読者の皆さんも季節の変わり目ですから体調に気をつけてくださいね
マクスウェルはアルダープにのそりと近づく
「な、何をする気だマクス!?」
「大丈夫だよアルダープ。絶対死んだりしないしみんな殺してあげるから」
無表情とは相反する喜びに満ちた声にアルダープが恐れて後ずさるも壊れた悪魔からは逃げられない
マクスウェルの体がグネグネ動き……体の中心が開いてアルダープを呑み込む
「イタダキマス」
バクン!!!
「ぐわあああああ!!!!」
「アルダープが食われたーーー!!!」
「ヤベーよアイツ!マジ
あまりにショッキングな出来事に全員が固まる
そしてマクスウェルは徐々に巨大化し……高さが2.5メートルほどになった時、腹にできた空洞に閉じ込められる形でアルダープが現れた
『
「な、なんだコレはーーーー!!!!?」
ありえない状況にアルダープは戦慄する。そして次の瞬間、アルダープの右腕がねじれる
「ぐわあーーー!!!!」
「ヒュー、ヒュー!絶望の味がおいしいよアルダープ!こんなに絶望の感情を食べられるのなら対価なんていらないよ!!だからもっと絶望しておくれ!!」
今度は左脚がねじれる
「ぎゃあああああ!!!!」
「ヒュ、ヒュ、 ヒューーー!!!!」
「ひ、ひどい…」
あまりの光景にビュティは絶句する
(…でも、ボーボボたちならきっと…!)
それでもボーボボたちならどうにかできると後ろを振り向き
「ヤベ!!バレた!!」
「急げボーボボ!」
「夜逃げの準備してる!!!!」
トラックに荷物を積み込むボーボボ、カズマたちを見てビュティは突っ込んだ
「あんなヤベーヤツ相手したられっか!!!」ドガガガッ
「俺たちは逃げるぞ!!」
「あ!!カズマたちが逃げました!!」
ボーボボが運転するトラックが傍聴席を吹き飛ばしながら爆走する
「さあマクス、ボーボボをぶっ殺してしまえ!!」
「いつものように天の助が寝返っとる!!!」
リッチな「ぬ」の服を着ながらふんぞり返る天の助をヘッポコ丸は見た
「ところでマクス、「ところてん饅頭」を持ってきたのだ。食ってみろ」
「食うか」バシッ
「!!!」
冷淡に箱をはたき落とされてショックを受ける天の助だった
「今の僕のパワーは20倍!!ねじり殺してあげるよ!!ヒュー!」
「「ぎゃあああああ!!!こっち来たーーー!!!」」
真っ先にトラックを追いかけてきたマクスウェルを見て荷台にいるカズマと首領パッチは抱き合いながら涙を流す
「
「「ぎょばあああああ!!!!体がねじれる〜〜〜!!!」」ギュウウウウ…!
「その波動を食らったものは全身がねじれるよ!!」
マクスウェルの言う通り直撃した荷台はめちゃくちゃにねじれ、カズマと首領パッチも全身がねじれ…
「バネのおもちゃになった!!!!」
階段をビョンビョン降りてく巨大な虹色のバネのおもちゃになった
「鼻毛真拳奥義「スーパーレインボースプリンガー」ーーーー!!!!」
「オラー食らいやがれ!!!」ビョインビョイン
「腰のキレが大事よ腰の!!!」ビョインビョイン
「ひゅがはっ!!!!」
それを空高くマクスウェルに向かって落とし、カズマと首領パッチはマクスウェルの上で跳ねまくった
「さらに追撃!!!鼻毛真拳超奥義ーーーー」
さらに超奥義をぶつけるべくボーボボがマクスウェルに近づき
ス…
『輪ゴムピン!!!!』ペシッ
「ショボっ!!!!」
輪ゴムを指にかけてゴムの反動で攻撃した
「ぐわああああああああああああああ!!!!!」ボキッバキッベキッゴキッ
「メチャクチャ食らってますーーー!!!!」
あまりの大ダメージにめぐみんは思わず目を剥いた
「ひゅぐぅ!!ヒュー、ヒュー!ならばもっと絶望を吸うまで!!!」
「ぎゃあああああああ!!!」
言葉に反応してアルダープの胴体がねじれる。そして絶望の感情を食べるマクスウェル
「また回復した!!」
「このままではジリ貧だ!!どうするボーボボ!?」
「オレと破天荒でヤツの能力を封じる!!」
ソフトンにそう返すとマクスウェルに突撃するボーボボと破天荒
『
マクスウェルの横の空間がぐにゃぐにゃになって、そこに腕を突っ込むとボーボボたちの近くに腕が現れた
「うおっ!?」
「時空を捻じ曲げて腕の座標を変えたのか!!!」
鼻毛とカギで迎撃する2人を見てマクスウェルは無表情なまま嬉しそうな声をあげる
「さあ、絶望の声で叫んでよ!!!」
マクスウェルの周囲が歪む。すると裁判所の周囲も歪み……そこから膨大な数のマクスウェルの腕が現れた
『
「「「何イィィィーーーーー!!!?」」」
腕に取り囲まれるという悪夢な状況に全員が絶叫した
「ヒュー、ヒュー!すごい量の絶望の感情だ!君たちを順番に殺しながらじっくり味わっていくとするよ!!」
(このままじゃ確実に
ドゴン!
「チッキショー!!!やっぱりオレか!!!」
震えていた天の助が第1の犠牲者になった
「次は君だ!!!」ビュォ!
マクスウェルが次に狙ったのはビュティだった
「危ないビュティ!!!」
「仲間は私が守る!!!」
「きゃあああああああ!!!!」
ソフトンとダクネスにかばわれながらも悲鳴をあげて目をつむり…
「『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』!!!!」
後方から発射されたビームが腕に直撃し溶けるように消えた
「アクア!!」
「アンタねえ!よくも私の可愛い信者候補を殺そうとしてくれたわね!!!絶対に許さないわ!!!」
「え!?何勝手に信者候補にしてんの!!?」
アクアの言動にビュティは異議を唱えた
「この腐れ悪魔が!!!よくもオレの大事な仲間を…必ずぶち殺す!!!」
「オレ踏まれてるんですけどー!!!」
首領パッチを踏みながら言うボーボボの言葉はすごい説得力だった
「アクア!!!」パカッ
「それ!!!」
ボーボボの開いたアフロにアクアが腰まで入る。そして手に扇子を持ってスキルを使う!
「『花鳥風月』!!!!」ピュー
「こんな時にふざけてんじゃねえよ!!!!」
カズマは怒鳴るがボーボボとアクアは至極真面目である
「私の《花鳥風月》が出す水には聖水以上の浄化効果があるわ。どういうことか分かるカズマ?」
「あ…そういうことか!!」
「しゃがんでろお前たちーーー!!!!」
アクアが《花鳥風月》を続ける中、ボーボボが首領パッチを踏み台にして……超高速で回転する!
『鼻毛真拳
「ひゅぎぎゃあああああああああ!!!!」
高速で飛び散ったアクア印の聖水はマクスウェル、そして大量の腕に当たって次々に浄化していく
「やった!!すごいよアクアさん、女神のチカラは伊達じゃないね!!!」
「ヴエ"エ"エ"エ"エ"…回りすぎてキモちわるい…」びちゃちゃちゃ……
「ぎゃあああ吐いてる!!!アンタ女神としてそれでいいの!!?」
アフロの中にゲロを吐く女神を見てビュティは違う悲鳴をあげた
「何してんだテメー!!!!」
「ぐへぇっ!!!?」
キレたボーボボはアクアの髪のチャームポイントをわし摑んで証人台に投げ込んだ。当然の結末である
一方マクスウェルは強力な聖水を受けて重傷になったものの、公爵級の悪魔ゆえにまだ健在だった
「ヒュー…ヒュー…!!まだだよ…アルダープの感情を食べればすぐに回復して…」
「やらせん」
そんなマクスウェルの近くまで接近してきたのは、ずっと待機していたソフトンだった
「バビロン真拳奥義「アルメニアの黄泉送り」!!!」
「ぐぽっ!!!?」
そして強力な手刀を閉じ込められていたアルダープに突きつける。すると苦しみもがいていたアルダープがまるで死んだようにおとなしくなった
「アルダープ!!?」
「無駄だ。その男の魂は今、現世と冥界の狭間にとどまっている。ゆえにどれだけの苦痛を与えようとこれ以上絶望の感情を吐き出すことは絶対ない」
「これでお前の奥義も封じられた」
状況は今、完全にボーボボたちが有利となった!
さあ、今まで結構シリアスだったわけだが……次話から超絶ハジけるご予定だーーーー!!!楽しみに待て!