この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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いよいよベルディア戦!…と言ってもまずは前座ですが


奥義22 3K(スリー・ケー)(毛・ナイト・けもの)

前回のあらすじ

 

「お前は強くなれる」

「ボーボボさん…」

 

ボーボボの優しさがミツルギの醜き心を救った

 

「いやいやいや、あつかましい!!!」

 

『うぬぼれるなカスがーーー!!!!』

『ぎゃああああああああああああああ!!!!』

 

「ホントはこんなんだったじゃん!!」

 

 

 

アナウンスに呼び出されたカズマたちを待っていたのは、凄まじい威圧感を放つ首なし騎士の幹部ベルディアと、それぞれ虎と狼の獣人みたいな見た目の男2人、そして背後で控えるアンデッドナイトとモンスターの軍集団だった

 

そのあまりの大部隊に冒険者一同が怯える中…ベルディアは肩を震わせ叫んだ

 

「なぜ城に来ないのだ、この人でなしどもがあああ!!!」

「ええ!?」

 

人外からの突然の人でなし発言にビュティは驚くが、冷静なカズマがベルディアに話しかける

 

「えっと…なんで行かなきゃいけないんだよ?もう爆裂魔法は城に撃ち込んでないぞ」

「爆裂魔法は撃ち込んでないだと!?何を抜かすか白々しい!そこの頭のおかしい紅魔の娘が、あれからも毎日欠かさず通っておるわ!」

「は?」

 

それを聞いたカズマはめぐみんを見る。めぐみんはフイと目をそらす

 

めぐみんのほっぺを引っ張ってカズマは怒った

 

「お前行ったのか?もう行くなって言ったのにまた行ったってのか!?」

「い、いひゃいでしゅカズマ!…私だってどうするかは迷いましたが、仕方がないのです。そ、その、爆裂魔法を撃つのに、大きくて硬いモノじゃないと満足できなくなってしまって……」

「モジモジしながら言うな!つーかお前爆裂魔法撃ったら動けなくなるから、手伝った共犯者がいるってことだろ!一体誰が」

 

カズマは仲間たちの方を向く。別方向を向いて口笛を吹き始めるアクアと風呂敷背負ってコソコソ去ろうとする天の助

 

…………

 

「お前らかああああああ!!!」

「「ぎゃあー!」」

 

カズマは逃すことなく天の助を掴んでアクアに叩きつけることで制裁、天の助を踏みつけながらさっきのめぐみんと同じようにアクアのほっぺを引っ張る

 

「だ、だっひぇ、あいつのせいでクエストなくてロクにお金稼げなかったのよ!だから私、あいつから出ていくようにって嫌がらせしただけなのに!」

「最低な女神だなオイ」

「オレはぬの布教を手伝ってくれるって言ったから手伝っただけだ!」

「お前そんな理由で幹部にケンカ売ったのか!!?」

 

カズマたちの言い争いにベルディアが割り込む

 

「この俺が真に頭にきてるのは何も爆裂魔法の件だけではない!貴様らをかばって呪いを代わりに受けたあの騎士の鑑のようなクルセイダーを見捨てるなど…!」

 

ベルディアがそこまで言った時、遅れてやってきたダクネスが冒険者たちをかき分けて現れた。騎士の鑑と言われて嬉しいのか顔を赤くして照れている

 

「や、やあ……」

 

挨拶するように片手をあげるダクネスを見て

 

「………あ、あれえーーーーーーーーっ!!!?」

 

「なんで!?」と言った感じの声をベルディアは叫んだ

 

「なになに、もしかして呪いをすぐ解かれたとも知らず1週間も城の中で待ってたのかしら?」

「あらやだ引きこもりってやつぅ?これだから最近の若い子は」

「ずーっと引きこもってたら体が大変なことになっちゃうのにねえ?…あ、すでに腐ってたわね、ゾンビだけに」

「うまいんですけど!!ちょーうけるんですけど!!プークスクス!」

 

ベルディアの勘違いをアクアと首領パッチと天の助がからかいながら笑う。聞いていたベルディアは体をプルプル震わせるが、少しして落ち着かせると底冷えするほど冷淡な声で言う

 

「…貴様ら、どうやら立場が分かっていないようだな。わざわざ俺がアンデッドナイトを大量に連れ、さらに念を入れてこの街にもっとも近い場所から来させた魔王軍の1部隊……分かるか?駆け出しの冒険者しか集まっておらぬお前たちでは万に1つの勝ち目もないと言うことだ!!」

「フン、勝ち目がないのはそっちの方よ!この間は見逃したけど、今回はそうはいかないわよ!」

 

そう言って浄化魔法を撃とうとするアクアを見てベルディアは嘲笑する

 

「バカめ、魔王軍幹部の俺がプリースト対策もなしに戦場に立つとでも思っているのか?残念だがここにいる俺とアンデッドナイト軍団には、魔王様の加護により神聖魔法に対して強い抵抗を」

「『ターン・アンデッド』!!!」

「ぎゃああああああああああー!!!!」

「「べ、ベルディア様ーー!!?」」

 

そして無防備に食らった『ターン・アンデッド』の痛みにベルディアは地面を転がりまわった。ベルディアの次とその次に強いであろう獣人2人が心配の声を上げる

 

それを見てアクアが怯む

 

「ね、ねえカズマ!変よ、効いてないわ!」

「いや、結構効いてたように見えたよなヘッポコ丸?」

「ぎゃーって言ってたしな」

 

ベルディアは立ち上がるがフラフラで、それを見かねた獣人2人がモンスターの軍団とともに前に立ち、虎、狼の獣人が順に名乗りをあげる

 

「ザコの人間ごときにベルディア様の手を煩わせるまでもないわ!貴様らは魔王軍Kブロック隊長ウルフンと!!」

「同じくKブロックの副隊長であるタイガンがモンスター軍団とともに相手してやる!!!」

「ウルフンとタイガン!!?普通逆でしょ!!!」

 

ビュティの指摘通り、ウルフンは虎でタイガンは狼と逆だった

 

「俺が気にしてることをよくも!死ねーー!!」

「きゃあああ!!!」

 

それにキレたタイガンが爪を伸ばしてビュティを引き裂くべく接近し

 

「オナラ真拳奥義「神無月」!!!」

「ぐわっ!!!」

 

それをヘッポコ丸のオナラの球が迎撃した。ビュティを後ろに下がらせてヘッポコ丸、首領パッチ、天の助、カズマ、ダクネスが前に立つ

 

「くそ、この程度の技で俺が倒せるとでもクサッ!!!」

「ぐおおー!!は、鼻が曲がる!!」

「お前の相手は俺がしてやるぜ」

「へっくん!みんな!」

 

並外れた嗅覚ゆえに悶絶する隊長格2人を挑発するヘッポコ丸。そこでビュティが気づく

 

「あれ、ボーボボは?」

「ボーボボなら愛車を取りに行くとか言って街に戻ったぞ」

「愛車なんてあったっけ?」

 

心当たりのないビュティは首をかしげる

 

「待たせたなみんな!!」

「あ!あの声はボーボボ!」

 

声が聞こえた方向へ顔を向けると、そこには愛車の白髪号に仁王立ちで乗って爆走してくるボーボボの姿

 

「なんだあれ!!!?」

 

珍妙な乗り物にビュティは困惑した

 

「ゆけモンスター軍団!!!!」

「「「グルァ!!!」」」

 

一撃熊、初心者殺しと凶悪なモンスターがボーボボたちに迫るが、鼻毛真拳ですべて迎撃された

 

「「「グルアアアアア!!!!」」」100点、200点、300点、500点、500点、500点、500点、500点

 

半数ほどのモンスターが崩れ落ちる

 

「おお!!あれは鼻毛真拳!!!」

「ボーボボが僕たちを助けに来てくれたんだ!!」

「ヤッター!!」

「ボーボボさん、ばんざーい!!!」

 

半数ほどの冒険者たちが喜びながらボーボボに近づき

 

「「「ぎゃあああああ!!!!」」」100点、200点、200点、300点、500点、500点、500点、500点、1000点、1UP(ワンアップ)

 

すべて迎撃された

 

「なんで冒険者の人まで!!?」

「うざい」

1UP(ワンアップ)しやがった!!」

(こいつがベルディア様が言ってた鼻毛の男か。確かにただものではないな…)

 

白髪号から降りてボーボボはウルフンとタイガンの前に立つ

 

「オレはボボボーボ・ボーボボ。毛の平和を守るため、キサマらを倒すぜ」

「ふん、面白い。Kブロック軍団の半分を一瞬で葬る貴様の実力…」

「俺たちが試してやる!!!」

 

モンスターの軍勢と一緒にボーボボたちに攻撃してくるウルフンたち。タイガンが先制攻撃を首領パッチに仕掛ける

 

「まずは貴様から殺してやるー!!!!」

「きゃ!こわいへっくん!!」

「わ!!何やってんだバカ!」

 

首領パッチがヘッポコ丸の陰に隠れたことで、ターゲットがヘッポコ丸に切り替わる

 

「タイガークロー!!!」

「くっ!!」

 

首元を狙って来た鋭い爪の一撃を紙一重で躱すヘッポコ丸

 

そして飛ぶ首輪

 

「バブーーーーー!!!!!」ボフッ!

「「「ぎゃあああああああああ!!!!」」」

 

近くにいるビュティと遠くの後衛職(めぐみんIN)を除いた全員が敵味方問わずオナラの餌食になった




ちなみになぜKブロックから出たのかといえば、ベルディアがナイト(knight)でボーボボが毛(ke)だからそれ繋がりです
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