気づけば俺は暗い森の中にいた。ただがむしゃらに走っていたのだ。帰り道なども分かったものではない。だけどそれほどに恐ろしかった。あの村が、あの村に流れる空気を俺の全身が拒絶していた。少し歩き近くにあった大きな木の幹に腰を下ろす。周りを見渡すとそこは全くと言っていいほど光が通らない森の中だった。ここが前に聞いた魔法の森というところだろうか。しかし…
竜「らしくねえな……俺……」
あのいつもヘラヘラしている俺はどこに行ってしまったのだろうと自問自答してしまう。それほどに心がやられていた。(もう眠ってしまいたい……)そう思った。けど……
竜「こんなところで寝たら死んじまうよな…。」
そう思い俺はフラフラと森の中を歩き出した。
霊夢side
村でのあの扱いには慣れている。そう自分に言い聞かせていてもまだなれるものではない。それにこのことをあの時と同じように博之に知られてしまった。
霊「また……あんな思いは…したくないのに!」
どこまで自分は苦しめばいいのだろう…。私は神様かいるのなら恨んだ。巫女のくせにと言われてもただただ自分の運命が恨めしかった。
博之side
何時間歩いただろうか、いや、そんなに時間は経っていないのかもしれない。しかしそれほど長く感じた。さすがは魔法の森なのか。明らかに人間が来ていい場所ではないと思った。体が重い。めまいがして吐き気がする。そんな状態になっても自分の足は森の中心部に向かって行った。
すると目の前に家があった。少し寂れてはいるが立派な家。その時自分にはそこに人が住んでいる形跡があるかを調べる余裕もなく家のドアの前に倒れてしまった。
竜「しばらくここで休むか…」
そう思い目を閉じようとした瞬間。
?「そこで何をしているんだぜ⁉︎」
聞きなれない声が森の中に響いた。
少し目を開けて見てみると、一人の少女が立っていた。黒いスカートに大きめの帽子。いかにも魔法使いのような格好だった。しかし魔法使いというには幼く、背は霊夢より少し低いぐらいの背であった。
?「おい、お前!そので何をしてるか聞いてるんだ!」
別に何もしていない。そう答えなくてはと頭ではわかっていても言葉に出なかった。もう……意識が…,
?「お、おい。お前……」
そんな言葉が頭の中で響きながら俺は意識を失った。
そうして俺はこの1人の少女との出会いによって、物語は急速に進んでいくのであった,…………………
To be continued
はい、ありがとうございました。いよいよあの方が登場です。勘の良い方ならもうお気付きのはずですよね^_^
次回の予定も未定ですがなるべく早く出します。ではありがとうございました!次回もゆっくりしていってください!