リリカルなのは~晴天の物語~   作:菜兎騎

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第六話 「またにはみんなで遊ぶのも悪くないよね!いつも遊んでるけどね!」

{温泉旅行?}

 

明日から全国的に連休に入るという日、ボク達はいつものメンバーでお昼をつついていた。

 

「………うん。雄二と一緒」

「まあ、せっかくだしなお前らも暇なら一緒に行こうぜって話だ」

 

雄二君と翔子ちゃんが休み中に行く温泉旅行にボク達を誘ってくれた。

 

「珍しいね。雄二が誘ってくるなんて」

「…………天変地異」

「それは言いすぎじゃろう」

「日ごろの行いのせいでしょ」

{でも、楽しそうですね。義姉さんも一緒になると思うけどいいかな?}

 

アキ君や康太君たちが色々言っているけど、まあ、いつものことだし気にしなくてもいいのかな。

 

「うるせぇ! 行くのか行かないのかどっちだ!」

「「「「{もちろん行く!}」」」

 

 

なんて、会話が昨日あり、ボク達は翔子ちゃんの家の車で海鳴温泉へ向かっています。

 

「温泉なんて楽しみやね」

{ボクも初めてだから楽しみ}

 

ボクがこっちに来てから一年。義姉さんと泊まりがけで出かけるなんてことは今まで一度もなかった。

あ、アテナさんと三人で近くの海とかに遊びに行ったことはあるけど。

 

「雄二、康太、温泉に入ったら卓球しよう!」

「いいぜ、望むところだ」

「…………負けない」

 

「姉上、ダウトじゃ」

「なっ!」

「………優子は顔に出やすい」

「う、うるさいわよ!」

 

アキ君、雄二君、康太君、秀吉君、優子ちゃん、翔子ちゃんのいつもの六人。

それにボクら二人となんと今回は。

 

「雄二があんなに元気に遊んでるなんて~」

「皆楽しそうでなによりです」

 

保護者として雄二君のお母さんの雪乃さんと、アキ君のお姉さんの玲さんが一緒です。

 

「みんな~、もうすぐ着くわよ~」

 

そう言われて皆で車の外を見ると、ボクらの目的地『旅館山の宿』が見えてきた。

 

 

「それじゃあ、荷物を置いたら着替えを持ってお風呂に入りに行きましょうか」

「「「はーい!」」」

 

雪乃さんがチェックインをして、ボクらは今日から二日間お世話になる部屋へ向かった。

 

「結構広いな~」

 

今回は10人という大所帯なので、男子組と女子組に分かれることにして二部屋とりました。

 

{じゃあ、優子ちゃん、翔子ちゃん、義姉さんをお願いね}

「任せて」

「………うん」

 

義姉さんを女子部屋へ送ってからボクはアキ君たちのいる男子部屋へ。

着替えをとって、お風呂へ直行です。

 

「でね、この間は「あぁーははははっ! ごめん、ごめん人違いだったかな? 知ってる子によく似てたからさ」ん?」

 

アキ君たちとお風呂へ向かう途中、急に高笑いのような声が響いてきた。

そちらに目を向けると、ボクらと同い年くらいの女の子が三人と、オレンジ髪の玲さんと同じくらいの女の人がいた。

どうやらさっきの声はこの女の人のようだ。

 

「あれ? 高町さんにバニングスさん、月村さんだ」

「本当じゃ。あやつらもここに来とったんじゃな」

 

女の子三人はアキ君と秀吉君のクラスの子のようだ。

 

「もう少し静かにはできねぇのか、あいつら」

「一方的に話しかけられたようにしか見えないけどね」

「…………(コクコク」

 

女の人は気が済んだのか高町さんたちから離れていった。

 

「もう、なんなのよ!」

「まあまあ、アリサちゃん落ち着いて」

「くつろぎ空間だし、あんな人もいるよ」

「三人ともこんにちわ」

「あ、吉井君。木下君も」

 

さっきの事で少し苛立っているバニングスさんを二人が慰めていた。

そんな所にアキくんと秀吉くんが近づいていく。勇気あるなぁ……

 

「あんた達も来てたのね」

「うん。霧島さんに誘われたんだ」

「わしらからすれば、お主ら三人そろって来ていることの方が驚きなのじゃが」

「私たち、毎年恒例の家族旅行なの」

 

{なんか、あの五人はたから見たら女子が街なかで会話してるように見えるんだけど}

「奇遇だな、俺もそう思ってた」

「…………同じく」

 

アキくんも秀吉くんも中性的な顔立ちしてるからなあと思いつつ、二人を促して先にお風呂へ向かった。

後から来た二人に怒られたのは言うまでもないことでしょう。

 

 

「フー。お風呂気持ち良かったね」

「うむ、卓球も楽しかったのじゃ」

「その後また風呂に入る事になったがな」

 

みんなでお風呂を堪能した後、アキくんの提案で卓球をすることになった。

アキくんと雄二くんの試合が白熱して、一回のラリーだけで10分近く打ち合っていたときは本当に小学生なのかと疑いたくなったけど……

 

「夕飯は女子部屋で食べるんだっけか?」

{うん。夕飯くらいは全員で食べたいって義姉さんが}

「翔子ちゃんも雄二と食べたいだろうしね。(ボソッ)姉さんの監視もあるし」

「…………楽しみ」

「「{カメラは持って(くなよ/いくでないぞ/いっちゃダメだよ/いくのはダメですよ)}」」

「…………(ズーン」

 

康太くんの性格からしておそらく女子組の写真を撮ろうとしてたんだろうけど、それは止めないと後が恐ろしいです。

主に義姉さんが悪乗りしそうだから。

 

案の定、夕飯の時に義姉さんが康太くんと一緒になって写真を撮りまくっていた。

「家族写真や。家族写真♪」なんて言って撮るもんだから止めさせようにもできなかった。

まあ、今まで旅行にも行けなかったし楽しいならいいかと途中で諦めた。

 

「今日は楽しかったね」

「こういうのもたまには悪くないな」

「まったくじゃ」

「…………(コクコク」

{ボクも初めての旅行で楽しかったです}

 

みんなで布団にもぐりながら話す。

友達とのお泊りも初めてだし、良いことづくしです。

 

夜、「(魔力反応があったけど魔道士が近くに来てるのかな?)」と思いながらその一日が終わりました。

 




作「…………(縄で縛られ吊るされ中」

琴「……(ツンツン」

明「……放っておいていいの?」

琴「いいよ。自業自得だから」

明「……(作者さん、南無)」

琴「さて、作者は放っておいて次回はついにボクがなのはちゃんたちと魔法関連で接触する予定です!」

明「僕らは魔法使えるのかな?」

琴「さあ? そこは作者次第」

明「今のうちにデバイスの名前考えておこうかな……」
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