新年でだらけてたっていうのと、ちょっとアリと戦ってたり地球守ったりしてたら投稿が遅れました
それでは新年も「この素晴らしい世界にハジケリストを！」をよろしくお願いしまーす！！！
ニワトリの被り物をしながら、和服を着て正座で
「あけましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願い申し上げます」
「今年
大量の2018年とニワトリの絵で埋め尽くされた背景を見ながらビュティは指摘した
「ヒャッホーー、新年だーー！！」
「オレたちもお正月気分でいくぜーーー！！」
ボーボボたちは新しい年の幕開けにはしゃぎだす
「では、まず新年の一句」
『スティールで
今年も剥ぎ取る
黒パンツ
2018年 サトウ・カズマ』
「何この俳句！？新年台無しだよ！！」
カズマの読み上げた俳句を聞いたビュティは即座に突っ込んだ
「モチつき！モチつき！」
「ぎゃあああああ！」ペタン！ペタン！
「天の助くん！！！」
次にウスの中でモチみたいに体を叩かれる天の助を見て叫ぶ
「そして恒例の「新春かくし芸大会」！！！」
「アリの巣いじり」
「100点」「100点」「100点」
「これ芸！！？満点だし！」
芸ですらないのに泣いて感動する首領パッチ・天の助・田楽マンを見てビュティは驚く
「そして真打登場！！「花鳥風月」！！！」ピュー
「0点」「0点」「0点」
「なんでよー！！！」
あんまりな扱いにアクアは涙する
「凧上げーーー！！！」
「イデデデデ！」ズザザザ
「早く本編に行こうよ！」
首領パッチを凧につけて疾走するボーボボ。新年もツッコミが冴え渡るビュティであった
「あ〜〜〜やっぱ冬はコタツに限るな〜〜」だら〜
「カズマ〜〜みかん取って〜〜」だら〜
「気持ちよくてオレ溶けちゃいそ〜〜」どろ〜
「結局正月気分のままじゃん！！！」
クエストから屋敷に帰ってきたボーボボたち。カズマ・アクア・天の助の3人はコタツに入ってだらけていた
ピンポーン
「お、来たか」
「誰だろ？はーい、今出まーす」
屋敷のチャイムを聞いたビュティは急いで訪問者を迎えるために部屋の扉を開け
ガチャ
「ほう…ここが悪党どもの隠れ家でござるか…」
「ただの首領パッチくんじゃん！！何やってんの！？」
ハジケ道場中型免許皆伝者・パチ山パチ座衛門が出てきた。それを見てツッコミを入れるビュティ
「ジャマだぞトゲ小僧」ドカ
「ぎゃあ！」
「あ、バニル」
そして首領パッチを蹴飛ばして後ろから本来の客人、現在はウィズ魔道具店員であるバニルが現れた
「お前、何しに来やがった！！？」
「警戒するでないオナラ小僧。今回我輩はそこでだらけてる小僧に呼ばれてきたのだからな」
「カズマが？」
……そんな時、同じくコタツでだらけてたアクアが目のハイライトが消えた状態でユラリと立ち上がり
「……ねえちょっと、どうやってこの屋敷に入ったの？この屋敷の外にはアンタみたいな害虫が入ってこれないように神々しくも神聖な結界が張ってあるんですけど」
それを聞いたカズマはムリヤリ突破したのかと思ってバニルを見て
「ああ、あの結界ならば」
バニルは窓の外を指差し
「鼻毛の男がウンコ頭の男と共にウンコの形に変えていたぞ」
「私の結界ーーーーー！！！！？」
女神パワーで汚物を創り上げられてる事実にアクアは絶叫した
「フハハハハハハ！！アレを見た時は流石の我輩も笑いをこらえるのが不可能であったわ！水の女神よどんな気持ちだ？己の力を勝手にいじられた挙句我輩の侵入も許して、いったいどんな気持ちなのだ？」
ブチッ
「お前も挑発してんじゃねえよ！！！ア、アクア！気持ちは分かるが暴れるな！！屋敷の中だぞ！！」
あからさまなバニルの煽りにアクアの堪忍袋の尾は切れる。カズマはアクアの前に立って止めようとし
「『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』！！！」バシュゥ！
「『スティール』からの「バカガード」！！！」
「ぎゃあああああ！！！！燃えるーーー！！！！」
アクアは構わず浄化魔法を放った。それを予測していたカズマは《窃盗》で
「ジャマしないでよカズマ！！！その悪魔を浄化するためならアンタでも容赦しないわよ！！！」
「来いアクア！！何度でもお前の一撃を受けてやる！！」
「受けるのオレなんですけどー！！！」
一触触発の空気が流れる
「やめなよ2人とも！」ダッ
「あ！！キケンだ！」
ビュティはケンカする2人を止めようとする。バニルがいるためヘッポコ丸は制止するがそのままビュティは3人+盾の方へ走り
「ぬおおおお、おそろしやおそろしや！！来るでないぞツッコミ小娘ェー！！！」
すると近づいてきたビュティに対してバニルは過剰なまでに反応した
「え、私のこと？」
「お前スゴイな」
「ナイスよビュティ、そのまま聖水撒いちゃいなさい」
それを見た首領パッチはビュティを褒めてアクアは聖水を手渡しながら追い討ちをかけさせようとする
バニルはビュティから距離を取りながら必死に言葉を告げる
「汝のあの秘密だけは！汝のあの赤っ恥体験のことだけは絶対に言わぬ……自殺もんであるからな」
最後のセリフの時だけバニルは明らかに笑っていた
「だから来るでなーい！恥ずかしい過去を持つ小娘よ！」
「…………」
「コイツ…………殺すか？」。生まれて初めて殺意をおぼえるビュティであった
ヒュンヒュンヒュンヒュン
「落ちついてビュティ！」
「なかなかの怒りの悪感情であるな。大変美味であるぞツッコミ小娘」
鎖鎌を手に暴れようとするビュティと意に介さず感想を言うバニル、そして必死に止めるヘッポコ丸
みんながビュティの暴走に怯える中、帰ってきたボーボボがバニルに問う
「なぜお前がここに？」
「我輩はそこの冒険者の小僧に用があって来たのだ。ツッコミ小娘をからかうのもこの辺にして商談を始めるとするか」
「人で遊ばないでよ！！！」
標的にされてたまったものではないビュティであった
そしてカズマの作った商品をコタツの上に置いて商談は始まった
「へぇ〜、これ全部カズマが作ったのか」
「器用だねカズマくん」
掃除に使うコロコロやライターを手にビュティとヘッポコ丸は言う
バニルが持ちかけた話…それはカズマが住んでいた世界の商品を作り上げ、大々的に売ることであった。部屋に置いてあるコタツもその１つである
「うむ、小僧に対する我輩の見立ては正しかったようだな。これは間違いなく売れる。…むっ？」
商品を見て満足げなバニルは、いろんな色と表情が描かれた小さい球のキーホルダーを見つけた。キーホルダーのヒモの先端にはハサミ式のクリップがつけられていた
「それはオレが用意したキーホルダーだ」
「ほう」
バニルはボーボボを見る
（いったいどのような商品なのか、この目で確かめさせてもらおうか！）カッ！
そしてバニルはボーボボの心を見通した…
とある会社の会議室の中、ボーボボたちの前でボーボボが発表を開始する
「では、これから我が社で売り出す新商品の説明を始めます」
ボーボボはバニルが見ていたキーホルダーを３つ取り出す
「商品名は「鼻毛ちゃん」、鼻毛専用のキーホルダーです。色は
ヒモの先端のクリップを鼻の穴に入れカチッと鼻毛につける
「つけ方は簡単なクリップ方式を採用しました。なお、１つの鼻の穴に最大で３つまでつけられます」
次に後ろのホワイトボードに貼られた折れ線グラフの紙に指示棒を伸ばす
「さらに我が社の研究データから推測した結果によると、女性冒険者を中心に大ブームを呼ぶ可能性が70%を超えています」
「こりゃあいけるぞ…」
「ああ」
見事なプレゼンテーションの内容にボーボボたちは次々に賛同の声を上げる
「ほら見ろ！！！社長も大満足だ！！！」
「っていうかつけすぎだろ！！！」
ご満悦なボーボボ社長の鼻の穴には十数個も鼻毛ちゃんがつけられていた
「いけますよこの企画！」
「これから忙しくなるぞ！」
「やめとけ！！！絶対売れんぞ！！！」
最後まで心の中をのぞいたバニルはにやけ顔になってるボーボボを必死に止めようと声をかける
「目を覚ませ！」ガクガク
（何を考えてたんだよ…）
相変わらずボーボボの考えが分からないカズマだった
そして商談が終わる頃には日が暮れていた
ちなみに人気投票ですが、次回の冒頭に結果を出す予定です。とりあえずある意味予想通りだけどある意味予想外な結果になりました……楽しみに待っててくださいね！
※キャラのランキング結果が露呈しないため、人気投票の活動報告自体を消去させていただきました。ご了承ください