この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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とうとう12月、クリスマスの季節じゃあー!!!

クリスマスツリーの飾りにはオリジナリティが必須!!みんなは何を飾るの?ちなみに僕は遊戯王カード


奥義59 (うな)れ!!友情のラリアット

ボーボボ・カズマたちとジェミ・ジェニは対峙する

 

「うぃ〜…ヒック」

「生ビールおかわり!!」

「何やってんだよ!!!」

 

首領パッチと天の助は酔いどれていた

 

「カズマ!悪魔は中級レベルでも上級冒険者たちをはるかに凌駕する強さを持っています!気をつけてください!」

 

めぐみんが後ろから忠告する。マクスウェルと戦ったことのあるカズマからすればそんなことは分かりきっているのでボーボボたちにほとんど任せるつもりである

 

「よし!さっそく行け首領パッチ!!」

「おっしゃー、任せろ!!!」

 

ジェミたちに指をさして指示するカズマの言葉を聞いて首領パッチはある物を持つ

 

『ハジケ流奥義「パチ朝新聞の記者報道」!!!』パシャパシャ

「なぜ魔王軍に入団したのですか!?」

「双子に生まれてどう思いますか!?」

「首領パッチの人気に対して一言!!!」

「記者会見始めたーーーーーーー!!!!」

 

大量の首領パッチがジェミとジェニをマイクとカメラを手に囲みながら記者会見を行った

 

「パシャパシャパシャパシャうぜえーー!」バキッ

「ぎゃば!!!」

 

目の前で何度もフラッシュをされたジェニは1番手近な首領パッチを殴り飛ばした

 

「常に一心同体である俺たちの絆に勝てるものなどない!!」

「死ね!双子闇拳奥義「ジェミニ・サンダー」!!!」ドシュウ

 

ジェミ&ジェニが互いに背を近づけて鏡合わせに片腕を突き出すと合わさった2つの腕から特大の電撃がボーボボたちめがけて放射された

 

「お前たちの絆に勝るもの、それはオレたちの友情だ!!!喰らえ奥義「友情波」!!!」

「「「「うおおおおおお!!!!」」」」

 

それを迎撃するためボーボボ・カズマ・首領パッチ・天の助の4人は掌を合わせて前に突き出し、「友情波」を解き放つ!

 

「「「「()ーーーーーっ!!!」」」」ドシュウ

「上に出たーーーーーーー!!!!」

 

ただし波動は上方向に出た

 

「「「「ぎゃああああ!!」」」」ドゴーン

 

そして4人とも電気のエネルギーの中に飲み込まれた

 

煙が晴れるとボーボボは首領パッチと天の助、カズマはアクアを盾に電撃を防いでいた。盾3人は当然ボロクズになっている

 

「ふぅ…助かったぜ…」

「近くにアクアがいて良かった…」

「友情のカケラもねーーー!!!てかアクアさーん!!!

 

無関係なのに盾にされたアクアに対してビュティは叫んだ

 

「ハッハッハ!防戦一方だな!!」

「所詮人間などこの程度というものよジェミ!!」

「また来るぞ!!」

 

余裕な表情で再度攻撃をしかけるために飛びかかってくる双子悪魔を見てカズマが伝える

 

「これ以上攻撃はさせない!!いくぜ鼻毛真拳奥義!!!」パカッ

 

ボーボボはアフロをパカっと開けて突撃してくるジェミとジェニに向けて

 

「「どこでもダクネスさん」!!!」

「いきなりぐっはぁ!!!」

「ダクネスさんーーーーーーー!!!?」

 

中からダクネスを召喚して盾にした。重い衝撃を食らったダクネスはゴロゴロ転がりながらも恍惚とした顔だった

 

「何!?私たちの受けて無傷だと!!」

「何者だこのクルセイダー!!?」

 

まったくダメージの通ってないダクネスを見て動揺するジェミたちをボーボボは見逃さない

 

「スキあり!!鼻毛真拳奥義「リラックス催眠術」!!!」

 

するとボーボボはギターを持ち出して、首領パッチはドラム、天の助はベース、田楽マンはマイク、アクアはシンバル、めぐみんはトランペットを取り出し、そしてカズマが指揮棒を振るって演奏開始!!!

 

『♪ー!!!♬♩♪ー!!!』

「うるせー!!!こんなので眠れるワケねーだろ!!!」

 

耳を塞ぎながらも音楽に負けない大音量でジェニは突っ込んだ

 

「zzz……」

「この状況下で眠っとる!!!!」

 

同じく耳を塞ぐビュティは熟睡してるジェミを見てそう叫んだ

 

「しまった!ジェミはいつもデスメタルをMAX音量で聞きながら寝てるんだった!!!」

「オレヒップホップ♪」

「おいジェミ起きろ!!戦闘中だぞ!!」

「ハッ!!」

 

田楽マンの言葉を無視してジェニは兄を起こす。弟に揺らされたジェミは目を覚ました

 

「く、私としたことが敵の策略にやられてしまうなど…」

「いけない子ねシャンとしなさい!!!」バシィ!

「ぐばっ!!!」

「いやオマエが眠らせたんだろ!!?」

 

ハエたたきでジェミに叱りつけるボーボボに対してジェニは反論した。その通りだがボーボボに正論は通用しない

 

「ザコどもが!調子に乗んじゃねぇ!!」

「遊びは終わりだジェニ!!アレをやるぞ!!!」

 

そう言って2人は首領パッチと天の助を囲む

 

「「ええっ、ぼくたちスか!!?」」

「「ハァァァアアアアアーーー!!!!」」

 

凄まじいオーラが放出させ森の木々を揺らす

 

「「脱出!!!」」バタバタ

 

驚く首領パッチと天の助は空を飛んで逃げようとするが、右腕を構えたジェミ&ジェニの攻撃の方がずっと速い

 

ビュォン!!!

 

『『双子闇拳超奥義「ブラザーラリアット」!!!!』』

「「ぎゃああああああ!!!!」」パァン

 

双子悪魔の高速ラリアットはバカ2人を勢いよくはさみこ込んで、その衝撃で体を破裂させた

 

しかし2人はチリになった体を空中で合わせて復活する

 

「「復活!!!」」

「バランス悪っ!!!」

 

ただし上半身と下半身が入れ替わっていた

 

「なんて速さだ!!!あの必殺技、とてもかわせないぞ!!」

「速いだけじゃない、たとえ片方が防ごうともう片方が防げなければ絶対に防げない。まさに完成された技だ!」

 

双子悪魔は互いに距離をとって今度はボーボボとカズマをはさむ

 

「終わりだァーーーーーー!!!!」

「双子闇拳超奥義「ブラザーラリアット」ぉーーーーーーー!!!!」

 

ジェミとジェニが右腕を構えてはさみ込むようにひとかたまりになってるボーボボとカズマの首を狙う!!

 

2人の腕はボーボボとカズマそれぞれの目の前まで迫り

 

スウゥゥ…

 

それを見たボーボボとカズマはゆっくり右腕を掲げ

 

『『ハジケラリアット!!!!』』ドゴン!

 

ボーボボは天の助をはさんでジェミの、カズマは首領パッチをはさんでジェニのラリアットを相殺した

 

(何ィ!?この男(ボーボボ)だけならまだしも)

(冒険者の人間ごときが俺のラリアットを防いだだと!!?)

 

無敵のコンビネーション技を真正面から破られた双子悪魔は混乱する

 

「(なんでオレら…?)ごふっ!!」

「(ボーボボとカズマ殺す…)がふっ!!」

(だろうね……)

 

そしてラリアットの緩衝材代わりにされたバカ2人はボーボボとカズマに報復を誓った。当然の考えだとビュティは思った

 

「ジェニ!!お前があんな人間風情に攻撃を受けられたからヤツらを仕留められなかったんだ!!」

「お前だって戦闘中に寝たりしだろうが!!ヘビメタも毎晩毎晩やかましいんだよ!!!」

「ダマレ、悪魔の面汚しめ!!!」

「調子乗ってんじゃねえぞテメェー!!!」

 

ジェミとジェニは唐突に醜くケンカをし始めた。そこには兄弟の絆などカケラも感じられなかった

 

カズマはボーボボの肩に乗る

 

「とうとう化けの皮が剥がれやがったな」

「双子悪魔よ。キサマらの絆など所詮チカラの相性だけの上っ面のものに過ぎん。魂で繋がった者たちこそが真の友情のチカラを発揮する!!!それをキサマたちに教えてやる!!!」

 

そう言うと鼻毛を4本伸ばし、ボーボボとカズマで2本ずつ引っこ抜く

 

『鼻毛ソード二刀流!!!×2』

「『ティンダー』!『クリエイト・ウォーター』!『ウィンドブレス』!『クリエイト・アース』!」

 

さらにカズマは4本の鼻毛ソードに初級魔法をかける。すると鼻毛ソードにそれぞれの魔法の属性が付与されていく

 

「ボーボボ!!!」

「いくぞーーー!!!」ダッ

「何をしたところでムダだというのが分からんのか!!!」

「このクソ人間がーーーーー!!!!」

 

カズマを肩車しながら走り出すボーボボを見てジェミとジェニは怒りのままに特攻し

 

『鼻毛真拳友情奥義「思い出のエレメント」!!!!』

「「グギャァァァァアアアアアア!!!!」」

 

四属性の鼻毛ソードに斬られて、断末魔の悲鳴をあげながら大地に落ちた

 

ドシャ×2

 

双子悪魔のジェミ&ジェニ=撃破

 

「キサマら外道のチームワークごときじゃ!!」

「俺たちには通用しないぜ!!!」

 

ダダダダッ

 

「「テメーらが言うなーーー!!!!」」ドゴン!

「「ぎゃあああ!!!」」

 

首領パッチと天の助のラリアットを食らったボーボボとカズマは仲良く吐血した




新年まであとちょうど1ヶ月、つまり人気投票までの期間も1ヶ月となりましたー!!!

まだ投票してない人は活動報告にて人気投票実施中でーす

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