この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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最近webクリエイター初級の資格取りました。ただそれだけです


奥義67 席取りジャンケン

アルカンレティア出発当日…

 

朝起きて準備の終わらせたビュティはアルカンレティア行きの馬車が止まっている場所に移動していた

 

するとビュティは、馬車の周りでウロウロしている珍しくも早起きしてるアクアを見つけた

 

「おはよう。早いね、アクアさん」

「あら、おはようビュティ。当然よ!なんたってアルカンレティアに行くんだし!!!じゃあ私、アルカンレティア行きの馬車の予約してくるわ!!」

 

アクアはそう言うと風のように馬車の群れに向かって飛び出していった。そこにソフトンがやってきてアクアを見ながら呟く

 

「元気なヤツだな」

「あ、おはようソフトンさん!」

「ああ、おはよう。ボーボボたちは準備でもう少し遅くなるだろう」

「そうなんだ」

 

久々に兄妹仲良く話をしながら2人はボーボボたちを待った

 

そして2時間後…

 

「ボーボボたち遅いなぁ。早くしないと馬車行っちゃうよ」

 

石段の上に座りながら待ちくたびれるビュティ

 

「おまたせ〜」

「来た!!!」

 

そこにかけられたボーボボの声。その声に反応したビュティは声の方へ向き

 

「いやぁ〜準備に手間取っちった♡」ガラガラ

(おお)っ!!!!」

 

ボーボボが引っ張ってきた山のようにたくさん物が積まれた荷台を見てビュティは突っ込んだ

 

そして荷物の中身をよく見てみると

 

(首領パッチくんやカズマくんたちも積まれてるーーーー!!!)

 

一緒に荷造りされてる仲間たちが荷台の上に乗っていた

 

ドササ

 

ヒモを解いて荷物(カズマたち)を解放するボーボボ

 

「うう、バニルさん、それ以上殺人光線はやめてください…」

「あれ!?ウィズさん!?」

 

そんな中、ビュティは荷物と共に地面に落ちてきたうなされてる親切なリッチー・ウィズを発見した

 

見ればウィズはアクアに浄化されそうになった時のように徐々に透けていた

 

「ちょ、このままじゃウィズさん消えちゃうよ!早くなんとかしないと…」

「「ここはオレたちの出番のようだな」」

「誰!?」

 

ウィズを助けようと動くビュティに謎の声がかけられる。ビュティは声の方へ振り向く

 

するとウォッカの入った酒瓶とマトリョーシカ人形が歩いてきた

 

「変なの出てきた!!!」

 

マトリョーシカ人形は自分の体を何回も開けていく

 

「オレは体の中に色々なものが入れられて、その中に最高の薬がある」パカパカパカ

 

そして最後に開かれた体の中から出てきたのは……ウーロン茶の入ったペットボトルだった

 

「ウォッカは最高の薬酒だぜ!!」

「ウーロン茶だよ!!!」

 

ビュティのキレキレなツッコミを無視してウォッカはウーロン茶をウィズにかける

 

「昔ホッキョクグマとの戦いのキズを癒す時もウォッカには世話になったぜ」ビチャチャチャ

(だからそれウーロン茶だってば!!)

 

ロシアコンビの暴挙にビュティはただただ頭を抱えた

 

「ロシアへ帰れ!!!」ドカ!

「「ぎゃあっ!!!」」

 

そこにボーボボがハイキックして2体を遥か遠くまで蹴飛ばした

 

 

 

飛ばされてシベリア…

 

「ドイツの回し者だ!ひっ捕らえろ!!」

「「ええーーー!!?」」

 

極寒の地でマトリョーシカ人形とウォッカの2体はロシア軍に捕虜として捕まり

 

「早く木を数えるデース。さもなくばスターリンの地蔵追ってきマース」

「「なんだこの仕事はーーー!!?」」

 

ロシア地蔵に追いかけられながら木を数える仕事をさせられるのであった

 

 

 

戻ってアクセルの街中…

 

「ううん…」

「ウィズさんが目を覚ました!」

 

瀕死から復活したウィズを見てビュティは喜びの声をあげた

 

「あれ?確か私はバニルさんの殺人光線を浴びて…」

「目を覚ましたかウィズ」

「あら、ボーボボさん」

 

ボーボボに声をかけられたウィズは少し驚く

 

「バニルが「しばらく店は我が輩に任せて、汝は温泉旅行にでも行くといい」と言ってたぞ」

「そうなのですか?」

「うん。今カズマくんたちが馬車の準備をしてるとこ」

 

そう伝えながらビュティはくるりと振り向き

 

ゴゴゴゴゴ……

 

「え!?何この雰囲気!?」

 

馬車の近くで劇画風な顔つきで構えるカズマとアクアを見てビュティは少し身構える

 

そしてジリッ…とアクアが1歩にじり寄ったその瞬間!

 

バッ!

 

馬車の上からいきなり天の助が降りてきて背後から握りこぶし?を振り下ろす!

 

「!」

 

しかしその時すでに、カズマは振り向かずにパーを出していた

 

パァン!

 

敗北した天の助は空中で血を撒き散らしながら頭を破裂させた

 

「きゃあああああ!!!!」

 

朝っぱらからのスプラッターにビュティは悲鳴をあげるがまだ終わらない

 

続いて首領パッチが脇道から出てきて不意打ちでチョキを繰り出す。勝った…首領パッチは完全に勝利を確信していた

 

「!!」

 

だが首領パッチは目を疑う。なぜならカズマはすでにパーを最速でチョキに変えていたからだ

 

不意打ちが失敗した首領パッチは焦ってパーを出し……

 

パァン!

 

それを見切ったカズマのチョキによって敗北した

 

「ッ……」

「…………」

 

残ったのはアクアのみ。血で血を争う勝負を制するのは……

 

(カズマ)か、女神(アクア)

 

ダッ!

 

鬼気迫る表情でアクアはカズマの前まで走り、殴り倒す勢いでパーを繰り出す!

 

パァン!

 

しかし、カズマも同時にパーを出すことで、アクアのビンタ(パー)を相殺する

 

グーを出す。しかし同じくグーで阻まれる

 

チョキを見せる。だが互いに挟み合うようにチョキで迎撃する

 

力の差を思い知ったアクアは、それでも負けるわけにはいかないと本気を出し、両手を使いフェイントの嵐を打ち込む!

 

それをカズマは涼しい表情で受け流す

 

グー、グー。チョキ、チョキ。チョキ、チョキ。パー、パー。チョキ、チョキ。パー、パー。グー、グー。パー、パー。パー、パー。チョキ、チョキ。グー、グー。パー、パー。グー、グー。グー、グー……

 

長い攻防が続き、アクアは勝負に出る

 

握りこぶしの右腕を後ろに伸ばし、開いた手の左腕を前に伸ばし、歯を食いしばりながら全力でカズマに向かって疾走し!

 

パァン!

 

アクアの本命のチョキを、カズマはグーで迎え撃った

 

頭部をなくして倒れ込むアクアを見て、カズマは天を仰ぐ。戦いは終わったーーー……

 

そう、これで…

 

 

 

「馬車のいい席をゲットだ!!」

「席取りジャンケン!!?ややこしいよ!!!」

 

あまりに鬼気迫るジャンケンを見ていたビュティは速攻でツッコミを入れた

 

「それじゃあ俺とめぐみんとダクネスとウィズは馬車の中、アクアは馬車の後ろってことで」

「カズマってばジャンケン強過ぎない?もう一種のチートよチート」

「俺ってジャンケン負けたことないからな」

 

そう言いながらカズマたちは予約していた馬車の中に入っていった

 

「温泉楽しみだなー」

「それじゃあ、そろそろ出発しますね」

 

そんな中、ボーボボは馬車の後ろに最新のジェットエンジンをつけて…

 

「ブースト!!!」ビュン!

「めちゃ(はや)!!!!」

 

音を置き去りにして馬車はアクセルの街から出発した

 

「早く追いかけないと!!」

「急ぐぞ!!車ならある!すぐ出発するぞ!!」

「ソフトンさん!」

 

ソフトンのその言葉にゆんゆんを振り向き

 

その視線の先にはウンコの形をした乗り物があった

 

「さあ、乗り込め!!!」

「イヤアアアア!!!!」

 

ソフトン号(ウンコの乗り物)を見たゆんゆんは大きな悲鳴をあげた

 

「どうした!?早く乗れ!!」

「イヤですよ!!そんな乗り物に乗る人いませんよ!!」

 

そう言いながらソフトン号の窓を見るとハンドルを握る田楽マンの姿が

 

(いたーーーーーーー!!!田楽ちゃん!!?

 

友達に裏切られた気持ちのゆんゆんであった

 

「全く、わがままなお嬢さんだ」

「!」

 

すると天の助が葉巻を吸いながら話しかけてきて

 

「ならばこの「ぬの車」にお乗りなさい!!」

「ロクな乗り物ないーーー!!!」

 

ぬの文字が全体に書き込まれた赤い車を見て再び叫んだ

 

「いきましょうビュティさん」

 

ゆんゆんとビュティの2人はソフトン号に乗った

 

「ショック!異世界に来てもウンコに負けた!」

 

そして2人の行動を見てショックを受ける天の助であった




今回のジャンケン部分、ボボボーボ・ボーボボ?で出てきたジャンケン島を参考にしてます

あと「渡る世間は魔王ばかり」を投稿しました!オリジナルって書くの大変でしたわ
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