この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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ランキング3位になったと思ったら一気にドロップアウト…やっぱ世知辛いね世の中

もしかしてボーボボってあんまウケないんだろうか?それとも文章力の問題?


奥義24 暗黒の騎士ベルディア

ボーボボたちは激戦の果て、アンデッドナイトをすべて討ち倒した

 

天の助の命とひきかえに…

 

「「ワオオオオーーーーーーン!!!」」

「いやいやオレ生きてるぞ!!」

 

「天の助死亡」のフリップを天の助が蹴り飛ばす中、ベルディアはめぐみんを背負うカズマを最初に狙う

 

「まずは貴様からだ!!」

「うわあああー!!」

 

ヒュンヒュン

 

「フン!」ガキン

 

カズマを守るべく鼻毛真拳で迎撃を試すが、難なく大剣で弾かれてしまう

 

「オレが相手だベルディア!!」

「貴様か!いいだろう、まとめて相手してやる!!!」

「と言うわけだからいってらっしゃい!!」ゲシ

「ええ、オレ!!?」

 

首領パッチをベルディア向かって蹴り飛ばすボーボボ

 

ズバッ!

 

「ぎゃああ!!!」

 

そしてバットでボールを打ち返すように首領パッチは返り討ちにされた

 

「どうした!これしきでは我が魔剣ヘルを満足させることなどできんぞ!!」

「あいつの武器、魔剣なのか!?」

 

特典の武器として選ばれるほどの性能を持つ魔剣をベルディアが持っていることにカズマが驚く

 

「魔剣ヘルは、かつて伝説の騎士オーランが死に際に戦争への怨念で、持っていた聖剣ティアを闇の力に染めた大剣で…」

「え!?なんでお前あの武器のこと詳しいの!!?」

 

そしてヘッポコ丸の思わぬ既知(キチ)っぷりにカズマたちはさらに驚く

 

「ヤロー!そっちが魔剣なら、こっちは伝説のドンパッチソードだ!!」

「タダのネギですけどそれ!!!!」

 

めぐみんが言っても首領パッチは聞かず、そのままドンパッチソードを手にベルディアに突貫!

 

バキッベキッドガッ

 

「負けちゃった…」

「当たり前です」

 

あざとタンコブだらけの姿で折れたドンパッチソードを手に戻ってきた

 

「バカどもが」

「くっ!こんな時、ドンパッチハンマーがあれば…」

「ネギならあるけど…」

「おお!!ドンパッチハンマー!!!あるじゃねーか!」

 

カズマからドンパッチハンマー(ネギ)を受け取ってベルディアに突貫!

 

「よっしゃー!!これさえありゃこっちのもんだぜ!!!」

((ドンパッチハンマー…))

 

ドガッズバッヒュッガキンッ

 

「わーい。勝ったー」

「「うそぉ!!!?」」

 

倒れたベルディアを踏みつける首領パッチを見て、カズマとめぐみんは目を剥いた

 

しかし、ベルディアはまだまだ健在だった。立ち上がって首領パッチに袈裟斬りする

 

「おのれ!!!」

「ぐばぁ!」ズバッ!

「首領パッチ!!!!」

 

倒れた首領パッチにカズマが駆け寄る

 

「大丈夫か!?今助けるぞ!」

「仲間を気遣うか!そのような絆を俺は好ましく思うが、戦場ではただの命取りよ!!!」

 

首領パッチを抱きかかえるカズマにベルディアは力強い膂力で魔剣ヘルを振り下ろし

 

「うわっ危な!!!」

「ぎゃあああ!!」ズバッ!

「ええーーっ!!?」

 

カズマはとっさに首領パッチでガードした。そのあんまりな行動にベルディアの頭部は声を荒げる

 

「た、助ける仲間を盾にするとか、最低にもほどがあるだろうが!貴様に罪悪感はないのか!?」

「こんくらいじゃ死なねえよこいつは!だったら盾にしたって減るもんじゃねえんだから問題ねえだろ!!」

「大ありに決まってるだろうが!!!」

「カズマ、普通に首領パッチの命は減りますし、ここまで躊躇いがないと私も引くのですが…」

 

カズマの味方はいなかった

 

「カズマ!お前は早くここから離れろ!!それまで私が相手をする!」

「ダクネス!!!」

「ほう、次はクルセイダーか。仲間のために殿を買って出るとは…その意気や良し!!!」

「早く行けカズマ!長く持つかは分からん!」

「わ、分かった!!」

 

剣を構えるダクネスを尻目に首領パッチを引きずってカズマは戦線離脱する

 

「くらえ!!!」

 

ダクネスはカズマを見送ると、剣を持って動かないベルディアに向かって連続攻撃した

 

そして全部空とか地面とかを斬った

 

「全部外してるし!!!!」

 

ビュティのツッコミが青空の下で響き渡る

 

ダクネスの攻撃はすべて外す、あるいは避けられるで当たらず、やがてベルディアはつまらなさそうに軽く一閃してダクネスを斬った

 

「さて、次の……相手………は?」

 

が、魔剣の一撃はダクネスの鎧に軽く引っかき傷を作る程度だった。傷に気づいたダクネスは距離を取る

 

「ああ!?わ、私の新調した鎧が!?」

「な、なんだ貴様は…?あの鼻毛の男といい、先ほどのアークプリーストといい、爆裂魔法を放つ紅魔の娘といい……」

 

ブツブツと呟くベルディア。それをチャンスと思ったカズマは残ってる魔法職の冒険者たちに呼びかける

 

「魔法使いのみなさーん!!」

 

カズマの大声に役割を思い出した冒険者たちは一斉に魔法の詠唱を始めるが、大剣を地に突き刺したベルディアが右手を使い呪いをかけまくる

 

「お前らまとめて1週間後にィィィ!死にさらせェェ!!」

 

別のところで固まっていたカズマたちを除いたほとんどの冒険者がベルディアの呪いをその身に受けた。ある者は逃げ、ある者はうろたえる

 

「ベルディア!!キサマが騎士だというならオレたちは武士でいくぜ!!!!」

「武士だと?」

 

武士を知らないベルディアが疑問符を浮かべる中、ボーボボは白い羽織袴を着て立派な白馬に乗る

 

「鼻毛真拳奥義「お昼下がりの殺陣劇」!!!」

「暴れん坊将軍だこれーーー!!!!」

 

その後ろでは着流しを着た首領パッチと天の助が、それぞれ三味線の撥を咥えて簪を持っていた

 

「こっちは必殺仕事人!!!?」

 

ボーボボたちの暴走はとどまるところを知らなかった。そのままベルディアに近づいて刀で斬りつける

 

「成敗!!!」ザンッ!

「ぐはぁ!!!」

「安心しろ、峰打ちだ…」

「思いっきりブッタ斬ってたよ!!!!」

 

攻撃に怯んだベルディアにトドメを刺すべく、ボーボボ、首領パッチ、天の助、ダクネスは囲んで攻撃を仕掛ける!

 

「よし、このまま一気に倒すぜ!!」

「「「うおおおおー!!!!」」」

「ぐうう…!ナメるなよ!!!」ブォン

 

ベルディアは今まで右手で抱えていた、外れた頭部を真上に投げつける

 

「死ねー!!」

「無駄だ!」

「ネルソン!!!」

 

すると天の助の後ろからの不意打ちを完璧に躱しながらカウンターで天の助を斬り捨てた。奇妙な断末魔とともに地面に落ちる天の助。そして流れるような動きで横から来る首領パッチに攻撃

 

「オルソン!!!」

 

最後に勢いを乗せた斜め一閃でボーボボとダクネスを同時に斬りつけた。ボーボボは吐血しながら落馬しダクネスは吹き飛ばされる

 

「バカな、全方向からの同時攻撃を見切るなんて」

「クハハハ!俺は幹部になるほど戦いに明け暮れた男!!お前たちの考えなどお見通しだ!」

 

投げつけた頭部をキャッチしながら言うベルディアを見て、ビュティたちはベルディアの異常な動きの理由が分かった

 

「分かったよボーボボ!!!あいつ、自分の頭を空に投げつけることで、真上からボーボボたちの動きを見てるんだよ!だからボーボボたちの動きに合わせて攻撃できたんだよ!」

「そこの娘の言う通りだ。しかしそれが分かったところでどうなる?例え貴様らのレベルが俺と同等だとしても勝てはしない!長い年月をかけて生み出したこの無敵の戦術は、まさにあらゆる戦場を支配するのだ!!クハハハハハハハ!!!」

 

高笑いしながら魔剣についた血を飛ばす。今度こそ確実に首を落とせるようにしていると、ボーボボはベルディアの前に立ちふさがり言う

 

「戦場を支配だと?……ならばベルディアよ!!!キサマにオレの支配する世界を見せてやるぜ!!」

「貴様の支配する世界だと!!」

「鼻毛真拳㊙︎(マルヒ)奥義ーーー!!!!」

 

ボーボボが腕を前で交差させて鼻毛真拳の力を溜め…放出する!

 

「「聖鼻毛領域(ボーボボ・ワールド)」!!!!」

 

その瞬間、大自然の広がるハジケワールドに世界が変わった




さーいよいよ発動したボーボボ・ワールド!正直次の話で1番書きたいネタが出ます

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