精霊との接触ですが、恋愛とか分からないので、ん?という所もあると思います。その場合は低評価とともにアドバイスをお願いします。
琴理に指示された教室に向かった。その教室はボロボロで戦闘の跡が深く残っていた。精霊の少女と目があった。うれしそうな顔をしながら、話しかけてきた。
「おお、生きていたか!突然いなくなったから心配したぞ!」
どうやらまだ、仲間だと勘違いしているようだ。どうしたものか、このまま騙し続けるのは気が引ける。だが、精霊でないと言ったとしてもなぜ自身がこの能力を持っているかわからない。説明できない。どうしたものか。
迷っていると、琴理から指示が来た。
『このまま攻略を続けなさい。心苦しいのは分かるわ、でもこのまま勘違いを正さなければ攻略を有利に進める事が出来るわ。』
確かに琴里の言っていることは正しい。やはり、抵抗はあるが精霊を救うために必要であるならば仕方がない。
「どうした?さっきからずっと黙っているが」
沈黙している時間が少し長かったようだ。
「ごめんな、少し考えごとしてたよ。それよりも自己紹介しようか、俺の名前は五河士道。君の名前は?」
これで誤魔化せただろう。..........いや少し無理やりか。やっぱり訓練した方がいいかな?
「私の名か....すまない、私には名が無いのだ。」
名がない、か。困ったな、これから会話などをする時名前が呼べないのは致命的だ。
「何と呼んで欲しい?」
「うーん、すぐには思いつかんな。」
やはり、自分の名だ。決めるのには時間がかかるだろう。と思っていると精霊がいいこと思いついた!って感じの顔になった。嫌な予感がする。
「士道!お前が私の名を決めろ!どんなものでも受け入れるぞ!」
.......言ってたなかったが俺の嫌な予感って結構当たるんだよなぁ
いきなり名を付けるなど恋愛初心者の士道には荷が重過ぎる。琴里に助けを求めるが、
『だめね、こちらの方でも考えてみたけどろくな名前が出なかったわ。士道、任せるわ。』
まさかの返答である。
どうすればいい!?そうだ!精霊に意見を聞こう!
「どんな名前がいい?」
「うむ、名前だけで私!と分かるようなものがいい。」
ハードルが上がった。一言でその人自身を表すというのはかなり難しい。
「ごめん、今のままでは君のことを知らなすぎる。だから名前を決めることは出来ないよ。本当にごめん。」
「そうか、残念だな.....」
精霊の少女は残念そうに俯く。
「でもね、」
士道は言葉を続けた、
「これから、君と一緒に過ごして少しずつでも君のことを知っていく。そうした先で君の名前を決めるよ。」
士道は我ながら恥ずかしいことを言ったと思った。でも、これが自分の本心だから伝えられてよかったとも思う。
精霊を見ると驚いた顔でこちらを見ていた。
そんな様子が少しおかしくて笑ってしまった。
「む、何がそんなにおかしいのだ!」
怒られてしまった。
「ごめんごめん。それでさ、これじゃダメかな?」
精霊はむっとした顔のまましばらく考えた後
「うん、それでいい。それでいいぞ!」
まだ、ムスッとしたような感じだったが
「これから、宜しくな」
「ああ!よろしくだ!」
最後には明るい笑顔になっていた。
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