この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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最近シャドバでようやくAAに上がりました。やった当初はここまでのめり込むとは思ってもいなかった


奥義48 ()じれ()じって()じられて

()れマクス!!!」

「ヒューーー!!!」

 

無邪気な殺気を放って突撃してくるマクスウェルの前に、最初に立ち上がってたのはこの2人!

 

「バカめ!力を封じられたテメーなんざオレの敵じゃねー!!」

「くたばれ大悪魔ーー!!」

 

それぞれドンパッチソード、魔剣大根ブレードを手に反撃しようとする首領パッチたちに、マクスウェルは笑う

 

「ヒュー、ヒュー!辻褄合わせの能力がなくったって君たちくらい簡単に殺せるよ!!」ボワァ!

 

ドス黒いオーラとともに螺旋状の波動を首領パッチたちにぶつける

 

()じれ闇拳奥義「()じり砲」!!!』

「「ぎゃああああああ!!!!」」

 

マクスウェルの「()じり砲」をまともに受けた2人は地面に落ちる

 

「ウソ!!今のって“闇拳”!?」

「どうしてアイツが使えるんだ!?」

 

かつて“闇の世界”から侵略してきた裏マルハーゲ帝国の四天王が使っていた“闇拳”をマクスウェルが使ったことにビュティとヘッポコ丸は驚愕する

 

「ヤツのような悪魔は地獄…つまり闇の住民だ。闇拳が使えてもおかしい話ではない」

「チッ、メンドーな相手だ」

 

2人の疑問をソフトンは簡単に答えた

 

「闇拳使いだろうとなんだろうと、テメーはこのボーボボがぶちのめす!!!」

「ふん、そんなことができるものか!!殺せマクス!!」

「任せてよアルダープ!!」

 

アルダープの命令を遂行するべく、大悪魔は闇拳を発動する

 

()じれ闇拳奥義「土歪(つちひず)み」!!!」

「きゃ!!!何!?」

「うお!地面が粘土みたいにぐにゃぐにゃに!!」

「これで動けないよ!ヒュー!」

 

踏ん張りがつかない大地によってボーボボたちの動きが制限される。そこに襲いかかるマクスウェル

 

「なんの!!地上がダメなら空で戦うまで!!軍艦、破天荒!」

「おう!オレたちのコンビネーションを見せてやろうぜ!!」

「いくぜ!ボーボボ、軍艦!!!」

 

破天荒が巨大なカギを2つ飛ばすと、ボーボボと軍艦がカギに腹這いに乗って手を横に伸ばす。そしてそのままマクスウェルに突撃!!

 

「「鼻毛真拳協力奥義「鼻毛コプター」!!!」」

「ヒュー!!?」

「鼻毛要素皆無だこの技!!!!」

 

いつものことである

 

「逃がさないよっ!!!」ガシッ

「しまった!!」

 

しかし未だ健在なマクスウェルは、2つの鼻毛コプターのうち軍艦の方を捕まえる

 

「今助けるぞ軍艦ーー!!!」

「ボーボボ!」

 

そこに軍艦の危機を救うために天の助を手にボーボボが助けにきた

 

『奥義「バカ爆弾」!!!』ドゴ

「「ぎゃぱんっ!!!!」」

「ヒュがっ!!!!」

 

…わけもなく、軍艦ごとマクスウェルに天の助を叩きつけた。天の助は完全にとばっちりである

 

「よし!どんどん畳みかけるぞ!!!」ダッ!

「「「OK(オッケー)!!」」」

 

隙ができたマクスウェルに向かって走るボーボボ、首領パッチ、カズマ、アクア

 

ガシッ

 

「このままいくぜ!!鼻毛真拳奥義…!」

(出るぞ、大技!)

 

マクスウェルを羽交い締めにしたボーボボが繰り出す超奥義にヘッポコ丸は期待を膨らませ

 

「「鼻毛なわとび」!!!」ぴょいん ぴょいん

「この技ハズレだーーー!!!!」

 

一緒になわとびするボーボボたちを見てヘッポコ丸は叫んだ

 

「オラオラーーーー!!!なわとび新記録に挑戦じゃい!!!ミスったヤツはぶっ殺す!!!」

 

気迫のこもった怒号をあげるボーボボ。果たしてミスをしてしまうヤツは出てくるのか……

 

ビシ!

 

「「「「あ!」」」」

 

ボーボボの足に鼻毛なわとびが引っかかった

 

…………

 

「連帯責任ーー!!!!」

「「「「ぐばぁ!!!!」」」」

 

ボーボボの理不尽な連帯責任によりカズマ、アクア、マクスウェルはラリアット、首領パッチはヒザ蹴りを同時に食らった

 

「思い知ったかザコ助がー!!!」

 

倒れたマクスウェルを踏みつけながら調子にのる天の助

 

ガシッ

 

()じれ闇拳奥義「()じり(しょう)」!!!」

「ぎゃあああああ!!!!」

「天の助くんーーーー!!!!」

 

そして当然マクスウェルに捕まった天の助は、闇拳を使った瞬間ぞうきんを絞った時みたいに全身がねじれた

 

「ああ、いいよその悲鳴!苦痛と恐怖の混ざった感情、実においしいよ!」

「マズイ!マクスウェルは恐怖や絶望の感情を食う悪魔!!このままだとヤツの体力が回復してしまう!!」

「ぐわあああああ!!!食べるならオレの体を食べて〜〜!!」

 

名古屋弁当に入ってるコンニャクみたいにねじれながらも天の助はブレなかった

 

(相手に絶望を与えてそれを喜んで食べるなんて、コイツヤバすぎるよ…!!)

 

悪魔という存在の一端に触れたビュティは身震いするかのような気持ちになった

 

「天の助ーーー!!!」

 

天の助が苦しむ中、ヘッポコ丸が飛び出て天の助を助けに出てきた

 

「今助けるぞ!!!」ボフゥ

「ありがた迷惑だーーー!!!!」

 

そして大悪魔と一緒にオナラ真拳を食らった天の助は血を吐きながらオナラのニオイに悶えた

 

「なら君の感情を食べるよ!!!」バッ

「しまった!!」

「危ない!!!へっくん逃げて!!」

 

標的をヘッポコ丸に変えて、マクスウェルは「()じり(しょう)」でヘッポコ丸に触れようとし

 

「させん!!!!」

「ダクネス!!?」

「な、ララティーナ!!?」

 

その間に入るようにダクネスが自身をヘッポコ丸の盾にした。その行動に一番驚いたのはアルダープだった

 

「ぐわあああああーーー!!!!」

「ダクネスーーーー!!!!」

 

マクスウェルの闇拳を食らって硬質な鎧ごとねじれるダクネス。それを見てアルダープは焦ったように命令を飛ばす

 

「何をしておるのだマクス!!ララティーナを傷つけるな!すぐに攻撃をやめろ!!」

「え?でもアルダープ」

 

疑問符を浮かべたマクスウェルはダクネスの顔を見る。……ヨダレを垂らしてだらしなく(ほお)けてるダクネスの顔を

 

「ぐはあああああ殴られたりするのとは違った新感覚だ!!カズマ、このままではいろいろと限界を迎えてしまいそうなんだがどうしようか!!?」

「どうもしねえよこのマゾヒストが!!!!」

「さ、さらに言葉責めだと…!?お前は本当に私の心を的確に責めてくるな!!!」

 

一瞬思考が止まった

 

「すごく嬉しそうだけど」

「い、いいから早くやめろ!!そしてワシは何も見ておらんからな!!」

 

どうやらアルダープでもダクネスの性癖は許容できなかったみたいである。技を解除するマクスウェル

 

「ああっ!?」

 

()じり(しょう)」から解放されたダクネスはすごく名残惜しそうにしていた

 

「よくもオレの仲間たちを!!裁判ならではの技を食らえ!!!」

 

そう言うとボーボボは青いスーツを着込み、アフロの天辺がとんがると弁護席に立ち

 

「鼻毛真拳奥義「逆転証拠論撃」!!!!」

「いろいろな証拠品を突きつけていってるーーーーーーー!!!!」

 

席の下から扇風機、タンス、スキヤキ鍋、ダイイング首領パッチなどのさまざまな証拠品を突きつける

 

「ひゅがががががっ!!!?」

 

大量の証拠品と激突してマクスウェルはアルダープのいる場所まで吹き飛んだ

 

ひゅーん

 

「ぶべらぁ!!!」

「温泉たまごが軍艦に!!!?」

 

長く続いたボーボボの恨みが今晴らされた

 

一方、アルダープは動けないマクスウェルに怒鳴っていた

 

「何をしているこの役立たずめ!!早くヤツらを始末しろ!!」

「ヒュー、ヒュー……アルダープ、そんなことよりお腹が空いて動けないんだ…」

「知るか!いいから戦え!!対価が欲しくーー」

「だから」

 

マクスウェルはアルダープの方を向くと、恐ろしいまでに無表情な顔で

 

「アルダープを食べさせてもらうね」

 

恐ろしいことを口にした

 

そして首領パッチは赤いスーツを着て検察席でこの終わり方に一言

 

「異議あり!!!」

「却下で」

 

ビュティによって却下された




さて、今回ある感想から悪魔は闇拳を使うという設定を追加しましたが、そのうち他の悪魔の闇拳募集をするかもしれません。ネタバレを防ぎたいのでその時その時に闇拳の募集を後書きに書き込みますので、よろしくお願いします

ちなみにですがバニルの闇拳はすでに決まってますので募集はありません。あしからず

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