この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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仕事決まって、とりあえず働いて、平日5日間がすごく大変で投稿するヒマもありませんでした

ゴメンナサイ本当は所々セリフとか文字数合ってるかな?って思ってたらやる気無くしてて世界樹Xやってました。とりあえず吹っ切れはしたので投稿です


奥義80 ハジケがちりばめられた宿命

ボーボボのアフロの中…

 

リス()とリス美が別れてから3ヶ月が経とうとしていた…

 

「リス男、お前も早く彼女つくれよ。まだ、昔の女のこと引きずってんのか?」

 

そこにはちゃぶ台を挟んでリス男が先輩のリス吉と対面していた

 

「いえ。自分、もうふっきれてますから」

 

タバコを吸いながらそう言うリス吉に向かってリス男は毅然と返した

 

「よく言うよ。フラれた時は「リス美ちゃーん」って泣いてたじゃねーか」

「自分もあの頃は若かったッスから」

 

情けない自分の過去を思い返すリス男

 

「女にフラれて泣く男なんてクズですよ」

「ギャッハッハッハ!リス男、お前も言うようになったじゃねーか!」

 

カパ

 

「ん!」

 

その時、ハンスの脚の先が開くのをリス男は見た。さらに開いた脚の空洞にいたのは

 

「リス美…」

「リス二郎さん…♡」

 

新しい(リス)と幸せそうに寄り添いあっている元カノ(リス美)

 

「リス美ちゅわああああああああん!!!!!」

 

それを見たリス男は絶叫しながら涙を流すのだった

 

 

 

奥義80 ハジケがちりばめられた宿命

 

 

 

「……ン?ふぁ〜〜俺こんな所で寝てたっけ」

 

口の端から血を垂らしながらガルグイグイは目を覚ます

 

「なんだこれ?」

 

そして自分の腹に突き刺さってるものに気がついた。そして突き刺さってるものを見るとそこには脚を伸ばしたハンスの姿が

 

「なーんだ、脚が突き刺さってただけか」

「隊長ー!!そんな所で何しているんですか!」

「お、副隊長」

 

やってきた副隊長に声をかけられたガルグイグイは脚を引き抜いて起き上がると副隊長と一緒に部屋の外に出ようとする

 

「いやーゴメンゴメン。朝起きたら腹に脚が刺さっていてさ」

「何やってるんですか隊長」

 

ポッカリと空いた腹の穴を見ながら副隊長は呆れた

 

「ってええーー!!?」

「ええーー!!?」

 

今更ながら腹の穴に気づいたガルグイグイと副隊長は驚愕で声をあげた

 

「テープで塞いだら治るかな?」

「治るんじゃないですか?」

「………」

 

そんなやりとりをビュティはなんとも言えない気持ちで見ていた

 

「昨日ぶりだな、サトウカズマ」

「!」

 

部屋の惨状を作り出した男、ハンスがイスから立ち上がって声をかけてきた

 

「そして久しぶりだな……ボボボーボ・ボーボボ、首領パッチ」

「え!?」

「ボーボボさん、コイツ何者なんですか!!」

 

思わぬ名前をハンスが口にしたことでヘッポコ丸は2人を反射的に見た

 

「ヤダ!この人私たちのこと知ってるの!!」

「これって新しいナンパかしら!!」

「何言ってんですか!!!」

 

そしてボボ子とパチ美のトンチンカンな発言にヘッポコ丸は困惑する

 

「フフフ、これを見てもそんなことが言えるか?」

「!! それは!!」

 

ボーボボは大きく動揺する。なぜならハンスが懐から「H」の文字をかたどった金色のペンダントを取り出したからだ

 

「改めて自己紹介するぜ今代のキングオブハジケリストよ。俺は77代目キングオブハジケリスト、ハンスだ」

 

ハンスの言葉を聞いた首領パッチが膝をつく

 

「第77代目だと…!?」ガクッ

「首領パッチくん大丈夫!?」

 

驚愕する首領パッチに変わってボーボボは冷や汗を流しながら語る

 

「ハンスは2年前、もっともハイレベルでハジけていたと言われている、あの第77回キングオブハジケリスト・エキスパート大会の優勝者だ…」

「まさか2年前の生き残りとこんなところで会うとは思っていなかったぜ」

 

顔を仰ぎながらハンスは感慨深そうに表情を変える

 

「あれは苛烈な戦いだったぜ…」

 

 

 

〜2年前〜

 

2年前の大会で最優勝候補としてウワサされていた俺はいろんなヤツから狙われていた…

 

俺はその時ピンチを迎えていた

 

「なんでこうなってんの?」

「さぁ?」

 

おにぎりで釣られたことで手足縛られながら簡易釣り天井(トゲ付き)の下で槍に囲まれているという…

 

(((なんでこうなってるのだろう???)))

 

人生最大のピンチを

 

「ハンス、キサマがなぜそうなってるのか知らんが、今日こそお前を殺すぜ」

 

そんな時ヤツらは現れた

 

「「助けに来たぞ!!!!」」

「「「誰だ!!?」」」

 

ソイツら…ボーボボと首領パッチは、十字架に縛られた上で全身に爆弾をくくりつけられ大量のボウガンに囲まれていた

 

もっとピンチだった

 

(((うっわーー!!!!!)))

 

俺たちは暴れた

 

「ちきしょおおおおお!!!!」

「ちきしょおおおおお!!!!」

「ちきしょおおおおお!!!!」

 

力の限り暴れた

 

「やるな」

「お前こそ」

 

そして戦いが終わった頃には2人の間には友情がめばえていた

 

「お前がいなかったら俺は死んでいた。助かったぜ」

「困った時はお互い様だろ?」

「俺の名前はハンスだ。お前は?」

「シュガーマン」

 

それから俺たちはよく2人で遊ぶようになった

 

「ん…朝か……」

 

そんなある朝…

 

「!!」

 

俺の近くで何本もの矢に射たれたシュガーマンが立っていた

 

「シュガーマン!!!!」

「へへ、すまねえハンス…お前を『砂糖大戦(シュガー・ウォー)』に巻き込んじまって…」

 

するとシュガーマンは角砂糖を渡してきた

 

「ハンス…最後の頼みだ。こいつを、俺の墓に備えてくれ…まかせた…ぜ…」

 

ガクッ

 

「シュガーマーン!!!!」

 

そう言い残してシュガーマンは俺の腕の中で力尽きた

 

「ゲッヘッヘ、シュガーマンを倒したぞ!」

「これでシュガー・パラダイスは我々のものだ…!」

 

そして俺の近くでシュガーマンを殺して大喜びする蟻人間どもを

 

『「美しく青きドナウ」!!!!』

「「「ぎゃあああああああ!!!」」」

 

俺は怒りのままに倒した

 

どさ×3

 

「外道が」

 

しかし生き残っていた1匹は苦しそうにしながらも俺を嘲笑った

 

「クックック、我々に手を出したお前は終わりだ。キサマも蟻将軍様に殺される…」

 

 

 

「そしてその日以来、俺は蟻将軍に命を狙われている」

「そんなことが…」

(蟻将軍…!?)

 

ヘッポコ丸が純粋に驚いてる中、ビュティは疑問符を浮かべずにいられなかった

 

ヒュ!ヒュッ!

 

「ふん」ガッ

 

すると急に矢がハンスに向かって飛んできたが、何事もないように矢を素手でキャッチした

 

「やべ、しくじった!!!」

「チキショー!!!逃げろー!!!」

「ガッデム」バキ

 

部屋の陰から矢を射ってきたであろう蟻将軍の刺客たちを見ながらハンスは矢をへし折った

 

「果物好きの蟻さんにドリアンジュース!!!!」バシャア

「「ぐわああああ、(くせ)ぇーー!!!!」」

 

そして逃げようとした刺客たちは、首領パッチにすごい臭いのするジュースを全身にかけられて悶絶していた

 

ボーボボたちとの出会いを語ったハンスに、めぐみんは質問する

 

「…そんな過去をもちながら、なんで、今は魔王軍と戦っているんですか?」

「ハッハッハ、遠い昔の話さ。今は正義のために魔王軍をつぶしているのだよ」

 

そんな質問にハンスは笑いながら答え

 

「だまされるな!!!!そいつは魔王軍幹部の1人だ!!!!」

 

その瞬間、カズマは自分の知る真実を叫んだ




前回も言いましたが、現在ボーボボ4巻がなくてその辺のネタや会話のセリフや文字数が違ってることがあります。修正の指摘のために活動報告を追加しましたのでセリフの修正はそちらで教えていただけると幸いです

あとこれから単純に仕事で忙しくなるので投稿間隔が空くかもしれません。それだけ伝えたかっただけです

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