そして初の
「鼻毛真拳
「
「なんだこれは!!?周囲の景色が……!」
「「
「ど、どういう意味だ!」
ベルディアが困惑しながら問うと、ストーブになったボーボボがアフロから火山を噴火させながら叫ぶ
「こういうことだあーーーー!!!!」
「どういうことだーーー!!!?」
返ってきた答えにより混乱するベルディア
「Let,sボーボボ・ワールドだぜー!!!!」
「ぐわあああああああ!!!!」
そしていつの間にかいたKING鼻毛にキャメルクラッチを決められた
「実に1週間ぶりのボーボボさんだーー♪」
「KING鼻毛さーん♪」
駆け寄ってきたKING鼻毛にボーボボは腕を広げて歓迎し
ガシッ
「マッスル・インフェルノ!!!!」
「ジェロニモ!!!!」
空を飛ぶKING鼻毛の上に乗ってベルディアに激突させた。抱えた頭部の口元の血をぬぐいながらベルディアは言う
「な、なんだこいつらのテンションの高さは…?」
「う…うぅ…」
すると近くにいたダクネスが小さく呻く。顔を赤くして激しく息をしていた
「ハァハァ…なんだこの気持ちの昂りようは……今ならなんだってさらけ出せる気がする…」
「お、おい、大丈夫か?」
あまりの異常事態に敵であるベルディアが心配の声をかけるほどである。そんなベルディアに対してダクネスが叫ぶ
「殴れ!!!!」
「ええっ!!!?」
「もっと殴られればもっと気持ちよくなれるはず!!さぁ、私を高みに昇らせてくれ!!!!」
「貴様戦いの最中になんてこと言ってんだ!!?鼻毛の男といい紅魔の娘といい、頭おかしいんじゃないのか!!!?」
「望むところだーー!!!!」
そう言いベルディアに体当たりを繰り返すダクネス。そこには魂を解放しきった
「へい塩ラーメンお待ち!!!!」ドゴンッ
「ぐっはぁ!!!!」
「ぐばぁ!!!!」
そこに割り込んで職人天の助がイカをまるまる乗せた鋼鉄寿司をダクネスたちの上に投げた
「お前もいっけー!!!」ドガッ
「おあちゃーーーーーー!!!」バシャーン
そしてボーボボに蹴落とされて天の助がラーメンの中に落ちた
「やめようみんな!争いは良くない!」バシュシュシュ!
「「「ぎゃああああああああ!!!!」」」
そんなことを言いながらロケットランチャーを乱射する首領パッチ
「仲良くしようよ」
「分かったー!!!」
首領パッチの言葉にボーボボは歩み寄り、コメカミにワルサーP38を突きつける
「仲直り!仲直り!仲直り!」パンッパンッパンッ
「ぎゃあああああ!!!!」
吐血した首領パッチは血の海に倒れた
「なんだあれ!!!マジで何がどーなってんだ!!?」
「あ、ああぁ……」
「!!だ、大丈夫かめぐみん!?」
意味不明すぎる光景にカズマの脳はキャパオーバーするが、背後のめぐみんが苦しそうに声を漏らしたことで振り返る
が、そこにいたのはダクネス同様顔を紅潮させるめぐみん
「あぁ、爆裂がしたい!……というか爆裂します!『エクスプロージョン』!!!!」
ドグォォォーン!
「「「ぎゃああああああ!!!!」」」
「きゃあああああ!!!!」
詠唱もなしに突如放たれた爆裂魔法に吹き飛ばされるボーボボたち。しかしめぐみんは爆裂魔法を撃ったのにいつものように倒れなかった
「な、なんで!」
「「
「魂まで爆裂一色って、どんだけ爆裂好きなんだこいつ!!!!」
それを聞いためぐみんは震える
「な、なんということでしょう…!まさか爆裂魔法を撃ちまくれる日が来るなんて!まさに運命というやつです!!!『エクスプロージョン』!!!『エクスプロージョン』!!!!『エクスプロージョン』!!!!!」
ドドドドグオオオーン!!!!
「「「ぎゃらぱあああ!!!!」」」
「きゃあああああ!!!!」
連続で撃たれる爆裂魔法がチリも残さないってレベルで大地をえぐりまくる。そして余波でボーボボたちが吹き飛ぶ。ちなみにいい笑顔のダクネスはここまででノーダメージです
そんな中、今まで気絶してたアクアが起きて、ボーボボ・ワールドを見てカズマに聞く
「ねえねえカズマさん!何この世界!私が気絶してる間にどうなったのよ!!!」
「あ、アクア!俺もよく分からんが、ボーボボが魂を解放させることのできる世界だって!」
「魂を?」
カズマの言葉を聞いたアクアは軽く力を込める。すると、天界にいる時の力が十全に発揮できた
「す、すごいわカズマ!この世界なら私の女神としての力が100%発揮できるわ!」
「マジで!?」
「これならあのクソアンデッドを浄化してやることができるわ!!!消え去りなさい!『セイクリッド・ターン・アンデッ」
が、呪文を唱えようとしたところで恍惚とした表情のダクネスが飛んできてアクアに直撃した
「おぶ!!!」
「アクアー!!!!」
カズマが飛んできた先を見るとボーボボたちはハジけまくっていた
「調子に乗るなーー!!!!」
いよいよベルディアは本気でキレて、全員惨殺すべく頭を真上に投げつけた……。しかし、ボーボボ・ワールドでのシリアスは自殺行為でしかない
ガシッ
「タッチダウン!!!」ガッ!
「ぐばはっ!!!!」
投げつけた頭部を首領パッチがキャッチし、ゴールに向けてトライした。そのままカズマにパスする
「パスだ!!!」
「ええ、俺!!?」
思わずベルディアの頭をキャッチしてしまい、少しの間静かすぎる沈黙が訪れる
「あ、あの……首、返してもらえませんかね…?」
「…………」
そしてカズマは…とびきり邪悪な笑みを浮かべた
「おーいお前ら、サッカーしよーぜ!サッカーってのはなああああぁ!!!」ドガッ
「ぎゃああああああ!!!!」
「手を使わず、足だけでボールを扱う遊びだよおおおお!!!」
カズマは冒険者たちにベルディアの頭をパスすると、それを使ってサッカーを開始した
「ひゃはははは!これおもしれー!」
「おい、こっちこっち!こっちにもパース!」
「ちょ、いだだだ、やめえっ!?」
そして、最後にボーボボたちにパスした
「いくぜ天の助!!協力奥義「ツイン・ハジケ・シュート」!!!!」
「おっしゃーーー、くらえ!」
2人の放った協力奥義で、
「がはぁ!!!」
血を吐く頭部を拾いながら、ベルディアは魔剣を強く握る
「こ、こんなバカなことが…!駆け出しの街の冒険者風情に、この俺が負けるなどありえん…!!!」
怒りに震えるベルディアをよそ目に、ボーボボは鼻毛を伸ばしてアクアに言う
「勝負あったなベルディア。トドメといくぞアクア」
「任せなさい!!それ!」
アクアが指差すと、ボーボボの体が一瞬だけ淡く光った
「これでボーボボの攻撃には浄化効果が追加されたわ」
「ありえんぞーーーー!!!!」
ボーボボが背を向いている隙をついて、ベルディアがボーボボを斬り殺すべく走り出す。高くジャンプし、魔剣ヘルを振り下ろす!
「死ねーーーーーーっ!!!!!」
そして………ボーボボは振り向き、すれ違いざまに女神の加護が加わった鼻毛真拳を打ち込んだ
『ごまプリンは柔らかめに!!!!!』
「ギャアアアアアアアアアアア!!!!」
トドメの鼻毛真拳を食らったベルディアは、鎧と魔剣をすべてコナゴナに砕かれた。そして景色がいつものアクセルの街門の近くに戻る
「やったーーー!!元の世界に戻った!」
ドシャ
魔王軍幹部ベルディア=撃破!!
「うおおお!やったぞー!!」
「魔王軍の幹部を倒しちまった!!!」
「やったねボーボボ!……あれ?ダクネスさんどうしたの?」
全員が勝利の余韻に浸る中、ダクネスだけうずくまって顔を隠していた
「…いや…さっきまで私、すごいことを言ってしまったと思って………くう…!」
「今さら!!?」
「良かったなダクネス。お前責められるの好きじゃん。多分3日間はこの話を聞かされると思うぞ」
「こ、こ、この責めは、私の望むタイプの羞恥責めとは違うから……っ!」
ダクネスは肩を震わせて呟いた
正直今回はかなりネタを詰め込んだ感じでした。読み返したら、どうしてこんなの思いついたんだって自分の正気を疑いました
実は今回の
アイテム使ったり回復すれば爆裂魔法何回でも撃てるのか
↓
無限に爆裂魔法撃つ方法ないかな〜?
↓
こんな流れでボーボボとこのすばのクロスを想像したら、予想以上に噛み合いそうと思って書いて、今現在ということです。なんで
そしてようやく1巻終了!2巻はこれから集めますので待っていてください!