪いんだって。
その後パクさん、ボノレノフ、コルトピが到着し、少し遅れてウボォーとシズクさんが到着した。
シャルの話でフェイタン組が夜に到着するのが分かった。
夜になりフェイタン、マチさん、ノブナガ、フランクリンがやって来た。
「マドカ、ヒソカとは一緒じゃなかったのか?」
「ごめん、別行動だったから知らない」
本を読んでいるクロロは兎も角、他のメンバーは一向にやってこないヒソカにお怒りだ。
私にシャルが訪ねて来るが、私も知らない。
「ヒソカの野郎、こうなったら八つ裂きにしてやる」
「物騒な話をしているね、怖い怖い♢」
ヒソカに対して怒りをあらわにするウボォー。
明け方になりやっとヒソカがやって来た。
クロロ相手に殺気を込めるの止めてくれないかな。
ヒソカがやって来てクロロが話を開始しだした。
「オークションのお宝全部だ」
クロロの言葉にウボォーが興奮して叫び出す。
「マドカ、お前はアジトの見張りに着け」
「え!? それって私の呼ばれた意味は!?」
「後で役に立ってもらう、マフィア相手にお前を曝す訳にはいかない」
クロロの言葉に驚く私だが、確かに私が目立っても仕方ないか。
クロロ曰くクモに何かあった時の保険だし。
原作のクラピカの様にクモ専門の念能力者に対する備えだもんね。
うーん。クラピカとも友達の様なものだろうけど、クモのメンバーについては喋れないな。何だかんだで良くして貰っているんだよね。
でもヒソカが喋っちゃうんだっけ? 原作知識も結構あやふやになって来たな。
だからと言って私がヒソカを止められる訳でもないしな。
ここは静観かな。
あー、そうするとクモの何人かが殺されちゃうんだっけ? うーん如何しよう。
クラピカに私がクモと関わりがあるって知れたらこっちに来るだろうしな。そうなったらゴンもクラピカの味方するのかな……。
どーしよう。
私が如何するか悩んでいると、クロロ達の話が終わったのか解散して行く。
私はアジト待機だからこのままで良いか。
アジトに残ったのはクロロ、パクさん、フィンクス、コルトピ、ボノレノフ、ヒソカ、私の七人。
夜の九時を過ぎ作戦を開始していたウボォーから電話がかかって来た。
何でもマフィアの宝がなかったようだ。
その為裏切り者がいるのではないかと言っていたそうだ。
それにクロロは、裏切り者はいないと言った。マフィアにクモを売って得する奴はいないと。
十老頭の配下の陰獣とやりあえと伝えた。
陰獣の一人フクロウを連れ帰ったシャル達は、その際ウボォーが攫われた事を伝えた。
毒と蛭を身体に入れられているウボォーを助けるためフィンクス、シャル、シズクさん、ノブナガ、マチさんが向かった。
五人が迎えに行きウボォーを助けたが、ウボォーを捕まえた〝鎖野郎〟と決着を付けるため一人で向かったそうだ。
鎖野郎ってクラピカだよね……。本当如何しよう。
一向に帰ってこないウボォーにクロロは作戦を変え朝まで待って帰って来なければ鎖野郎を探すと言った。
朝になりウボォーは帰ってこなかった。
私がクラピカの事を言えば変わっていただろう。
本当に私ってどうしようもない。判断が着かない。
「シャル、マドカ出かけるぞ」
クロロに着いて行きハンターサイトでノストラードファミリーを探り出した。
その間クモのメンバーを二組づつに分けて街に繰り出すように指示した。
その後シャルと分かれクロロと服屋に来ていた。
クロロは黒のタキシード、私は黒いワンピースを盗んだ。
「服を取って如何するの?」
「少し気になる念使いがいてな、それを取りに行く」
「ふーん」
クロロのターゲットはノストラードファミリーの娘ネオンさんだそうだ。
マフィアの管轄しているビル、セメタリービルの近くでネオンさんと会い、ネオンさんを連れセメタリービルを訪れた。
上手い事ネオンさんを丸めこみ占いをしてもらうクロロ。
クロロは途中涙を流し出し、占いの正確度を褒める。
ネオンさんをオークション会場に誘い、念を奪った。
念を奪ったクロロはクモに電話をした。
セメタリービルで暴れろ、と。
「派手に暴れろ」
そう言えば私はマフィアに曝したくなかったんじゃなかったのかな?
おもいっきり来てるけど。
騒ぎの起こり出したセメタリービルでクロロは楽団の指揮者の様に指を振っていた。
セメタリービルの屋上から大きな円が降りて来ていた。
このオーラはゼノさんだな。
「クロロ、この念はゾルディック家のものだよ」
「そうか。少し下に行こう、マドカぶつかったら時間稼ぎをしろ」
クロロと下の階に向かって行った。
戦う場を整える為に。
「ゼノさんシルバさんカルト久しぶりです」
私達の前に現れたのはゼノさんシルバさんカルトだった。
「カルト、マドカの相手をせい。時間稼ぎをすればワシ達が後で相手をする」
うん。当然私もターゲットだよね……。
「うん、分かった」
〝蛇咬の舞〟
うわっ、カルトから紙吹雪が飛び出して来た。
バックステップでかわすが追いかけて来る。
囲まれない様に周りを把握しつつ避けて行く。
ここは〝
氷の刀を作り出しカルトの作り出した紙を切り裂く。と、同時に切った紙を凍らせて行く。
ノブナガ仕込みの刀捌きだ。
囲まれそうになる度に紙の包囲から抜け出して行く。
ドゴーン
その轟音にカルトの念が消える。
シルバさんに電話がかかって来てイルミさんが十老頭の暗殺が終わった事を告げた。
その後ゼノさんシルバさんカルトは帰って行った。
クロロはというと床に倒れている。
「疲れたー」
「大丈夫?」
「団長! 派手にやったな」
「あ、シャル」
崩れた壁からシャル達が顔を出した。
オークションの宝をコルトピ達とコピーしつつオークションを進行して行く。
アジトに帰った私達は、クロロが取った念で占いをする事になった。
最初に書かれたのはノブナガだった。
疑うノブナガにクロロは自分の予言を見せる。
大切な暦が一部欠けて
遺された月達は盛大に葬うだろう
喪服の楽団が奏でる旋律で
霜月は高く穏やかに運ばれていく
菊が葉もろとも涸れ落ちて
血塗られた緋の目の地に臥す傍らで
それでも貴方の優位は揺るがない
残る手足が半分になろうとも
幕開劇に興じよう
新たな仲間を探すのもいいだろう
向かうなら東がいい
きっと待ち人に会えるだろう
その後シズクさんを占う。
その結果分かったのはシズクさん、パクさん、シャルが死ぬそうだ。
更に皆を占って行く。
私の占いは……。
貴女の家の暦が一部欠けて
遺された月達は盛大に葬うだろう
卯月の行動に注意するといい
本の知識を使って知る事ができるから
貴女は楽団から離れるといい
貴女は狙われていないのだから
貴女は結局楽団を家に招き入れる
貴女が紡ぐのは十三本の糸だから
犬と猫に会いに行こう
新たな世界を見られるから
巣の事は話さない事がいいだろう
溝ができるから
このまま一緒に居るとクラピカにバレるって事か。
犬と猫ってゴンとキルアかな……。
パクさんがヒソカの予言が何だったか訊ね、ヒソカがクモの情報を売っている事が分かった。
しかしクロロがヒソカは念により脅されていると結論付けた。
「マドカはどうだ?」
「なるほどな、ヒソカを見張れるのはマドカだけか、だがヒソカを見張っていると鎖野郎にマドカの事がバレる可能性もある。……マドカ、これからは独りで行動しろ」
クロロは私の予言を見ると独りで行動するように言った。
「ペンダントは持っているな」
「うん」
鎖野郎の能力の討論会になった所で私はクモのアジトを出た。
クモかクラピカか選べないでいるオリ主。
ラストへの伏線にしているつもりです。