初音島物語   作:akasuke

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もし、現実の世界で感情のあるロボットが発明されたとして。

そのロボットが死んだとき、どのような扱いになるのでしょうか。
それを少しだけ考えながら読んでもらえると。


それでは、本編をどうぞ。


episode-28「いなくなるから」

「もう、クリパで必要な備品買うだけだから、つまらないわよ?」

 

「なに、美夏はヒマだから付いて来たんだ」

 

だから気にしないでくれ、と。

笑顔で言う美夏に、麻耶は仕方ないなと思いつつも内心は嬉しく感じていた。

 

 

平日の放課後。

クリパが近付いていることもあり、必要な備品を買うために商店街へと来ていた。

 

ひとりで十分持てる量だった為にクラスメイトの手伝いを求めずに行こうとしていたが、美夏と途中で会い、一緒に行くことになったのである。

 

 

『以前、沢井には美夏のを手伝ってもらったんだ』

 

手伝わせてくれ、と言う彼女に麻耶はわざわざ拒否する気にはならなかった。

 

それにしても、と。

麻耶は隣で鼻歌を唄う美夏をチラリと見ながら、改めて思う。

 

 

――天枷さんとよく話すようになったなぁ。

 

最初に美夏が持つ本を半分もらって運んだときは、ここまで関わるとは思わなかった。

 

学校の廊下などで顔を合わす機会が増え、勇斗とも知り合い、休みに三人で遊びに行き。

仲の良い友人みたいな関係になっていた。

 

自分自身、あまり好かれる性格ではないことを自覚していた。

だからこそ、そんな自分にこんなに関わってくれることに驚きつつも、嬉しく感じたのだ。

自分も何故か、彼女とは話したくなっていた。

 

彼女には自分の感情が出てしまうのを感じた。

昔、素直に色んなことを話していた、あの時に。

美夏が、自分が大好きだった誰かに似ていて――

 

 

 

 

 

『ね、麻耶ちゃん』

 

 

 

 

 

――違う、そうじゃない…そうじゃ、ない。

 

自分が浮かんだ人物を必死に否定する。

思い出したくない。忘れて。

 

昔から思い出してしまいそうなとき、心で自分自身に対して語りかけるための呪文を唱える。

 

 

――私には、姉なんていない。わたしには姉なんていない。

 

小さい頃から、必死に自分の心から消し去るために毎日つぶやいていた言葉。

 

崩壊しそうな心を、弱い心を守るための呪文。

 

そうやって唱えて漸く忘れることができた。

乗り越えたはずなのに。

なぜ、また思い出してしまうのだろうか。

 

 

「――沢井、大丈夫か?」

 

表情に出てしまったのだろう。

美夏が心配そうな顔で訊ねてくる。

そんな彼女に、必死に笑顔を浮かべ、大丈夫だと言葉を返した。

 

忘れたいのに、美夏を見ると思い出してしまいそうになるのは何故だろうか。

 

もう、思い出したくない。

もう、忘れたい。

 

 

――そうしないと、わたし。

 

 

 

 

 

「お、実際に動いてるの初めて見たわ」

 

「可愛いじゃん!」

 

前に多くの人が立ち止まっていた。

よく見ると、メイドの装いをした女性がキャンペーンか何かのチラシを配っていたからだ。

 

それは、市販の人間型ロボット『μ』であった。

普段はショウウインドウに飾られてるμであったが、デモとしてなのか、稼働させてチラシを配っていたのだ。

 

 

「っ……、天枷さん、あっちに行こう」

 

目の前のμを見たくなくて。

美夏に別の場所へ行こうと話しながら逆方向へと向かおうとした。

しかし、急に別の道へ移動しようとしたからか、人にぶつかってしまい、躓いてしまう。

 

 

「お、おい、沢井、大丈夫かっ?」

 

「え、えぇ、大丈夫」

 

若干、足の痛みに辛くなりながらも、立ち上がろうとする。

そんな麻耶に、美夏とは別に声を掛けてきた人物がいた。

 

 

「大丈夫、ですか?」

 

その声に顔をあげると、そこにはメイド姿のμがこちらを見て手を差し出していた。

 

 

――おねえ、ちゃん。

 

その顔が、声が、差し出す手が。

過去をどうしようもなく思い出させた。

 

 

『あらあら、麻耶ちゃんったら』

 

過去の自分が転んだときに。

いつも、助けてくれる大切な人。

 

 

『あわてんぼうさんなんだから』

 

転んだ足が痛くて泣きそうになっても、彼女の声を聞くと安心して泣き止むのだ。

 

 

『ほら、わたしの手につかまって』

 

優しく差し出される手に必死につかまって。

その暖かさに、嬉しくなった。

 

 

『まやちゃんはお姉ちゃんなんだから、我慢できるよね?』

 

そんな姿を思い出してしまって。

 

目の前の、手を差し出すμが、過去の人物と重なってしまって。

 

 

「さわらないでっ!」

 

麻耶は思わず、目の前の手を払い除けてしまった。

 

彼女の行動に、声に、μはそのまま困った様子を見せていた。

感情なんてないはずなのに。

 

思いの外、大きい声だった所為か、周りも麻耶とμに注目する形になってしまっていた。

 

 

――わたしは……私は。

 

頭に色んな感情が浮かび上がり、自分自身で混乱してしまった麻耶は、気付いたら走っていた。

行き先など考えず、あの場から逃げるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

episode-28「いなくなるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻耶が走ってから十数分経ち、気付いたら桜公園へと来ていた。

 

 

――なんでよ、なんで。

 

だが、場所など今の彼女にはどうでもよくて。

頭に浮かんでしまうのは昔の忘れたい記憶ばかり。

 

 

「いまさら、なんでよ」

 

「沢井……」

 

ひとりつぶやいていた麻耶であったが、声が聞こえて慌てて振り返ると、美夏の姿があった。

あそこから離れたい一心で走っていたため、一緒にいた美夏のことは頭から抜けていた。

 

しかし、美夏は走り去る麻耶を追い掛けていたのだ。

 

そんな彼女の表情に浮かぶのは心配と不安。

意を決して美夏は麻耶に尋ねた。

 

 

「なぁ、沢井……ロボットが嫌いなのか?」

 

それは、以前に聞こうとして、聞けなかったこと。

ショウウインドウに飾られるμに向けていた表情、視線。

あれを見てからずっと気になっていた。

 

質問された麻耶は、もう疲れていた。苦しかった。

だからこそ、隠すこともしなかった。

 

 

「きらい、嫌いよ」

 

誰かに話したかったのかもしれない。

ひとりで抱え込むのが辛かったのかもしれない。

 

麻耶は過去について話しはじめた。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

――なんて、偶然なのだろうな。

 

 

麻耶の話を聞きながら、美夏は思う。

彼女と自身が出会ったことは偶然なのだろうかと。

 

 

麻耶の父親の名前は、沢井拓馬。

 

それは、μの設計者の名前。

彼は、ロボット研究の第一人者である天枷博士の教え子であった。

だが、彼はμが量産されて店頭に並ぶ前に、この世を去ったのだ。

 

拓馬は、HMーA08型『美冬』をベースにした量産型ロボットの開発に着手。

それが原因で、あちこちの人権団体、女性団体からバッシングを受けたのである。

 

 

『販売を中止しろー!』

 

『人権を侵すロボットを許すな!』

 

『沢井 拓馬を出せっ! あいつは犯罪者だ!』

 

謂われなき誹謗中傷。個人攻撃が執拗に続いた。

それに耐えきれず、彼は自殺した。

 

麻耶たち、家族を残して。

 

 

『人間型ロボット「μ」を販売しまーす、ぜひ見ていってくださーい!』

 

拓馬が自殺し、販売計画は頓挫してたはずなのに。

二年も経たないうちに何事もなかったかのようにμは発売された。

 

麻耶は家族をめちゃめちゃにしたロボットなんかと、一緒にいれないと思った。

 

それが、ロボットを嫌う、憎しむ理由。

 

 

――ロボットの所為で、麻耶の父親は死んだのか。

 

ロボットを勝手に生み出しておきながら、壊せと言う人間が嫌いだった。

憎しみの感情を持っていた。

 

しかし、逆に、ロボットの所為で不幸に陥った人たちも居たのだと。

美夏は、初めて知った。

 

ただ闇雲に人間を嫌っていいのか、分からなくなった。

 

 

「――これが、私がロボットを嫌いな理由よ」

 

麻耶は俯きながら、質問してきた美夏へと言った。

 

確かに、そんなことがあればロボットを嫌うのにも頷ける。

嫌いにならないはずがないのだ。

 

 

――だけど、何故だろうな。

 

 

「美夏には、沢井がロボットを嫌いなだけには、思えなかったんだ」

 

「なに、言ってるの?」

 

どうしてだろうか。

彼女には、麻耶がロボットをただ憎しむ、ただ嫌いなだけには思えなかった。

もしかしたら、そうであって欲しいという、願望も含まれているのかもしれない。

 

しかし、それだけではないのだ。

 

 

「美夏はな、昔、よく恨みや憎しみの視線をたくさん向けられていたのだ」

 

「…………えっ」

 

美夏の言葉に、麻耶が戸惑う表情を見せる。

そんな視線を向けられるようには思えなかったのだ。

 

しかし、事実であった。

人工冬眠する前のこと。

彼女は、人権団体や女性団体等のロボット排斥主義者に憎しみや恨みの視線を数多く向けられた。

視線だけでなく、罵倒も。

 

そんな視線を覚えている美夏だからこそ。

麻耶がロボットに向ける視線は、ただ憎しみや恨みだけではないと思えた。

 

 

「だからこそ、美夏は思うのだ」

 

そして、麻耶の感情の中に浮かぶものが分かった。

それは憎しみや恨みとは相反する感情。

 

 

 

 

――憎しみや恨みと同時に、ロボットが好きなのではないか、と。

 

 

 

「そ、そんなはずないじゃないっ!」

 

美夏の言葉に、即座に大きい声で否定する麻耶。

だが、彼女の表情には戸惑いがあった。

 

だからこそ、美夏は半ば当たっていることを感じた。

 

美夏は数多くの憎しみや恨みの視線を向けられた。

しかし、それだけではなかった。

少なくはあったが、好意の視線を、表情を向けられたこともあったのだ。

 

それは、白河 暦や水越 舞佳などの所員からである。

彼女たちは自分に、ロボットに愛情を持って接してくれていた。

人間嫌いになっていたが、それを感じることは出来たのである。

 

その視線を、感情を、麻耶から感じた。

 

 

「なぁ、教えてくれないか」

 

だからこそ、聞きたい。

その理由を。

 

 

「友達として、知りたいんだ、沢井のことを」

 

だからこそ、知りたい。

その想いを。

 

 

「っ……ぅ…、あまかせ、さん」

 

美夏の表情が、声が。

あまりにも優しいから。

あまりにも、誰かを思い出させるから。

 

一番心の奥底にしまっていた感情が、想いが。

もう、隠すことはできなかった。

 

 

「……わたし、むかしね」

 

「あぁ」

 

「お父さんと、お母さん、そしてもう一人家族がいたんだ」

 

それは、勇斗が産まれる前のこと。

父と母だけではなく、麻耶にとってみれば姉のような人がいたのだ。

いや、正確には人ではなく、ロボットである。

 

 

「その人は、そのロボットの名前は、美秋」

 

HMーA07型 『美秋』。

沢井 拓馬が開発したロボット。

母親と父親が両方とも働いているため、麻耶は美秋と小さい頃はほとんど一緒に過ごしていた。

 

 

「わたしはね、本当のお姉ちゃんだと思ってた」

 

まだ幼かった麻耶は、美秋がロボットだとは思わなかった。

いや、ロボットだと知っても、きって彼女にとって姉であることに変わりはなかったであろう。

 

 

「ずっと側にいてくれて、すごく大好きだった」

 

 

『お姉ちゃんっ!』

 

『もう、麻耶ちゃんは甘えん坊さんなんだから』

 

一緒にお話して。

一緒にご飯を食べて。

一緒にお出かけして。

 

麻耶は美秋と色んなことを一緒にした。

 

 

『お姉ちゃん、ほらっ、手っ!』

 

『ふふ、はいはい。 手を繋いで帰りましょ』

 

彼女の優しい声。表情。

そして、撫でてくれて、繋いでくれる暖かい手。

 

それが全部嬉しくて。

それが全部、幸せで。

 

ずっと、その生活が続くことを疑っていなかった。

 

 

 

しかし。

 

 

「そんなときにね、起こったの」

 

いつものように学校から帰ってきて、リビングへと向かった麻耶。

 

そこで目にしたのは――。

 

 

『お、お姉ちゃん……なんで』

 

『麻耶ちゃん…』

 

それは、後になってロボット排斥主義者による心ない犯行だと聞かされた。

 

その犯行後の、壊されていた姉の無残な姿を麻耶は見てしまったのだ。

 

まだ、麻耶が帰ってきたときには、壊されながらも最後に意識があった。

そして、彼女の最期の声を聞いたのだ。

 

 

 

 

 

 

『……一緒に、いてあげるって…約束、したのに』

 

 

 

 

 

 

『やだ…やだよ……』

 

 

 

 

 

 

『ごめんね……』

 

 

 

 

 

 

 

幼い彼女には、あまりにもショックな出来事だった。

大好きな姉が死んだのだ。

 

悲しくないはずがなかった。

 

だが、そんな悲しみに暮れる麻耶に、さらなる追い打ちがあった。

 

 

『え、お姉ちゃんの、おそうしきは?』

 

小学生ながらに、麻耶にも知識があった。

死んだ人を弔うため、葬式を行うことのだと知っていたのだ。

大好きな姉がせめて天国に行けるように、祈るのだと、見送るのだと決意した。していた、のである。

 

 

『わたし、知ってるもん! 死んだひとのために、おそうしきするんでしょ!』

 

しかし、姉の葬式が行われることはなかった。

なんで。

 

 

『このニュースおかしいよ……キブツハソンって、モノを壊したときの、つみなんだよね』

 

大好きな姉が殺されたのだ。

その犯人を逮捕したニュースでは、「器物破損」の罪で逮捕したと報道されていた。

 

 

『お姉ちゃんはころされたんだよ! サツジンザイじゃないのっ!』

 

姉を殺した人物は、モノを壊した罪で逮捕された。

なんで。

 

そう必死に母親に、父親に、大人に訴えた。

だが、そんな麻耶に、まわりはワガママを言う女の子の扱いをした。

 

 

『わたし、言ってること、まちがってないもん!』

 

 

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで――。

 

 

必死に訴えた彼女に、あるひとりが困ったように伝えたのだ。

 

 

 

――ロボットだから、と。

 

 

 

意味がわからなかった。

いや、わかりたくなかった。

 

 

「お姉ちゃんは、死んだんだよ!」

 

「……さわ、い」

 

もう、感情を抑えることができなかった。

麻耶は涙を溢れさせ、強く感情を発しながら話す。

 

ロボットであるはずなのに。

美夏は彼女をみて、すごく胸が苦しくなった。

 

 

「それなのに、何でロボットだからって弔ってくれないの!」

 

姉にも、同じ感情があるのに。

まわりの人と、変わりないのに。

 

 

「なんでお姉ちゃんを殺したのに、罪がそんなに軽いのっ!」

 

ロボットだからって破壊されたら脳の記憶データは復元できない。

それは、人でいう死と何が違うのだろうか。

 

そう訴えても。

小さな少女の話なんて、ちゃんと聞いてくれなくて。

 

心が、壊れそうになった。

 

だから。

 

 

「だからっ、わたしは、お姉ちゃんを、ただのモノだと思い込むことにしたの」

 

姉は人間ではなく、ロボット。

ただのモノなのだと。

いや、そもそも姉などいなかったのだと。

 

そうやって必死に思い込んで。

必死に、大切だった姉を忘れようとした。

 

そして、乗り越えた、はずだったのに。

なんで。

 

 

「なんで天枷さんをみて、またお姉ちゃんを思い出しちゃうの……」

 

何故、美夏と一緒にいると嬉しく感じるのか。

それは、彼女を通して大切な姉を思い出したからだ。

 

 

「思い出したくないのにっ、わすれたいのにっ!」

 

もう、思い出すのは嫌だ。

姉の死を乗り越えたわけじゃなかったのだ。

 

ただ、辛かったから忘れようとしただけ。

ちゃんと死を受け入れられたわけじゃなかった。

 

 

「もう、やだよ……」

 

だからこそ、もう耐えることが出来なかった。

 

 

「つらいよ……いたい、よ」

 

胸が苦しくて。辛くて。

もう何もかもが嫌になった。

 

だが、そうやって泣きじゃくる麻耶を。

殻へ閉じこもるようにうずくまる彼女を、優しく抱きしめる存在がいた。

 

 

「辛いことを話させてごめんな、沢井」

 

後ろから抱きしめ、優しく彼女の頭を撫でる。

泣きじゃくる麻耶の心を、少しでも和らげてあげたくて。

 

 

「そして、ありがとうな、話してくれて」

 

麻耶の心の内を知った。

その所為で彼女を傷付けてしまうことになり、申し訳なく感じる。

しかし、ロボットを、大切な姉だと、真剣に想ってくれたのを知り、嬉しかった。

 

いつか本当に美秋の死を乗り越えるときが来るはずだ。

それは別にいまじゃなくて良い。

少しずつ、少しずつ乗り越えれば良いのだ。

 

 

「――大丈夫だ」

 

だからこそ、美夏はもう、十分に満足した。

あとは麻耶が、幸せでいてくれれば後悔はなかった。

 

 

「――だいじょうぶ」

 

その為には。

姉を思い出させる存在が近くにいてはいけない。

 

 

だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――姉を思い出させる存在は、いなくなるから」

 

 

 

 

 

 

 




初めてかもしれません、こんなにペース早く一話を描きあげられたのは。
それに文字数もいつもより多めに。
感情が乗ると、頑張れることを知りました。

さて、今回の話というか、麻耶と美夏、美秋、美春などロボットに関わる話ですかね。
その話を描くときにまず自身が描けたらな、と思ったのはそれぞれの心情です。

美夏は、麻耶はどう思うのか、考えるのか。
それを原作のゲームをプレイしながら考えてました。

私としては、麻耶や美夏なら、こういう風に考えるのではないかと思ったのが今回の話です。
あまり原作では詳しく描かれてなかったですが、幼い麻耶に姉の死を乗り越えるのは難しいかなと思いました。

ちゃんと意味がわからないにしても、葬式は子供ながらに死んだのだと理解させ、受け入れるために必要な儀式なのかと思います。
それがないとき、受け入れる為には何が必要なのでしょうね。

原作の雰囲気に沿って作れたか、今回は少し不安ですね。

ありがとうございました。
また、見ていただければ幸いです。


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