galaxyangel?違いますSEEDです   作:シャト6

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第6話

ザフトの艦隊が去り、第八艦隊との合流を急いでいるアークエンジェルとルクシオール。今、アークエンジェルでは、キラ・ヤマトの処遇について話し合っている。

 

ナタル「被告は、自分の行動が艦の安全をどれ程脅かしたのか、全く理解していません」

 

ムウ「今の発言は、類推に過ぎません。議事録からの削除を求めます」

 

マリュー「削除を許可します」

 

キラを囲むように陣取る三人。キラの正面には艦長であるマリュー。左にはキラの弁護役のムウ。右には検察官役のナタルがいた。

 

ムウ「え~っと…そもそも民間人を人質にとるという事は、コロシカ条約4条に抵触すると思いますが?」

 

ナタル「今回の行動は、同条特例項目C…戦時下における措置に意そうします」

 

ムウ「え?特例項目C?知らねえよそんなの」

 

ムウは、ナタルが言った特例項目Cを軍事条約が書かれた本から探していた。

 

モリス「しかし、その特例項目Cは、艦長又は少佐以上に処置する権限が与えられている」

 

マリュー「モリス艦長」

 

ムウが必死に調べている間に、モリスがキラを弁護する。

 

モリス「ってかムウ…少しはナタルを見習えよ。どこの世界に、弁護する人間が軍事条約が書かれた本をあたふた読みながら弁護するんだよ」

 

ムウ「仕方ね~だろ!こんな事、今までする機会なかったんだしよ」

 

モリス「やれやれ…」

 

ムウの言葉に呆れるモリス。

 

モリス「マリューや、お前より階級が下のナタルはきちんと知ってたみたいだが?キラも大変だな。こんなのが弁護役じゃ」

 

キラ「あ、あはは…」

 

マリュー「さて…キラ・ヤマトには、何か申し開きしたい事がありますか?何故あのような勝手な事を?」

 

キラ「…人質にする為に助けた訳じゃありませんから」

 

その言葉に、ナタルはキラを見る。

 

モリス「ま、そうだろうな。けどなキラ、今回は大事にならずに済んだのも事実だ。お前の行動がアークエンジェルにとって、マイナスだった部分もある事を忘れちゃいけない。それは分かるな?」

 

キラ「…はい」

 

モリス「それが分かってれば十分だ。ナタルもだ」

 

ナタル「わ、私もですか!?」

 

まさか自分も言われるとは思っていなく、ナタルは驚いた。

 

モリス「さっきも言ったが、特例項目Cの発動権限は、艦長又は少佐以上の階級が必要だ。お前は少尉であるにかかわらず、ラクス…民間人を人質にした」

 

ナタル「……」

 

モリスの言葉に、何も言い返せないナタル。

 

モリス「だが、今回の場合は仕方がない事だ。確かに、あのままではアークエンジェルが沈められていたのも事実。だが、特例項目の話をするんなら、その辺もしっかりと予習しておくべきだったな」

 

ナタル「…申し訳ありません」

 

モリス「な~に、お前のそう言う行動も大切だ。艦長と言い合いにもなると思うが、それはお互い自分の考えをしっかりと持っている証拠だ。何も恥じることはない」

 

そう言いながら、落ち込んでいるナタルの頭を優しく撫でるモリスであった。しかし次の瞬間、モリスの背後から物凄い視線を感じたのである。

 

モリス「……」

 

ゆっくりとそちらの方を向くと、マリューがモリスとナタルを思いっきり睨んでいた。

 

モリス「……」

 

取り敢えずモリスは、命が惜しかったので空いてる手でマリューの頭を同じように撫でるのである。すると、マリューからの視線はなくなった。

 

キラ「……」

 

ムウ「あ~…」

 

そんな光景に、キラは唖然とし、ムウは空気に耐えられず話し出す。

 

ムウ「いい雰囲気なとこ悪いけど、さっさと終わらせちまわないか?」

 

モリス「そ、そうだな」

 

モリスは慌てて、撫でていた手を2人の頭から離した。しかし、2人はモリスの手を掴み、再び自分の頭に置くのであった。

 

モリス「…キラ・ヤマトは、本来ならば軍事法廷では銃殺刑になるが、生憎ここにいる連中は誰一人そんな権限は持っていない。だから、キラ・ヤマトには今後、熟慮した行動を求める事になる。以上だ」

 

最早何も言うまいと思いながら、2人の頭を撫でながら結論を言う。

 

キラ「え、えっと…」

 

ムウ「要するに、もう勝手な行動はするなって事だ」

 

モリス「そう言う事だ」

 

そして、軍法会議の真似事は終了となったのであった。

 

モリス「あの~…そろそろ離してくれない?」

 

「「駄目です!」」

 

モリス「さいですか…」

 

2人の言葉に、モリスは諦め満足するまで頭を撫でるのであった。因みに、部屋を出ていくムウの顔がニヤケていたので、頭に愛の拳を振り下ろしたことをここに記しておこう…

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