リリカルなのは~晴天の物語~   作:菜兎騎

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第九話 「家族が増えたみたいで楽しいね! こんな日が続けばいいのにと思う今日この頃……」

昨日の夕飯にはフェイトちゃん、アルフ、リニスが加わり賑やかな食事となった。

義姉さんはまるで妹が出来たようにフェイトちゃんとアルフをかまい、リニスは同年代の子と遊んでいるフェイトちゃんを見て嬉しそうにしていた。

結局、夜寝る時も義姉さんに連れられアルフと三人で眠っていた。

 

「《義姉さん、フェイトちゃんが来てから生きいきしてるね》」

「せやかて、楽しいもん。同い年の子と遊ぶなんて今までほとんどできんかったし」

 

朝、ボクは義姉さんと一緒に朝ごはんを作っていた。

今日のメニューはフェイトちゃんが好きだというオムライスに別荘の城の裏庭で採れた野菜を使ったサラダ、まだ朝は肌寒いのでオニオンスープにした。

 

「おはようございます。二人とも早いですね」

「《おはようリニス。ボクは下から帰ってきたところだから》」

「私はいつもならもう少し遅いんやけど、今日は三人も増えとるからな」

 

昨日の事を考えると、三人分じゃなくて四人分は増えてるような気がしなくもないが何人分増えてもあまり大差ないので触れないでおく。

リニスは義姉さんから出来上がった料理を受け取り、テーブルに並べていった。

 

「さて、そろそろ二人も起こさなあかんな」

「私が起こしてきますよ。二人の世話は慣れてますから」

「そうか? なら、お願いするわ」

 

朝食をあらかた並べ終えると、リニスは義姉さんの部屋へ入っていった。

朝食作りも全て終わり、食べる準備が整ったあたりで三人が部屋から出てきた。

 

「おはよう、はやて、琴音」

「おはよう」

「おはよう。ごはん出来てるで、はよ食べよう」

 

いつもより賑やかな食事がはじまる。

フェイトちゃん達が来てくれて本当に良かった。

 

 

「《それじゃあ、ボクは学校に行ってくるね》」

「うん。いってらっしゃい」

「い、いってらっしゃい」

 

義姉さんとフェイトちゃんの声を受けてボクは外へ出る。

今日は午前中にジュエルシード探しをして午後にはプレシアさんのところへ行く予定らしく、リニスも一緒に行動することにしたらしい。

リニスが言うにはプレシアさんがフェイトちゃんに普通に接しているとは思えないそうだ。

アルフも肯定してたから本当だろう。フェイトちゃんはそんなことないと言っていたが。

 

「(何もないといいんだけど……)」

 

そんなことを考えながらアキくん達と合流して学校へ急いだ。

 

 

side R

 

フェイトとアルフと再会してから一晩経ち、朝の忙しさが落ち着いた頃、二人と共にジュエルシードを探しに家をでました。はやてさんを残していくのが少々心残りですが、今日は午前中は図書館へ行くそうなので大丈夫でしょう。

 

「それでは行ってまいります。お昼には一度戻ってきますので、あまり図書館にながいなさらないよう」

「わかっとるよ。帰りに買い物頼んでもええか? メモは渡しておくから」

「わかりました。寄ってきます」

「お願いなぁ。ほな、いってらっしゃい」

 

フェイトとアルフは話している間に先に出発したようなので集合場所に決めておいた場所へ向かう。

私が着くまでに二人が無茶をしていなければ良いのですが。

 

 

side A

 

バシッ

『うっ!』

バシッ

『うぁっ!』

 

耳を背けたくなる。フェイトが苦しんでる声なんて聞きたくないのに。

リニスに伝えないで庭園に帰ってきたけど、やっぱりリニスにも伝えるべきだった。

こうなる事くらいわかってたはずなのに。

 

「なんでこんなことが出来るんだよ……」

 

フェイトは必死にジュエルシードを集めてきたのに。

フェイトが苦しんでいてもあたしは扉の外で待ってるしかない。

 

バシッ

『うあぁぁぁ!』

バシッ

『うぁぁぁぁ!!』

 

本当になんでなんだよ。何であの女は母親なのにこんなことが出来るんだよ!

あのロストロギアは……ジュエルシードはそんなに大切なもんなのか!?

リニスは何か知ってるかもしれない。昨日はあの女のことをほとんど教えてくれなかったけど、前はあの女と契約していたしジュエルシードを集める理由は知らなくてもどんな研究をしていたかは知っているはず。

 

コツッ、コツッ

 

「! フェイト!」

 

扉からフェイトが出てくる。

 

「フェイト、ごめんよ。大丈夫?」

「平気だよ。なんでアルフが謝るの?」

「だってさ。言われた物はちゃんと持って来たし、あんなひどいことされるなんて思わなかったし、分かってたら絶対止めたのに」

 

ボロボロになったフェイトを支えながら話す。

ジュエルシードを集めてる時より怪我の多い姿になんで止められなかったのかと自分を責めたくなる。

 

「ひどくなんかないよ。母さんは私のことを思ってくれてるんだ。だって親子だもん」

「思ってなんかいないよ! そんな気持ちがあるならこんなことできるはずがない!」

「ジュエルシードは母さんにとってきっととても大切なものなんだ。全部集められなかった私のせい」

「でも……」

「大丈夫、全部集めたらきっと母さんも笑ってくれる。リニスも帰って来てくれたんだ。すぐに集まるよ。……行こう、アルフ。リニスが怒っちゃう」

 

フェイトがバリアジャケットを修復する。

あたしはフェイトについて地球へ戻った。

(リニスはもう怒ってると思うけどねぇ)

もうこんなことにならないようにあたしがしっかりしないと!

 




作「………」

琴「………何か言い訳は?」

作「ありません」

↑土下座中

琴「テスト期間やら検定試験やらの勉強時間については怒りませんが、何してないうえに他の小説にかまけるとはどういうことですか!」

作「ほんとにすみませんでしたー!!!(土下座続行中」

琴「しばらくバケツ持って廊下に立ってなさい!!」

作「えぇぇ~!?」

作者強制退場。
琴音の怒りには勝てませんでした。
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