DD153冒険記   作:塚崎響木の冒険

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おそらくめちゃくちゃ。間違っていたらコメント下さい。即座に修正します。


チャラ神にナンパされる。

私ことDD153ゆうぎりは、先代のはつゆき型護衛艦の拡大改良型のあさぎり型護衛艦3番艦として産まれた。私の所属する海上自衛隊が、打ち出した方針、8艦8機体制によって各護衛隊群には、DDG(ミサイル護衛艦)2隻、DDH(ヘリコプター護衛艦)1隻、DD(汎用護衛艦)5隻が配備されることになった。そこで、護衛隊群の中核を担うべく、建造されたのがはつゆき型、あさぎり型護衛艦であったのであった。

 

 

 

しかし、ステルス性を全く考えていない設計や、船体に使われているアルミニウム合金の強度不足、船体の老朽化などににより退役が進み、今年2035年には私以外の艦は練習艦隊に配属されたり、スクラップになったりしていた。私だって、地方警備の第18護衛隊で、私とあぶくま型護衛艦のちくまのたった2隻の艦隊。しかもも 艦齢は40年を越えているため、船体、装備ともに老化が進んでいる。つまり私ってアラフォー……おい、そこのお前。いつまでも笑ってると改良型76ミリ速射砲撃ち込むぞ。そんな女性(実際には艦だが)にはあるまじき物騒な事を言う私。しかしそんな事より今は緊急事態。何が緊急ってそれは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敵の対艦ミサイルにロックオンされている事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2035年12月25日未明。世間がクリスマスに賑わう中、事件は起きた。3年前から関係が悪化していた中国、韓国、北朝鮮がアジア連合軍を設立し、日本に対し、宣戦布告。同時に、連合海軍艦艇21隻、航空機125機、陸上部隊1200人による尖閣諸島、竹島、与那国島、先島諸島侵攻作戦が行われ、各島は連合軍に占領された。これに対し日本政府は初となる防衛出動を発令。直ちに海上自衛隊佐世保の第2護衛隊群、舞鶴の第5護衛隊群、また、第5護衛隊群空母いぶきの航空自衛隊第92航空団が当確海域に展開した。

 

 

 

 

 

そんな中、第18護衛隊はたまたま竹島沖で演習を行っていた。演習には中国を牽制する目的があり、実弾も多数搭載し、すぐにでも実戦を行える状態だった。しかし、各科員がクリスマスの演習を嘆く中、士気を維持する事は難しく、突然の宣戦布告に対し混乱が起こり、敵の航空機接近を許してしまう。敵航空機は4機の中国空軍所属の第5世代新型機、殲撃20で、中国が開発し、ステルス機でもある殲撃20は、第18護衛隊に気づかれる事なく接近。4機から各8発のソ連製対艦ミサイルを独自に発展させたKR-3が発射された。近距離まで接近された為、CIWS(高性能20ミリ機関砲)、SeeRAMで迎撃するが、敵のKR-3が1発、ゆうぎりに向かって来た。

 

 

 

 

 

そして物語は冒頭に戻る。

 

 

 

 

 

対艦ミサイルは吸い込まれるようにゆうぎりの煙突部に直撃した。SSM-2A発射筒にも誘爆しゆうぎりは真っ二つになって沈没、ゆうぎりは、この後の第二次アジア・太平洋対戦初の戦没艦として名を歴史にとどめるのだった。死者27人、負傷者46人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?ここ何処?」」

 

 

 

これが私が最初に抱いた感想。だって私、竹島沖で演習中に撃沈されているのだから。対して今眼前に広がるのは海でも竹島でも、はたまた僚艦のちくまでも無い。何も無い、ただ真っ黒な空間がどこまでも続いてる。しかし、何も無いが、居ないとは言っていない。

 

 

 

 

「俺は神だ。」

 

 

 

 

 

そう言う自称神の青年が私の目の前に居る。そう言えば乗組員が言ってたっけ。こう言う事言ってる人は厨二病って、病気だって。

 

 

 

 

 

「おい。今俺が厨二病だって思っただろ。ふふふ………私は本物の神そしてそれをお前から読み取ったことが証拠だぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

色々暑苦しい人……でも確かになんで読み取れたんだろうか。

 

 

 

 

 

「おいおい、そんな難しい顔すんなよ……可愛い顔が台無しだぜ」

 

 

 

 

 

「何?ナンパ?それ私に言ってんの? いや私は船なのでナンパなんて出来無い……えっ?」

 

 

 

 

私は自称神が何処からともなく取り出した鏡に映る自分と思わしき姿に絶句した。綺麗な黒髪の15~16歳の女の子。でもその頭に付けてある髪飾りの「DD153」の文字は忘れる事は無い。何しろそれは私の艦番号なのだから。そこからその女の子が私であると想像するのは容易な事だっ た。

 

 

 

 

 

「なんで人間の女の子なんかに……」

 

 

 

 

 

その後、自称神のチャラ男が説明してくれた。私は沈んだ後、このチャラ男が魂をこの空間に持って来たらしい。そしてこいつは沈んだ船の魂を人として他の世界に転生させるのが仕事だそうだ。

 

 

 

 

「んじゃ早速転生してもらうよ。そうだ。なんか持って行きたい物ある? あ、幾らかっこいいからって俺とかは駄目だよ。」

 

 

 

 

「………4次元ポケットとその中に今から言うものをそれぞれ100個ずつ入れて」

 

 

 

 

 

少し怒気を滲ませながら、チャラ神に欲しいものを言う。

 

 

 

 

 

「OK 僕からのプレゼントもちょっとだけ入れておくよ。」

 

 

 

 

 

そう言いながらチャラ神が4次元ポケットを渡して来た。しかし、本当に用意するとは。私がそれを受け取ると、チャラ神が言った。

 

 

 

 

「じゃあ。良い旅を! 」

 

 

 

 

 

そうして私は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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