色々と騒がしく書く時間が取れませんでした汗
もう少し投稿ペースを早められるよう頑張ります!
…さて今回の話はほとんどがシリアスです。また前回予定していた人物が今回出せませんでした。そこは次の話に出すので。必ず!
それでは今回もゆっくりしていってください!
おっすおっす。博之だ。風香があの意味深な言葉を残した後、俺は霊夢に捕まって空を飛んでいた。俺と霊夢の間に会話はない。…これがいわゆる気まずい空気というものか。それはともかく俺の中ではさっきの言葉が頭を駆け巡っていた。霊夢が嫌われ者?霊夢の過去にぶつかるだろう?いくら考えても答えは出てこなかった。霊夢に聞こうか。ダメな気がする。しかし気になるものは気になる。考えている間に迂闊にも声に出てしまった。
竜「なあ、霊夢。聞きたいことがあるんだが。」
霊「………何?」
竜「あの………」ここで俺の言葉は止まった。と言うより止めた。なんて聞けばいい?お前過去に何があった?とでも聞くのか?それでもし霊夢を傷つけたらどうする?アホか俺……
竜「いや……やっぱりなんでもない。気にしないでくれ。」
必死にごまかしす。明らかに不自然だったが仕方ないだろう。
霊「……風香に何を言われたのかは知らないけど、あまり気にしない方がいいわよ。妖怪は人を騙し食う。動揺させ面白がる。殺す。これが普通。何を言われても気にしないのが一番よ。」
竜「そうか…そうだよな。ありがとう霊夢。」
霊「別に感謝する必要はないわ。」
そうだ、今は気にしてもしょうがない。確かに霊夢の言うとうりだ。俺は考えるのをやめ飛んでいる今を楽しむことにした。
……あの言葉がのちに悲劇となるのも知らずに……
俺は今空を飛んでいる。これだけ聞いたらすごいことだ。なんたって今まで人間は自分の力だけで飛ぶことが出来ないのだから。しかし霊夢は何も使わず自分の力だけで飛んでいる。本当幻想郷ってなんでもありだな……話は変わるが俺は今まで幻想郷に存在するという妖怪というものをあまり見たことがない、今の所幽々香だけだ。これだけ会わなかったために妖怪などそこまで多くないと思っていた。まぁこの考えはすぐに覆されることになった。……霊夢と俺が空を飛んでいると突然妖怪が襲ってきたのだ。容姿は女の子。黒いスカートに金髪、頭に大きなリボンをつけている。
?「お前らは食べていい人間なのかー?」
竜「いや、いいわけないだろ!」
霊「うるさい博之」
霊夢の顔を見るとその目は鋭くあの妖怪を睨んでいた。そんなに警戒するほど強い妖怪なのか。その瞬間黒い刀のようなものが俺の頬をかすめた。驚いてみると妖怪の周りに無数の黒い刀が展開されている。
?「久しぶりの人間なのだ〜。」
霊「博之!捕まって!」
何がなんだかわからず霊夢に捕まっている手に力を込める。
すると霊夢は俺を持ちながら妖怪から打ち出された刃を次々に避けていく。だがなかなか辛そうだ。…仕方ない。
そう思った俺は霊夢に向かって叫んだ。
竜「霊夢!下に少しだけ近づけるか?俺は森に降りる。そのあとどこかで落ち合おう。」
霊「……わかったわ。倒したらすぐに向かうから、わかりやすい場所で落ち合うわよ。」
霊夢は地面ギリギリを飛び俺を地面に下ろす。勢いで尻餅をついてしまったがすぐに体制を立て直し森の中に入っていった。
あそこからなるべく遠ざかり、目立つ場所を求めて俺は森の中を歩いていった。
……あれから10分ほど経っただろうか。俺は一つの木の門を見つけた。ナンジャコリャ?と思いながらも門の前で立ってみる。すると門番を見つけたためここはどこかと聞いてみるとここは人里というところらしい。
竜「ここなら目立つし落ち合うにはちょうどいいところかもな…」
そう思った俺は門番に話を通してもらい人里の中へと入って行った。
人里は思ってた以上に大きくとても賑わっていた。横には甘味処や店などいろいろなものがある。金があったらなー、
金なしはつらいよw。そんなことを言いながら人里を探検して行った………
霊夢side
大きな爆発音とともに少女の姿をした妖怪が落ちていく。あまり力を入れていないぶん死んだはないだろう。(まぁ結構な重症だとは思うが。)それはともかく早くあいつを探さなければ、ここらは妖怪が多い。私のせいで死なれてしまっては気持ちのいいものではない。そう思った私は低空飛行で博之を探し始めた。
〜30分後〜
霊「……あいつ…どこ行ったのよ…。」
ここら一体は全て探した。自己防衛力のないあいつのことだ隠れてからかってる線は薄いだろう。じゃあどこへ?
飛んで探していると一つの木の門が見えた。
霊「………!!!!」
全身に震えが走る。これを見た瞬間確信した。おそらく博之がここにいるのは十九八九確実だろう。しかし全身が拒絶した。ここの中に入るのを……
霊「でも………。」
あいつを見つけるにはここに入るしかない。だけど……
私の心は恐怖に包まれた………
博之side
まあなんと言うか平和ですな〜。俺は村の隅にあったベンチらしきものに腰をかけ村を見渡していた。村人たちは活気にあふれずっと笑顔でいる。争い事もなくとても居心地が良い。
竜「こんなところがあるなら霊夢も教えてくれても良かったのに。」
すると俺の隣で店を構えていた団子屋のおっちゃんが話しかけてきた。
村人「おい、兄ちゃん。あんたそんなとこで何してんだ?」
竜「ああ、少し人を待っててな。」
村人「人待ちかい。ならこれでも食ってな。」
そう言って団子を差し出してくる。なんとも優しい人だ。
竜「サンキューおっちゃん!次金があるときに買いにくるよ。」
村人「おう!ご贔屓にな。」
おっちゃんにもらった団子をほうばりながら村を眺めていると、…少し違和感を感じた。村人達の顔が少し暗くなり何やらヒソヒソ話をしている。あんなに楽しげだった村が一瞬にしてなくなったように感じた。
竜「なんかあったのかな?」
するとその直後村の道の真ん中が開けられ、その通りを村人たちが冷ややかな目で見ていた。子供を連れた親は子供を家の中に入れ、何やら手に石を持っている。
その真ん中の道を歩いてくる人を見て俺は愕然とした。
村中の人間から冷ややかな目を向けられていたのは霊夢だった。
霊夢はまるで初めてあった時のような暗い顔で俺に近づいてくる。そして目の前に来た時に霊夢は言った。
霊「門からまっすぐ行くと博麗神社だから……。私は先に帰るわよ。」
俺は声を出せずただ頷くことしかできなかった。
そう残したあと霊夢は空を飛び神社へと帰っていった。
霊夢の姿が見えなくなった瞬間。村人たちの視線は俺に集まった。
まだ心の整理がつかず呆然としていると、何やら村長のような風貌をした老人が数人の男とともにやってきた。
霊夢に向けていた視線と同じような視線で俺を見つめてくる。
それはもはや恐怖でしかなかった。
老「お主、あの化け物と何か繋がりがあるのか?」
その言葉は俺を怒らせるには十分な言葉だった。感情のままに叫ぶ。
竜「バケモノ?何言ってんだ!正気の沙汰じゃねーぞお前ら!
霊夢は人間だろ。お前たちと同じ。なのになんだあの仕打ちは!その上何事もなかったように振る舞いやがって。普通あんなことをしたら後ろめたさとか罪悪感が残るに決まってるだろ!お前らからはそれも感じられねえ。化け物?お前らの方がよっぽど化け物だよ!老「あれとわしらを一緒にするな‼︎」
……!」
老「調子に乗るなこの小僧が!博麗の巫女に関わる奴らはみんなろくでもないやつじゃ。それ以上口を開くと言うならば貴様はここで殺すぞ!」
竜「……あんたらには優しさってもんがないのか⁉︎本当に何も感じないのかよ!」
老「あんなものにかける優しさなどない!それはここの村人全員が思っていることじゃ!」
竜「…………………‼︎‼︎」
もうかける言葉もなかった。怒りの感情も出てこなかった。ただ自分の中で抱いた感情は、恐怖。
同族を化け物だと呼びそれに対する罪悪感もない。俺はここにいる村人たちが人の皮を被った化け物に見えた。
老「この村から出るかそれとも死ぬか。選べ!」
情けないなんて、かっこ悪いなんて関係ない。俺は一刻も早くここから逃げ出したかった。この化け物たちの巣窟から。
また走り出す。村の出口に向かって。そして森に出てもひたすら走った。ただただ走った。あの村から逃げるために。なるべく遠くへ……
そして俺は暗い森へと入っていった.……
to be continued
はい。ありがとうございました。だいぶシリアスで自分で書いている時も辛かったです笑。次回は新しい人物そして霊夢は………
次回もぜひ読んでください!