どこかの国の、名も無き地にてある男が何かを探すように歩いていた。
「何処だ、何処にあるのだ、」
男の探し物は未だ、見つかっていない.....
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「おい、起きろ黒戸、もう下校の時間だぞ」
友人の呼びかけにより、黒戸は眠りから目が覚めた。
「すまないな、士道。ところで、一つ聞きたいのだが、今日は下校時間がやけに早いな、何かあったのか?」
黒戸が、時計を見て不思議そうな顔をした。
「お前、もう忘れたのかよ。今日は始業式だったろ」
「そういえば、そうだったな」
黒戸は説明を聞き、そういえばそんなものもあったようななかったようなと、曖昧な記憶を少しずつ思い出そうとするが、全く思い出せないようだ。
「まぁ、お前はずっと寝てたから何も覚えてなくて当然なんだけどな」
「うーん、確かに今日は夢と現実の間を行き来しているような感覚だったな。」
「それって、大丈夫なのか?」
士道が心配そうに言った。
「まぁ、今のところすこし記憶に違和感を感じるが大丈夫だ」
「いや、それ大丈夫な奴じゃないだろ」
士道はあきれたようにツッコミを入れた。
「いや、記憶の混濁なんて些細なことだよ。それよりも士道、昼はどうするんだ?」
今日は学校が昼前に終わったため友人と共に食べに行く人もいるようだ。
「今日は妹と食べる約束をしてるんだ」
「なるほど、家族で外食か」
「黒戸も来るか?」
黒戸は少し考えるようなそぶりをしてから答えた。
「流石に家族との食事にお邪魔するのは気が引ける、大人しく家で食べるよ」
「そうか、気を使わせて悪いな」
「気にするな、それよりも食事、楽しんでこい」
「わかった、じゃあな」
「ああ、またな」
士道との会話を打ち切り、帰りの支度をしようとした瞬間、激しい揺れが起き、直後に大きいサイレンが鳴り響いた。
一瞬、ざわめきに包まれるが避難を促すアナウンスが流れ全員が素早く列となり避難を開始した。
「ふむ、これなら何事もなく避難できそうだ」
緊張から解放され一息ついたところで、黒戸は士道の方を見てみると、携帯を眺めて顔面蒼白になっていた。
「おい、どうしたんだ士道」
「妹が琴里がまだ、避難してない!」
と焦った様子で言うと、列から外れ駆け出していった。
「おい、待て士道!」
黒戸もすぐに士道のあとを追った。
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追いつくと、立ち止まって空を見上げている士道が見えた。
「どうしたんだ?士道」
つられて上を見ると何やら複数の人影が見える。
そして、銃のようなもので何かを撃っている様子だった。何事かと撃っている方向を見ると、そこには鎧のようなものを着ている美しい少女がいた。
士道はすぐに少女の元へ駆け出して行ったが、黒戸は立ち止まり状況の把握を行っていた。その過程で、あることになぜか強い疑問を感じた。
「あの力はなんだ?」
疑問が言葉となった瞬間、その疑問の答えを求めるが如く、脳が動き頭が熱くなるのを感じた。さらには痛みまでもが黒戸を襲った。しかし、その異変は意外にもすぐに終わった。終わったその瞬間、「カチャリ」と錠が開くような音が響き、黒戸は全てを思い出した。
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批判、アドバイスよろしくお願いします