この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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友達とやるためにいたスト最新作買いました

結果?ボロ負けです……


奥義74 ガルグイグイからの贈り物

真打ちケガール登場

 

「アハハハ、遊園地、遊園地!」

「おいおい、あんまりはしゃぐなよ」

 

さっきまでの驚きはどこかに消えて、遊園地を見て喜ぶアクアに対してカズマがなだめる

 

「だってダーリンいつも仕事仕事で久しぶりのデートなんだもん。私、うれしくてうれしくて…」くねくね

 

恥ずかし嬉しそうにアクアはモジモジしてから

 

「おもわず獣人化!!!!!」シャーー!

 

獣人化した

 

「俺も!!!!!」ガーー!

 

続けてカズマも獣人化した

 

「ガルルルル!」

「グルルルル!」

 

互いに威嚇し合うと、そのまま2人は爪を立てて激しい戦闘を開始した

 

ガガガガガ ガッ

 

「「…………」」

 

それを見てなんとも言えない気持ちのめぐみんとゆんゆんであった

 

「では、アルカンレティア遊園地に入園する前にこちらをごらん下さい」ポチ

 

懐からスイッチのようなものを取り出して押すケガール

 

ブォン

 

するとケガールの上に映像が流れ出した。そこには白衣を着てハゲ頭の上に小さい龍のフィギュアを乗せた男が映っていた

 

『ようこそ諸君、Dブロック基地アルカンレティア遊園地へ。私はDブロック隊長ガルグイグイだ』

 

魔王軍の新たな手先、ガルグイグイが腕を組みながら自己紹介をする

 

『まずは我が基地を造ってくれた礼を言おう。ありがとう』

(ここが基地なんだ…)

 

ガルグイグイのお礼を流しながらビュティはそう思った

 

『ありがとう!!!本当にありがとう!!!!』ガバッ

 

そんな中、映像越しにガルグイグイは土下座しながら再度礼を言った

 

『Dブロックは基地がないってバカにされ続けてて、俺悔しくて…悔しくて…!』

『隊長!!』

 

隊員と思わしき研究員が涙をぬぐいながら言うガルグイグイを止める

 

『でも、それも今日まで!!ステキな基地手に入れちゃった!!!』

 

ガルグイグイは一転して子供のように喜ぶ

 

『わーいわーい』

『隊長!!』

 

落ち着くように研究員がなだめる

 

『すいません…隊長ちょっとご乱心で…』

『バカ!俺トカゲじゃねーよ!ギャハハハ!』ピシッ ピシッ

 

ガッ!

 

『ウソ…ゴメン…』

 

とうとうキレた隊員に胸ぐらを掴まれた隊長は謝罪した

 

『では、本題に入る。こいつを見な』

 

そう冷たく言うと映像の視点がガルグイグイの背後に移動する

 

『ぐぐ…』

 

そこには2本の小さなツノを生やしたスキンヘッドの男が簀巻きで吊るされ、スパゲティに囲まれていた

 

『すまねぇ…。ドジっちまったぜ…………』

 

男はカメラの方を見ながら言う

 

「「「トモヒローーーーー!!!!」」」

「誰ですか!!!?」

 

驚愕しながら名前を叫ぶボーボボ、カズマ、首領パッチ、アクア、天の助の5人に対してめぐみんは突っ込んだ

 

『ほーら、スパゲティだぞ』

『スパゲティー、スパゲティー』

『くっ!!誰がスパゲティなんか……!』

 

映像の中では隊員がトモヒロをスパゲティで誘惑していた

 

「カレーやでー!!」

「カレーやでー!!」

 

そんなトモヒロに向かってカレーが盛られた皿を持ちながらバカ5人はエールを送る

 

『ほーら!スパゲティスパゲティ!』

『さっさとスパゲティしちまいな!!』

『ぐぐ…』

 

意味不明なやりとりが続く中、トモヒロは呻き

 

『イッツ、マイカレー』

 

キメ顔で宣言した

 

「「インドー!!!インドー!!!」」

「「トレビア〜ン♪トレビア〜ン♪」」くねくね

 

それを聞いたボーボボとカズマはカレー鍋を持って相方(首領パッチとアクア)にカレーをかける。首領パッチとアクアは楽しそうにカレーを浴びた

 

「あらヤダわ!!何これ!?このシャワージャガイモが少ないじゃない!!!」

 

かけられたカレーを見てどうでもいいことに気づいた首領パッチとアクアは無関係なケガールを問い詰める

 

「ちょっとどーゆうこと!!?」

「スイマセンだブーーー」

 

ケガールの謝罪の言葉にさらにヒートアップする2人

 

「なんなのその態度!!それが人に謝る態度なの!!?信じられないわ!!!」

「謝りなさいよ!!!マスクとってちゃんと謝りなさいよ!!!」スポン

 

そう言いながらアクアはケガールのマスクを取る

 

「勉強するザマス」

 

中からパンチパーマにサングラスのおばさんが出てきた

 

「「でたーーーー!!!!遊園地名物教育ママだーー!!!!!」」

 

教育ママの登場に首領パッチとアクアは戦慄する

 

「めざせ東大ザマス」

 

そして2人は教育ママによって勉強を始めさせられるのであった

 

『クックック、俺はこの遊園地のどこかにいる』

『オレはスパゲティには屈さんぞー!!!』

『この男を返してほしければ俺のいる所まで来い』

 

トモヒロの抵抗する姿を見せながらガルグイグイは不敵に笑う

 

『ただし、俺のいる場所がわかったらな。ハッハッハッハ』

 

プツン…

 

「トモヒロ!!」

 

途切れた映像に向かってボーボボはトモヒロの名を呼ぶ

 

「くっ!許さんぞ…よくもトモヒロを…!」

「誰なのですか!!?あの人誰なのですか!!?」

 

怒りに燃えるカズマに対してめぐみんは聞く

 

「予定変更だ!!このままアルカンレティアに乗り込んでガルグイグイを倒すぞ!」

「「「オーッ!!!」」」

 

ボーボボがそう言うと仲間たちは腕を上げて雄叫びをあげる

 

「僕も行っていい?」

「私もー」

「ダメザマス」

 

教育ママは遊びに行くことを許可しなかった

 

「よし、行くぞ」

 

首領パッチ、アクアを除いた全員がアルカンレティア遊園地に入っていった

 

Dブロック基地内

 

ピンポンパンポーン♪

 

「新しい入園者だ!!」

「ようこそ“アルカンレティア遊園地”へー!」

 

入園のチャイムを聞いた遊園地のアルバイトの人は出入り口に向かって声をかけて

 

「スコール…スコール…」ピー ピー

 

宇宙服を着たローテンションのボーボボ

 

「シチューならどうだ?シチューなら」バシャ バシャ

 

打ち水をするようにビーフシチューを地面にかけまくる割烹着姿のカズマ

 

「基地内に敵が侵入した!撃滅せよ!」

 

登山装備でピッケルを振り回す天の助

 

「この紅い眼にかけて敵をすべて蒸発させてやりましょう!!」

 

眼を真っ赤にさせて興奮状態のめぐみん

 

「来い魔王軍!どんな責めで来ようと私は屈しないぞ!」

 

顔を赤くさせて違う意味で興奮状態のダクネス

 

「薄めカルピスかけファービー君」ジャバァ

 

ファービー君にカルピスの原液をかける虚ろ目の田楽マン

 

全員が同時に遊園地に入ってきた

 

(((ドエライ人たちがキター!!!!!)))

 

普段アクシズ教徒に振り回されてるアルカンレティアの住民ですら戦慄するほどの狂気がやってきた

 

なお後ろでは平常なソフトンと諦めた表情のビュティ、ヘッポコ丸、ゆんゆんが付いてきていた

 

ザッ

 

その時、アルバイトの背後に多くの人が集まり…大きな旗を掲げる!!

 

「ようこそみなさん!!アクシズ教の総本山、アルカンレティア遊園地へ!!!!」

 

それは魔王軍すら決して手を出そうとしない恐るべき2つの集団の1つ……アクシズ教団であった




最近ボーボボから引っ張ってきたギャグばっかだったのでラストあたりはオリジナルギャグにしときました

笑ってくれれば、または意味不明さに頭を抱えてもらえると嬉しいです

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