私と綾子と   作:のゔぇんぶれ

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私と綾子とーうしのひのじゅんびー

冬木市 衛宮家内私の部屋。

 

 

「なにこれ…めっちゃくちゃうねうねしてる…」

「…ねえ、私、これメデューサににてない?」

「あー…」

 

あー、ではないです姉様方。

はい、ということでアナです。…あ、えっと、メデューサです。

…まあ、どっちでも大丈夫です。私は私ですので。

まあ、小さい状態なのでアナって言います。私はアナ。よろしくお願いします。

ところでなんで私のお部屋に鰻を持ってきてるんですかね、サクラ…。

 

「あー、お姉さん方うなぎ見るの初めてでしたか」

「「うなぎ?」」

「うなぎです」

 

そういって、うなぎをよく見せようとスマホを傾けるサクラ。

 

「うわぁ…ますますメデューサだわ…」

「…………可愛いかどうかはともかくメデューサね…」

「うなぎと同等ですか私?!?!?!?!?!?」

 

いえ、確かに蛇と鰻はよくにてますけれど、全くの別物です。

あ、鰻って毒あるんですよ?知ってました?

あ、どうでもいいですね。すみません。

 

「ところで、サクラ。この鰻はどうしたんですか?」

「先輩が「そろそろ土用の丑の日だろ?って事でランサーが営業してきたからしょうがなく買ってきた」って言ってたなぁ」

「青いやつぇ…」

「…青いやつ?ああ、よく死にそうになってる彼かしら…?」

「あ、そっちでもよく死にそうになってるんですね?」

 

青いやつ=やけに死にかける、はどこの世界線でも一緒…なんですね。

いやまあ、…もしかしたら、別のやつかもしれないけれど。でも、別に青いやつが居るのも嫌ですしねえ。

 

「ところで、ライダーとお姉さんたち。土用の丑の日って別に鰻じゃなくてもいいのしってました?」

「え…」

「…そもそも土用の丑の日を知らないわ…」

「そうね、私」

「あ、そうでした。ライダーは知ってたからつい」

「サクラに…教えてもらったんですよ?」

「あれ?!そうだっけ?!」

 

驚きながら小首をかしげるサクラ。

可愛いですが忘れられてるのはちょっとショックでした。

 

「……ごほん。土用の丑の日っていうのはですね、江戸時代、平賀源内さんが知り合いのうなぎ屋さんに鰻が売れないからなんとかしてくれ、と言われてその鰻屋さんの店先に【本日丑の日】っていう紙を張り出したっていうのが始まりって言われてましてね」

「他には春木屋っていう鰻屋説もあるな」

 

そういって士郎が現れました。あ、士郎にもちゃんと説明しましたよ?

…うまく伝わってるかどうかはわかりませんが。

後、姉様方に「赤いのとは違う人(本当は違う人じゃないけど)」って説明するのも中々に骨がおれました。

 

「あ、先輩。お疲れ様です。お見えになりましたか?」

「おう。ということで、ライダー。居間に居るぞ」

「本当ですか?!…あ、いけない。今、私はアナです。……綾子お姉さんに挨拶してきますね…。

綾子お姉さんが夏バテしないうちに、鰻お願いします…ね?」

 

にこっと笑って。私の部屋を後にします。

待っててくださいね、綾子!今、(士郎達が調理した)鰻を持っていきます!士郎が!

私はててーっと駆け足で綾子の居る今へと目指していくのでした。




丑の日編前編。



鰻タベタイ。
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