sideH
「えっと、必要な物はこれで全部やね」
初めまして、八神はやてです。
いきなり私なのにびっくりするかもしれませんが、どうぞよろしゅう。
って、誰に話してるんやろ……
「~♪ ~♪」
今日は、久しぶりに隣町近くのデパートまでお買いものしてきました。
遠出するのも一カ月ぶりくらいかなぁ?
昔から足が動かなくて車椅子生活やから、これだけでも結構遠出なんよ。
「あれ? (なんやろ、この感じ。この先に何かある気がする)」
帰り道の途中、公園の横で不思議な感覚に襲われた。
「(行かないと後悔する気がする)」
たったそれだけで、私は普段なら絶対通らない脇道へ入って行った。
sideK
体が痛い。ボクはどうしたんだっけ?
兄さんにお礼が言えなくて。神様に会って。イルに会って……
そう、不思議なお兄さんに会って、それで……
「ぅぅ……」
目を開けると、白い天井が見えた。
「あら、目が覚めたかしら」
声のした方を見ると、白衣を着た、青紫のような色の髪の女の人が立っていた。
「昨日公園で倒れてるのを発見されたのよ? 体に怪我はなかったけど、具合は平気?」
「ぁ……」
頷く。それを見た女の人は、窓へ近寄り、カーテンを開ける。
どうやら、朝になったばかりのようで、太陽の日差しが眩しかった。
「そう、良かった。どこの子かな? お名前言える?」
「ぁ……(どうしよう)」
また、イルに代わりに話してもらおうかと思い、ブレスレットを着けていた腕を見るが、寝せるときにはずされたのか何も着いていなかった。
「ぅぁ……(イル、どこ?)」
横の机の上や枕元を見るが、どこにもない。
一緒にいたはずのイルがいないことにボクは心細くなり、どうしたらいいのか分からなくなった。
「ぁぁぅ……」
「まだ、お名前言えないのかな? お母さんは?」
違う、ボクは……
どうやって、この人に伝えようかと考えていると、扉が開いた。
ガラガラ……
「先生、あの子起きました?」
車椅子に乗った茶髪の女の子が部屋に入ってきた。
「あら、おはようはやてちゃん。ついさっき起きたところよ」
「よかった。起きんかったらどうしようかとおもいました。」
昨日から全然起きないんですもん。と楽しそうに話している。
どうやら、彼女がボクを見つけてくれた人のようだ。
その子は、ベットの方へ近寄ってくる。
「こちらはやてちゃん。あなたが公園で倒れていたところを見つけて、知らせてくれたのよ」
「初めまして八神はやてです。よろしゅうな」
これが、ボクと夜天の主八神はやてとの出会いだった。
作「はい、三話目でした!」
琴「いきなりはやてとの邂逅か……」
作「個人的にはやてが好きなんだよね。というか八神一家はみんな好き」
琴「そういや、イルがいなかったけど、どこに行ったの?」
作「ああ、それは次回に持ち越しかな? まあ、ちょっとした軽いハプニングかな? どうなるかはまだ決めてないんだけど」
琴「そういや投稿直前に書いてたね。よくそれで公に出そうと思ったよ」
作「フッフッフ、ネタ及びストーリーの軽い流れは学校で書いているのだよ!」
琴「まだ高校生だったね……」
作「だって、書きたいんだもん。昼休み暇だし……」
琴「まったく、ダメ人間の典型だよ!」
作「成績は安定してるもん。次回は、はやてとのこれからの関係が明らかに!? お楽しみに!」
琴「(どうするつもりなんだろう……)」