青いヒーローと一人の少女~流星のロックマン1~   作:流華

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前回のあらすじ

てんぼうだい前にスバルとウォーロックの前に突然、現れた夜桜サラ。


彼女は学校には行かないが、外出をよくしていたという。

その彼女がスバル達に、3体の電波体を見せ、ロックマンがしていることに関わりたいと言ってきた。




少女の目的

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうは言っても、僕は夜桜さんのことを知らないし、それにいきなりすぎて頭がついていけない」

 

 

 

スバルは言葉を紡いだ。

 

 

彼女には申し訳ないが、恐怖がまだ残っている。

 

 

それに3体の電波体がFM星人かもしれないと思うと、サラにとりついていることも考えられる。

 

 

ウォーロックはずっと黙ったままだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そっか まだ信じてもらえてないみたいだね それもそうだよね、今まで知らない人が出てきたら驚くか」

 

 

 

 

 

 

 

サラは彼の言葉に傷つくことなく、顎に手を当てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、父を失った影響が大きいかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕の父さんのこと知ってるの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

小さく呟いた彼女の言葉を彼は聞き逃さなかった。

 

 

 

 

「知ってるよ 星河大吾 きずなというロケットか宇宙ステーションの類いのものに乗り、宇宙へ飛びだったが、行方不明

 

私の父も乗組員だったから、生存者なしと言われた時に信じられなくて、ネットや宇宙関連の本を方端から情報を集めて、一人でも地球に帰って来てないか調べ尽くしたよ

 

その過程で星河大吾が星河スバルという息子がいるということやビジライザーを発明したことも知って、近所に住んでいることも分かったし、低学年の時に同じクラスになったこともあるから覚えていただけだよ

 

星河くんは覚えていないだろうから、これがはじめましてになると思う 」

 

 

 

 

 

スバルは過去の記憶を思い出そうとするが、夜桜サラという人物のエピソードがない。

 

 

 

それに3年間も学校に行かず、人を遠ざけていたのだ。

わずかとはいえ、2年間の学校で過ごした記憶が薄れてしまうのは仕方ない。

 

 

 

 

「いきなり色々、驚かせてごめんね…

 

でも、私はあなたの味方だから、星河くんが信じられるように頑張る

 

今日は疲れたと思うから、私は帰るね」

 

 

 

 

 

 

 

彼女は3体の電波体を連れて、階段を下りていった。

 

 

 

 

 

 

スバルは緊張が解けたのか、地に手をつく。

 

 

 

 

ウォーロックが大丈夫かと心配をする。

 

 

 

息を整えながら、彼はサラについて考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐らく、彼女は嘘をついていない。

スバルに協力するのも本当のことだろう。

 

 

 

 

けれど、彼女がウォーロックに視線を移した時、身体が寒くなった。

 

 

 

 

 

 

電波体が見えたことでに怯えたのではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーロックを捉えた視線。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睨みつけられた鋭い瞳に、恐怖で震えたのだ。

 

 

 

 

 

 

あれには憎しみが宿っているように感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

下手したら自分も殺されてしまうのではと思うほどの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の目的が何なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバルはしばらくその場から動かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっちゃったよ~星河くんの前で殺気を出してしまった」

 

 

 

 

 

 

無人である公園のブランコで、足をジタバタする彼女。

周りに人がいたら、奇怪な目で見られていただろう。

 

 

 

「やってしまったのは仕方ないよ 次回に十分に注意するしかないね」

 

 

 

魔法使いに似た電波体が、サラに助言する。

 

 

「カルファの言う通りだけどさ、どうしても気持ちがおさえられなくて…やっと見つけたのに手をだせないなんて」

 

 

 

残念だな~と、彼女はブランコで遊ぶ。

ユラユラと動く度に、風が身体に当たるので、涼しくなる。

 

 

 

 

「サラちゃん、本当にするのですか?」

 

 

 

 

 

 

天使に似た電波体が、彼女の顔を覗き込む。

主を心配しているのか不安な表情を浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

「うん それしか道がないから 間違っていると思うけど私にはこれしか生きる目的がないだ こんなことに巻き込んでごめんねシェル」

 

 

 

 

サラはシェルの頭を撫でた。

少しでも不安を和らぐようにと。

 

 

 

 

 

「俺は暴れられるなら、どうでもいいぜ ただ、後悔する道を選ばないようにしろよ」

 

 

 

 

 

悪魔に似た電波体がいばる。

 

態度は自分勝手に振る舞っているが、なんだかんだサラを気にかけているのだ。

 

彼女はそれを理解しているので、反発をしない。

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう、テル もう暗くなるし、家に戻ろう‼」

 

 

 

 

反省タイムはおわりと勢いよく、ブランコからおりた。

 

 

 

「彼が見つかればうまくいくかもしれないけど、あれ以来どこかに消えたから探しようがない…今はどこをほつき歩いているのやら」

 

 

 

 

 

サラは、歩きながら、夜空を仰ぐ。

暗い闇が夕焼けを呑み込み、夜になろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

スバルは案の定、会ってから教室に着いてまで、ルナのお叱りを受けた。

彼は用事があったからと誤魔化した。

 

俺の言った通りだろうと小声でウォーロックの威張っているような態度にムカついたが、無視を決め込む。

スバル以外には聞こえないし、ルナが怒っている。

じっとしていた方が得策だ。

 

 

 

 

 

どうみても、機嫌が悪いのは明らか。

彼女のご機嫌を取るのは得意ではないので、直るまで待つしかない。

 

 

 

未だにスバルの目の前でギャーギャーと喚(わめ)いているルナをぼんやりと聞いていた。

ゴン太とキザマロが彼女をなだめる。

 

 

 

前まで彼らはルナと一緒になって、責めていた。

友達とまではいかないがそれなりに親しくなってからは、こうして3人の男子のうち、1人がルナに怒られたら、2人が彼女をおちつかせるという設計図ができてしまった。

 

 

 

 

 

朝のHR(ホームルーム)が始まる予鈴がなった。

 

 

 

 

「今日の放課後は私達と一緒に帰ること、そうすれば許してあげるわ もし、昨日みたいに逃げたら許さないから」

 

 

 

ルナは一方的な約束をスバルに伝えると、くるりと背を向けた。ゴン太とキザマロは、彼女の機嫌を悪くしない

で欲しいことを頼んで、彼の前から遠ざかる。

 

 

 

 

クラス中が生徒の乱れで騒がしくなり教師が現れる前に、宛がわれた椅子にそれぞれ座る。

全員が席に着いたところで、担任の育田が教室に入ってきた。

 

 

 

 

 

「みんな、おはよう HRを始める前に新しい仲間を紹介しよう」

 

 

 

スバルが来た時と同じような言葉を言い、入っておいで~と彼は合図する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

 

 

「嘘だろ…何でアイツが……」

 

 

 

 

彼らは唖然とした。

幻かもしれないとスバルは目を擦る。

けれど、景色に変化はない。

 

 

 

生徒達の中にはスバルと同じ反応をしている者もいれば、喜んで歓迎している者もいる。育田が静かにするように注意を促した。

 

 

 

 

「自己紹介を頼むよ」

 

 

 

はい、と返事をするとその人物は口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夜桜サラです。これからよろしくお願いします‼ 事情があって、学校を休みがちでしたが、今日から復帰します 仲良くしてくれると嬉しいです」

 

 

 

 

彼女が言い終わると同時に拍手が飛び交う。

スバルとウォーロックはその様子が遠い現実のように思えた。

 

 

 

サラが学校に来たのは、間違いなくロックマン絡みだとしか考えられない。

 

 

 

昨日の今日、彼の前に姿を見せた。偶然だと片付けるには怪しい。

 

 

 

 

 

 

厄介な事だけは巻き込まれたくない

 

 

 

 

 

 

そのためにも、彼女とはあまり関わらない方がいいだろう。

 

 

 

その決断に得体の知れない不安が心を沈ませたが、気のせいだとスバルは言い聞かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはかなり警戒されているかも

 

 

 

 

 

 

 

 

自己紹介を終えたサラは、教師に言われた所に席を着く。

ちょうどスバルとは反対側の一番後ろだった。

 

 

 

気になって彼を見る。

顎を下に向けており、表情が分からない。

 

 

 

けれど、サラが学校に来るとは思わなかったのか豆鉄砲を喰らった顔をしていた。

少なくとも、歓迎はされていないだろう。

 

 

 

 

 

 

それは予測済みだからいいとして、問題はどうすれば彼の懐に入れるかだ。

 

 

彼女の目標を達成するには、どうしてもスバルの協力が必要になってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりここは、実力を見せた方が早いよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優先するべきことは、スバルの警戒心を解く。

 

 

そのためには同じ土俵に立ち、こちらが協力者であることを行動で示すのが効果的だろう。

 

 

 

彼がサラを遠ざけたいと思っても、ルナがいる。

二人は親友なので、行動を共にすることが多くなるはずだ。

 

 

よって、スバルは必然的にサラといる時間も増えていく。

 

 

 

彼の心を懐柔するチャンスはいくらでもある。

 

心配は無用だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの手を使うか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラは授業を受けながら、これからのことを考えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラが来てからというもの、急激に環境が変化した。

 

 

 

まず、休み時間になると、サラの周りには人だかりができた。彼女は不登校とはいえ、人当たりが良い。

 

休んでいる間も外出をして人との交流を断たなかったと聞く限り、友人は多いことが予想できる。クラスの中で人気者辺りの立ち位置ではないだろうか。

 

 

 

また、彼女は勉強ができるらしく、久々の授業だというのに、当てられてもスラスラと答えていた。

 

 

さらに、昼休み。ゴン太の誘いでクラスのほとんどがドッジボールをした時のこと。

 

彼女は飛んできたボールを軽々とよけ、避けられない時は

ボールをキャッチ。確実に狙いを定めてボールを人に当てた。(ボールの速さが凄まじい威力だったので、本当に女子なのか疑ったほど)

 

 

 

 

 

 

頭が良くて、運動もできて、性格がいい 。

 

 

 

 

 

 

「こんな完璧な人間なら、僕の協力が無くてもいいと思うけど…」

 

 

 

休み時間。

遠く離れた所で、談笑している彼女。

スバルの独り言にウォーロックが反応する。

 

 

「確かにな…あの女、俺たちに協力したいと言ってきたが、怪しいな 」

 

 

 

「物騒なこと言わないでよ…」

 

 

 

 

 

ウォーロックの言う通り、あの少女がどうして近づいてきたのか未だに明かされていない。

 

 

 

確信しているのは、先日みた3体の電波体で、彼女も電波変換できる可能性が高いということ。

 

 

 

信じるかは別として、彼女がスバルにとって無害であるかもしれないということ。

 

 

 

 

だが、自分がいなくとも問題はないと思える。

 

 

サラはとても良い運動神経がある。

そんな彼女が協力したいと頼む意図が見えない。

 

 

関わることで、自分が足手まといになることが容易に想像できる。

 

 

そもそも、サラとは会ったばかり。

なのに、どうしてスバルに関わるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫌なことが起きないといいけれど…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバルのその想いは残念ながら、後々に裏切られることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









反省というあとがき


3000文字強の所で今回は終了します…


なかなか進まない (´-ω-`)



そして、あれが書けませんでした…申し訳ありませんm(_ _)m


(気になる方は前回をご覧ください)





↓反省という独り言

会話が少ない‼

説明文が多すぎる‼


いいんちょうトリオすまない、後半で活躍するようにするから、許してくれ…

そして、ツカサの出番も作らないと…厳しい(´・ω・`)
どうにかしなければo(`^´*)






次回予告



次回こそヒロインのあれを書きます‼


投稿予定日は、2017年3月6日~3月9日です。



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