この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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よく考えれば、ボーボボたちとカズマたちが出会ってまだ1日も経ってないんだよなぁ


奥義14 1日目の終わり

前回までのあらすじ!

 

BIO(ビィオ)のスタンドの謎を暴いたところ院は、最期のところてん・スプラッシュを放った

 

「なにこのデタラメなあらすじ!!!?」

(これが…せい…いっぱい…です、首領(ドン)スター…さん。受け取って…ください…。伝わって…………ください……)

「毛ryyyyyyyyyyyyy!!!」

「ぐぼぉ!!!」

 

追い討ちの蹴りが炸裂した

 

 

 

「納得いかねえ。なんでただのキャベツがこんなにうめえんだよ。ほんと納得いかねえ…うめえなチクショウ」

「まだ言ってる」

 

美味しそうにキャベツで挟んだ肉を食べながらも愚痴を漏らすカズマを見て、ビュティは素直じゃないなあと笑いながら言った

 

「しかし、マルハーゲ帝国に毛狩り隊ねぇ…俺が住んでた地球とは全然違うな。首領パッチや天の助みたいな変な生き物も住んでるんだろ?まるで漫画みたいな話だな」

(ギャグ漫画なんだよなぁ……しかもジャンプの)

 

ロールキャベツを食べながら、ヘッポコ丸はそう思った

 

カズマ、ビュティ、ヘッポコ丸の3人の視線の先には、理不尽の権化ともいえるこの小説の主人公の1人、我らがボボボーボ・ボーボボが首領パッチと天の助とアクアと一緒に宴会芸を披露していた

 

『《花鳥風月》!!』

『ボーボボ!アクアのヤツかなりやりやがるぜ!!』

『ならばオレの魂の芸を見ろーー!!!』ガシャ!

『ヤッくーーーーん!!!!』

 

理由なきヤッくんの破壊に首領パッチが泣いた

 

そして、大量のキャベツ料理を手にめぐみんが、その後ろについてくる形でダクネスがカズマたちの席にやってきた

 

「失礼させてもらう」

「あ、どうぞ」

「カズマ、ビュティとヘッポコ丸の2人と何を…モグモグ…話していたのですか?まさか我が爆裂魔法の布教の邪魔を…モグモグ…していたわけではありませんよね?」ムシャムシャ

 

キャベツ料理を頬張りながら言うロリっ娘に、カズマは鬱陶しそうに答える

 

「食いながら話をすんな。ただボーボボたちの住んでいたところと、俺が住んでいたところが同じかな〜って話をしていただけだ」

「ああ。結局違ってたみたいだけどな」

 

そんな他愛もない話をしていると、宴会を楽しんだボーボボたちが帰ってきた。ボーボボはキングギドラ、アクアはゴモラ、天の助はバルタン星人のフルフェイスをつけて、首領パッチはバラバラのヤッくん(首領パッチの人形。恋人)を手に涙を流していた

 

((一体何があった?))

 

隣同士のカズマとヘッポコ丸は、そう突っ込まずにいられなかった

 

「みんな、そろそろ帰る時間だ」

「帰るってどこへ?」

 

ビュティは疑問符を浮かべる

 

「ついてきな」

 

ボーボボはそれだけ言うとギルドから出る。ボーボボ組、カズマパーティのメンバー全員がボーボボについていった

 

最終的にボーボボが止まった場所は、アクセルの街を囲う壁の外側だった

 

「ここだ」

 

ここだとは言うものの、壁一面で建物らしきものなどない。まさかモンスターが出てくる可能性のある、ここで野宿だと言うつもりなのか?それなら馬小屋の方がずっとマシなんだがとカズマは思った

 

「おい、まさかここで野宿だとか言うつもりじゃないよな?」

「いや」

 

カズマの言葉をボーボボが否定すると、近くの首領パッチを引っ張り寄せる

 

「ほれ、首領パッチ」

「おう」

 

そして、どっかの配管工がよく食べるスーパーなキノコを首領パッチが食べて

 

ティンティンティン!

 

ボーボボたちが見上げるほど巨大化した

 

「「「巨大化したーーーー!!!!」」」

 

カズマ、ビュティ、ヘッポコ丸のトリプルツッコミが炸裂した。この3人、なかなか息が合ってきた。めぐみんとダクネスも唖然と見上げている。元ネタ(マリオ)が分かるアクアは笑っていた

 

「これで首領パッチを見てみろ」

「…って双眼鏡?」

 

ボーボボに渡された双眼鏡を通して、カズマは巨大首領パッチの情報を見た

 

メゾトピアパッチ。最高のリビング空間、くつろぎをもたらす広さ 37ヘーベー、セキュリティ完備。最高の安らぎをあなたに…

 

「こいつモデルルームだったのかよ!?」

「ちなみに値段は4500万エリスだ」

「高えよ!!」

 

アクセル街一等地、今春建築予定…

 

(住みたかねーーーーー!!!)

 

カズマの偽らざる本音だった

 

だがそんなカズマの心中を察する者はいなく、ボーボボたちは次々と建築パッチに上がりこんでいく

 

「どうしたのよカズマ?早く入りなさいよ」

「いや………俺はいい……」

「何、もしかしてカズマさん馬小屋で過ごしたいわけ?貧乏性過ぎて馬小屋に愛着が湧いちゃったのかしら!ウケるんですけど!プークスクス!」

(あいつ絶対後で泣かす)

 

大人気ないことを考えてると、ボーボボが口元を尖らせる

 

「なんだよもー。この家じゃ不満?」

「ああ、家じゃなくて生物だからな」

「じゃあ、あっちの家は?」

 

そう言ってボーボボが指差した先には

 

「ようカズマ。この「ぬの家」に泊まるか?」

「「ぬの家」!!?」

 

「ぬ」という文字に埋め尽くされた簡単な家が隣に建っていた。かなり不気味である

 

「あんな家に入ったら呪われるだろが!!」

 

きっとそれはところてんの呪いであろう

 

「それじゃあ、あれは?」

 

ボーボボが再び教えた家は、アクセル街で何度も見かけた一般的な木造の家であった

 

「おお!やっとマトモな家だ!!」

 

馬小屋以上の生活が望めそうな家に歓喜してカズマは扉に手をかけ

 

「おお、4番当たったぞ!!」

「やったな!」

 

ソファに腰掛け、競馬を楽しむ二足歩行の馬2匹を確認した

 

「……ん?ボーイ、これからよろしく頼むぜ」

「馬刺し食うか?」

(馬が競馬見ながら馬刺し食ってるーーーー!!!!)

 

カズマは即座に扉を閉めると、衝動的に《ティンダー》の魔法を唱え、木造建築に火をつけた

 

「あぁ!オレが苦労して作った馬小屋がー!!!」

「もっと燃えるがいいや」

 

ボーボボの悲鳴なぞ、カズマは知ったことではない

 

「馬小屋で生活してる俺への当てつけか!?頼むから真面目にやってくれよマジで!!」

「チッ、分かったっての」

 

不服そうにボーボボは答えると、天の助を呼びかける

 

「天の助ーー!今から首領パッチをリフォームするぞー!!!」

「任せろー!」

「今から!!?」

 

カズマの疑問などそっちのけに、大工さんに着替えたボーボボと天の助の2人は首領パッチのリフォームを始めた

 

「よーし天の助、そこのコンニャクとってくれ」

「おう。突貫作業だからな、カズマのためにも早く終わらせるぞ」

「アホくさ」

 

とうとう呆れたカズマはボーボボたちを放って馬小屋に帰った

 

濃すぎる1日だったから嫌でも眠れるだろうと考える反面、これから毎日あの濃すぎる面子と合わせるのかという不安がカズマの睡眠を妨げるのだが、それはまた別の話である




これからもカズマの心労は続く!
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