「やだっ!あっち行って!」
「ギャァァァッ!」
やっぱり!もうヘルヘイムの侵食が始まってたんだ!
女の子が初級インベスに襲われてる!助けなきゃ!
「やぁぁぁっ!」
くらえっ!跳び蹴りだっ!ずっとライダーの真似ばっかりしてきたから型はバッチリだよ!
「ギュェッ!」
よしっ!インベスが倒れた!
「ねぇ、大丈夫⁉︎怪我とかない⁈」
腰を地面におろしてビクビクしてる女の子(っていっても私と同じくらいの年なのかな?)に私は尋ねた。
たしか、この星には普通の人間とは違う人たちがいっぱい住んでるんだったよね…。この子も頭からツノっぽいのが生えてるから、鬼の子なのかな?
「あ、うん!大丈夫…!ありがとう…!」パァァァァ
ふぁ⁈何この子!
上目遣い可愛すぎるんだけど!なんか後光が差してるしっ!
女の子同士だけど…危なかった…。もう少しで目覚めちゃうとこだったよ…。
「えっ、とっ、とにかく何処かに隠れてて!」
「は、はい!」
慌てて返事する姿もかわいすぎる!ちょこちょこ走って逃げて…ハァ、後ろ姿もかわいいなぁ…
…ハッ!何考えてるの私!百合趣味はないよ!
落ちついて、私。今は目の前のインベスだよ。何とかしてコイツを倒さないと…。絋汰さんの手紙には、スマホで変身できるって書いてあったけど…。
『インベスを感知しました。これより、戦闘チュートリアルが開始します。』
わっ!またスマホが動き出した!
眩しっ!サングラス、サングラス…っと。
『アプリ《フォールン》を起動して下さい。」
ふぉーるん?これかな。
タップ!
ん?あっ!腰に銀色のベルトが!
『ベルトにスマホをセットして下さい。』
この真ん中のくぼみだね。オッケー!
いよいよ記念すべき初変身!
あっ、ポーズどうしよっかな…。家帰ってからゆっくり考えよっと!
とりあえず今回は、絋汰さん、真似させていただきますっ!あっ、私左利きだから左右逆でやるけどね。
スマホを大きく上に掲げて、
「と〜りゃッ!」
ベルトにはめるっ!
『画面をタップして下さい。」
おっけー!左手で、勢いよく、タップっ!
「変身!」
『fallen vampire link』
ふぉーるん…?堕ちる?
わあっ、ダブルみたいに体が丸いエネルギーが表れて、身体が黒い粒子に包まれてく…
これが…私の変身…
ちょっと黒っぽくてダークライダーみたいだけど、まぁ気にしない!
だってずっと夢見てきた、みんなを守るための力…私だけの力なんだもん!
「仮面ライダーフォールン…
…アナタをジゴクの底に突き堕としてあげるわ」
決まった…!
「ハアッ!」
起き上がってきたインベスに左ストレート!
「ギュェッ!」
続いて左足蹴り!
案外簡単に吹っ飛ぶんだね!
「こんなもの?物足りないよっ!」
まぁ初級インベスだからかな?そのうち上級とかオーバーロードともやり合いたいな〜。
『武器チュートリアルです。ライダーを選択して下さい。』
ん?武器…?
腰のスマホがなんか光ってる。
ケータッチみたいな感じで平成ライダーのマークが並んでるけど…。
押してみよっと!
とりあえずディケイドで。
『武器を選択して下さい。』
二つのアイコンが表示された…
これってもしかして…
タップ!
『ライドブッカー』
光の粒子が集まって四角くなっていく…。これは『ライドブッカー』⁈
なるほど。ライダーの武器を色々呼び出して使えるってこと。能力的には極アームズとディケイドのミックスって感じ?
「これは…なかなかテンション上がるじゃない!」
ライドブッカーをブックモードからソードモードに変形。剣先を右手でなぞる。キャハハッ♪やっぱりディケイドといえばこの動きだよねっ!
「ハアッ!」
「ギュェッ!」
すごいっ!流石ホンモノ!DX版のは正直短すぎてイマイチなりきり度に欠けたけど、これならバッチリ!
『必殺技チュートリアルです。画面をタップして下さい。』
えっ、もうおしまい?もっと色々試したかったんだけど…。まぁいっか、初陣なんてこんなもの。サクッと終わらせよう!
ライドブッカーを投げ捨てて、左手でスマホをタップ!
『vampire death drop 』
左足がだんだんアツくなってきた!ここれっていわゆるパワーがたまってるんだよね!紫色のエネルギーっぽいので左足が光ってるし!
さぁ、やっぱり最初はこれできめるよっ!
「ライダーキック!ハァーッ!』
「ギャァァァッ!」
インベスは無事、爆・散!
祝、初勝利!
ベルトからスマホを外して、変身解除…っと!
んーー、いやったぁっ!
仮面ライダーに、なれたぁっ!
ばんざぁぁいっ!
「あ、あの…ありがとうございました!」
ん?さっきの女の子だ。
「大丈夫だった?ケガとかホントにないよね?」
インベスに襲われてケガをしてしまえば一大事。ヘルヘイムの植物の種を植え付けられちゃうもんね。
「うん、あなたのおかげで助かったよ。ありがとう。それで、あの生き物って一体何なの…?」
「あ、それはね…」
あっ…
でもヘルヘイムの秘密を言っちゃったら皆パニックになっちゃうよね…。
たしか鎧武でも、高虎兄さんが言ってた。暴徒と化した人々がその文明を滅ぼすだろう、って。だったら私も言わないほうがいいのかな…
「とにかく、とっても危険な生き物だから、見つけたら絶対に近づかないで!」
「あ、うん!わかった…!」
ユグドラシルの真似するのは本当は嫌なんだけど、これでいいんだよね。これで…
さて、私も学校に行かなきゃ。
あっ、そういえばマンガとかだとさ、こうやって登校中に出会った相手がクラスメートだったりするんだよね〜。さっきの可愛い鬼の女の子がクラスメートなのかな〜…。なんちゃって!現実でそんなことあるわけないよね〜!キャハハハッ♪
結論から先に言うね。
鬼の女の子、『ピカ・トーラル』ちゃんは私のクラスメートだったよ。
(えぇ〜…)
千鶴:やった!私、ついに変身しちゃったよ!
南斗:そうだな。…てかいつまで千鶴って名乗ってるつもりなんだ?
千鶴:え?
南斗:いや、お前って絋汰に名前かえられただろ?
千鶴:そうだっけ?
南斗:(コイツ…忘れてやがる…)はぁ…
いいか?お前の名前は今日から『カエン・シュウマ』だ!
千鶴:はえ〜名前も変えられちゃうんだ…。まぁ違う惑星だし、名前も日本人のままだと、色々と都合が悪いんだろうね。おっけー!私、今からカエン!改めてよろしくね!
南斗:さて、次回は…
フォールン第二ラウンド!
カエン:おお!もう二戦目⁉︎いいねいいね!
南斗:鎧μ'sがストーリーの進みが遅いからね、こっちはできるだけ駆け足でいきたいんだ。
そして、新武器も召喚!
カエン:今回はディケイドだったよね。次回はやっぱり鎧武⁈私もあなたも鎧武大好きだもんね!やった!
私、ずっとソニックアロー使いたかったんだ!
南斗:さて、どうなるかな…お楽しみに!