と………言うわけで〜〜〜〜〜〜〜〜(どういう訳で?)
竜「幻想郷探検ツア〜〜〜〜〜。(霊夢案内)」
霊「却下」
竜「ダニィ‼︎」
霊「いや、ダメに決まってるでしょ。めんどくさい。」
竜「まあまあそう言わずに…ちょっとぐらい付き合ってくれよ。」
霊「そんなに行きたいなら一人で行けばいいじゃない。」
竜「俺が一人で出歩いたら10分以内に妖怪に殺られる自信がある!」
霊「どこに自信を持ってるのよ……。」
竜「なあいいだろ〜。俺ここにきてから神社から動いたことないんだぞ〜〜。」
霊「嫌って言ったら嫌。それでも行くってなら一人で勝手に行きなさい。」
竜「………じゃあ霊夢。これがなんだかわかるか?」
俺はポケットに入れていた財布を取り出す。これは俺が幻想入りした時にポケットに入っていた俺の財布である。中には少しではあるが金が入っていた。
霊「な……何よ…!その大金。」
どうやら幻想郷と外の物価は違うらしく、外の世界での一円では幻想郷では約100円ほどの価値があるという。外の世界の金を紫に幻想郷のお金に換金してもらったため、あれは今そこそこな小金持ちになったのだった。
竜「これは俺の金だ。もちろん、渡す気もさらさらない。だが今日の探検ツアーについてきてくれるならこの金額の半分を博麗神社の家計に捧げてもいいと思っている。どうだ?」
俺もずる賢くなったものだ。金で人を釣るとは。……まぁでもこれはある意味霊夢のためでもある訳だし、安い出費ではあるがな…。
霊「金で私を釣ろうっての?」
言葉はこわばっているが、確かに霊夢の目が変わる。そう。なんだかんだ言って霊夢はお金に目がない。これは少しの間だが一緒に暮らしてきたからこそわかることでもある。
竜「さあ?どうかな。でも悪い話じゃないだろ?」
こうでもしないと霊夢は動かないしな。
霊「………………………」
竜「.………………………」
霊「…………わかったわよ。行けばいいんでしょ。」
竜「そうこなくっちゃね!」
霊「その代わり約束は守りなさいよ。」
竜「オッスオッス」
まぁこんな感じで霊夢と俺の幻想郷巡りが始まった。
霊「で?どこに行くのよ?」
竜「へ?いやそれは霊夢のオススメのところで」
霊「そんなところないわよ。」
竜「いやいや。一つぐらいあるでしょ。思い出の場所ぐらい。」
霊「思い出の………場所。」
霊夢の目が少し暗くなる。もしかして地雷でも踏んでしまっただろうか。
霊「一箇所だけあるわ。私のお気に入りの場所。……久しぶりに行くのも悪くないかもね。」
竜「じゃあそこへ行こうぜ。」
霊「ここよ………。」
霊夢が連れてきてくれたのは広大な花畑。もうすぐ冬だというのにそこには沢山の花が咲いていた。その美しさに思わず俺は感心してしまう。
竜「すごいな……。」
霊「ええ。ここはね優一私が落ち着ける場所。幻想郷で一番好きな場所よ。」
二人とも花畑の中に腰を下ろした。
また霊夢の目が暗くなる。何かを思い出したのだろうか。……今は一人にしておいた方がいいな。そう思い俺は立ち上がる。
竜「少し探検してくるよ。そこで待っててくれ。」
霊「………わかったわ。でもここには強い花の妖怪がいるから気をつけなさい。」
わかった。そう返事をし、俺は花畑の中を進んでいった…
色とりどりの花が周りに咲いている。俺はその中を無言で歩いていた。そもそも外に出かけようと言い出したのは霊夢のためだった。霊夢は気づかれないようにしているつもりだが、俺は知っている。霊夢が仕事と言って妖怪退治をした後にいつも悲しそうな表情をしていたのを。原因はわからない。でもそんな姿をいつも見せられては流石に心にくるというものだ。だから出かけようと誘った。少しでも霊夢の助けになればと。だが…
竜「逆効果だったかな…。」
ここにきた後も霊夢は悲しそうな表情をしていた。
ここで良い人はまだ霊夢を元気付ける方法を知っているだろう。だがあいにく俺にそんな知識はない。
竜「どうしたもんかな……。」
そう呟いた瞬間…
?「ここで何をしているのかしら……?」
殺気のこもった声が俺の後ろで囁かれた…………
To be continued
ありがとうございました。次回は風香さんと竜禅寺の会話。そして竜禅寺が真実を知る話となります。次回の投稿はまだ不明ですがなるべく早く投稿しますので、気長にお待ちください。それではありがとうございました。