でも今回レジェがめちゃ当たったんでやめられないんですよねー
署内おはぎ事件(カズマ命名)の翌日、取り調べ室でカズマとボーボボは再びセナと対峙していた
「それでは、昨日の取り調べの続きを行います」
昨日のような威圧的なものとは違う丁寧な話し方で話すセナ。昨日ので疲れたのだとカズマは察した
「その前に…」パチンッ
セナが指を鳴らすと扉が開く。そしてそこからところてんセットを装備した天の助が登場
「なんで天の助!?」
「お待ちどうさま、「ところてん定食」をお持ちしました」
鉄のテーブルの上に置かれるトレーには、ところてんの揚げ物とところてんサラダ、ところてんのみそ汁にところてん丼が置かれていた
(ところてんオンリー!!?食いたかねー!!!)
超低カロリー定食だった。ちなみに冒険者ギルドでの客受けは最悪である
「退室させてください」
ガシッ
「あーーーれーーー」
屈強な騎士たちに捕まった天の助は強制的に追い出された。ところてん定食は首領パッチゴミ箱の中に全部捨てられた
「ジャマ!!」ガシャーーン
「きゃああああああ!!!」
そして首領パッチもボーボボに窓から捨てられた
「…コホン、失礼しました」
咳払いして落ち着きを取り戻す
入れ替わるように入ってきた職員の手には2つのどんぶりがあった。コトリと置かれたどんぶりのうち1つをカズマは開ける
「……かつ丼?」
「昨日、アナタたちの故郷のことを王国と連絡し我々なりに調べてみました」
カズマの疑問にセナが答えた
「そしたら、アナタと同じく日本出身の冒険者から話を聞くことができまして」
(アクアが他の送り込んだチート持ちの転生者のことか?)
「その冒険者から聞いた話では、日本というところでは容疑者に対してかつ丼を食べさせて自白させるらしく用意させてもらいました。飴と鞭を利用した方法らしいですね」
「それフィクションと昔の話です」
「フィクション?」と首をかしげるセナを見て、その転生者にからかわれたんだなとカズマは思った
「すみません。オレ、アババガッチ丼が食いたいのですが」
「アババガッチ丼!!?」
「もう1つの方がそれです」
「用意してあんの!!?」
2つ目のどんぶりにはカツではなく奇妙な色の天ぷらが乗っていた。カズマの食欲が一気に失せた
「しかしよくオレの好物を知っていたな」もぐもぐ
「そういえば」
ビュティたちあたりから聞いたのだろうか?
しかしセナの答えは違った
「いえ。実は王都の捕縛部隊…ようは容疑者を捕まえる訓練をした人たちのことなのですが、そこに毛の王国出身でボーボボさんを知ってる方がいまして」
「何!!!」
立ち上がって驚くボーボボ。毛の王国出身でボーボボを知っている、そんな人間は1人しかいない!(※実際は複数人いる)
「知ってるのかボーボボ?」
「ああ。もしかしたらソイツは…」
「よう、久しぶりだなボーボボ」
「あ!お前はまさか…!!!」
唯一の扉から声が聞こえボーボボが顔を向く。壁にもたれかかりこちらを見るのは
「元気にしてたかよ」
タラコ唇な漢、サンドウィッチ松井沢だった!!!
「誰だテメーー!!!」ドゴ!
「ゴフ!!」
青筋を浮かべたボーボボ怒りの腹パンナックルがクリーンヒットし、吐血しながらサンドウィッチは飛んでいった
ガチャリ
「失礼しますセナ検察官どゴフゥ!?」
「きゃあああ!!!」
そして何かを伝えにきた騎士の1人が吹っ飛ばされたサンドウィッチ松井沢と直撃してしめやかに気絶した。なんて間の悪い
「セナ検察官殿!自分が代わりに報告いたします!」
「え、あ、ハイ、お願いします」
後ろから2人目の護衛の騎士が現れて、セナに何かを伝えると倒れた騎士を背負って退室した
「まったくあの人はいったいどこに寄り道して…」
「あの…すみません、いいですか?」
ブツブツ呟くセナにカズマが小さく手を上げて言う
「いっそのこと、ストレートに聞いてくれませんか?俺たちがテロリストや魔王軍の工作員なのかって。そりゃ確かにせっかく命張ってまでアクセルの街を守った英雄に対してこんな仕打ちとかふざけんなよって領主に対して思ったりはしたけど、コロナタイトが領主の屋敷にテレポートしたのだって事故だったわけだし……もう1度言いますけど俺もボーボボも魔王軍でもテロリストでもない!!!」
シーン…
カズマの言葉に魔道具は反応しなかった。つまりカズマの言ったことは本当だという証だった
「……どうやら、我々はアナタたちのことを誤解していたようですね。誠に申し訳ございませんでした」
頭を下げてセナは謝罪した。それを見てカズマはイスにドカッと座って調子にのる
「まったくだ!!こちとら街を救った英雄サマだってのにヒドイ話だよなぁ!ここはマズいメシだったからな、ステーキと酒を持ってこんかい!!」
「お前チョーシ乗りすぎ!!!」バキッ
「ぶべらっ!!!?」
奥義「長い脚キック」が炸裂して壁に埋め込まれた
調子に乗ったカズマがヒドい目に遭うのは世界の真理だった。そのままエジプト壁画なポーズのカズマをセメントで塗りたくっていくボーボボ
「記念に塗っとこ」ぬりぬり
「うわあああバカ!やめろー!!!」
「ちょっと、変なモノ埋めないでください!」
「変なモノって言われた…」シュン
ちょっぴり傷ついたカズマだった
セナに言われてボーボボは塗りやめた。一部が固まったカズマは護衛の人に手伝ってもらいながら壁から離れようとする
「ボーボボさん、アナタはカズマさんが無実であると信じてかばったのですね」
「カズマは大事な
「ちょっと待て!?今仲間って書いてなんて読んだ!!」
そのうち「カズマガード」も鼻毛真拳に加わることだろう
「すみません。カズマさんの噂があまりにヒドイものだったので。……あの、一応もう1度聞きますが、アナタは魔王軍の関係者と交流はないのですね?」
「ああ、俺は魔王軍の知り合いなんていない」
チリーン
カズマはここに来て最大のミスを犯した
「……カズマさん、魔道具、反応しましたが……」
「
(あ!そういえばウィズはなんちゃって幹部とはいえ魔王軍だった!!)
「ボ、ボーボボ!!なんとか言ってくれ!!」
自分の失言に気付いたカズマはボーボボに助けを求める。カズマさんの最大のミスその2が発動!
サムズアップしながら爽やかな笑顔で
「
「バカーーーーー!!!!!」
シーン…
魔道具は反応しなかった
そして…
ガシャーン!!!
カズマとボーボボは再び牢屋に入れられた
「てめーこのバカアフロ!!!!最後の最後でとんでもないこと言ってくれやがって!!」
「おぉっ!!!?元をたどればお前のせいだろーが!!」
「ぐぐぐぐ…!」
「ぐぐぐぐ…!」
にらみ合いながらケンカを始める2人。やがて互いにそっぽを向く
「ぷん!」
「ぷん!」
「ぷんぷんぷん!!!」ポヨーン ポヨーン ポヨーン
「ぷんぷんぷんぷん!!!」ポヨーン ポヨーン ポヨーン
デフォルメ状態の頭部だけになってポヨンポヨン跳ねながら
『『絶交』』
2人は決定的な仲違いをしてしまう
ザッ
そんな中、牢屋の前にある男が現れた
「ったくよォ。こっちについたらもう裁判することが決まったって
「あ!お前は…!!!」
オレンジ色の服を着て首にマフラーを巻いたデコが見えるほど短い金髪の男、その男の正体は
「よーボーボボ。相変わらず訳わかんねーことばっかやってんな」
「破天荒!!!」
ボーボボと同じ毛の王国の人間であり、カギ真拳の使い手、破天荒だった!
ついにやってきた8人目の仲間、破天荒!!!9人目の仲間が現れた時、キミは奇跡を目の当たりにする!!