絶望を嗤え(完結)   作:初代小人

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あの、作風が一気に変わってしまった…彼女可愛くかけましたかね…?


彼と彼女のその後の日常

それから彼はずっと私につきまとってきた。

朝起きたらドアの前にいた時は流石に警察を呼ぼうかと思ったわ…

 

 

prrrrrrrrrrrrrrrr

ほら、電話かかってきた。もうここまで来たら気持ち悪いんだけど?

なんで私こんなのにときめいたんだろ。

 

 

「ねえねえ、生きてる?」

 

生きてるわよ!人を勝手に殺すんじゃないわよ!

 

 

「なら良かった。」

 

何ひとり勝手に安心してるのよ。

なんかもうこの男と話してたらいちいち腹立つわね!

 

「なあ、今暇か?美味しいフレンチのお店知ってるんだが行かね??」

 

ああもう!それは口説いてるのかしら!?

 

「くどっ…!?そんな事ねーよ!ホントだぞ!」

 

分かったわよ!行けばいいんでしょ!?変なことしたらぶん殴るからね!

そう言って電話を切る。

 

アイツの悲しそうなバカみたいな顔を想像したら罪悪感に駆られて断れない…

 

 

それからの数時間、そわそわなんてしてない。全然してない。落ち着いてたもん

 

 

 

 

 

「あ、いたいた。待たせちったか?」

「これ普通逆じゃない!?私がちょっと遅れてくるやつじゃないの!?」

「ごめんごめん。」

 

 

ホンット女心わかってないわ!

 

 

「あ、でも待ってくれたってことは、楽しみにしてくれてたってこと?イタッ!」

「そういうのは言わないの!ほんとバカね!あなたは!」

「うぅ…ごめんなさい…ごめん…」

「あ!そうだった!ごめんごめん!バカじゃない、バカじゃないわよ!だからしっかりしなさい!」

 

なんで私が悪いみたいになってるのよ!おかしくないかしら?

 

 

「で?そのフレンチのお店ってどこ?美味しくなかったら許さないわよ?」

「うん!お口に召されると思いますよ?お嬢様。」

「お嬢様いうな!」

 

なんなのよこいつは。掴みどころがなくて飄々としてて!訳が分からないのよ!

 

 

で、レストランに行ったんだけどね。

 

 

「こちら、パエリアでございます。」

「キタキタ、これが美味しいんだよ。」

「いや、あの」

「どうしたの?早く食べよ?」

「これはスペイン料理だよ!!!」

 

 

拝啓お母さん。

彼はやはりバカすぎるようです。

 

ちなみにパエリアはとても美味しかったです。

 

 

「なあ、生きてるか?」

「ご飯きちんと食べたか?」

「掃除もきちんとするんだぞ?」

「仕事はどうだ?辛くないか?」

 

 

はぁ…

息を吸って…

 

「お前はおかんか!」

 

 

でもあの日から少し私は元気になった。

コイツのことは認めないけど!絶対認めないけど!

 

とりあえず私の生活の質は向上した。

ひっじょーに不本意ながら。

 

 

 

そして私は気づいた。

私の命を救ったのは…

 

かなり厄介なストーカーもどきだったようです。




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