今回はカズマ視点です。上手く出来てるか不安......
俺の名前は佐藤和馬。
突然だが、俺は転生者だ。
若くして死んでしまった俺を
そんな俺だが現在、二人の仲間と行動を共にしている。一人は女神アクア。もう一人はここには居ないがーーーて、ああ!
「おいアクア!待て!」
「神の一撃を喰らいなさい!そして、己の行いを悔いなさい!ーーー『ゴッドブロー』ッ!」
アクアの光輝く鉄拳が唸る。その拳は目の前の巨大なカエルーーージャイアントトードの腹部を打ち抜ーーー
「おお、良いパンチ……ん?」
「あ」
ーーーく事は無く、そのままアクアは頭からバクリと食べられた。暫し呆然としていた俺だが、正気を取り戻し、ショートソードを構え、ジャイアントトード向かって駆け出した。
ー ー ー ー ー
「「…た、ただいまー……」」
あの後俺達は無事に戻って来ることが出来た。アクアのでしゃばりで多少のトラブルも有ったがまあ、討伐数が増えたとポジティブに受け取るとしよう。
「お。おかえり二人共。どうだったよクエストは」
ギルドのカウンター前に座って居た青年が声をかけてくる。彼が先程言いかけていたもう一人の仲間である『
「ぶっ!あ、アクア、お前……くく」
あ。アクアが泣きそうだ。
「う、うう……うわぁぁああああああああん!!」
「……あー、何つーか、すまんアクア。俺が悪かった」
「あー!マリサくん、アクアちゃんを泣かせてるー!いけないんだー!」
「おいカズマ、言い掛かりはそれぐらいにしとけ」
……とまあ、おふざけもこれくらいにして、と。その後、何とかアクアを泣き止ませることに成功した俺達は、涙を拭っているアクアを尻目に話を進めていた。
「……で、クエストはどうなったんだ?」
「取り敢えず、アクアが囮になったお蔭で二匹仕留めた。あと三匹仕留めればクエストクリアだ」
「ふむ……なら、明日は俺も付いて行こう。戦闘に参加することは難しいかもしれんが、まあ、援護ぐらいは出来るだろう」
俺は素直に頷いた。今日のクエストを通して人数が多ければそれだけ効率が高まるという事を学んだからだ。主に囮が増えるという事で。
「……そういやマリサ。お前の職業って何だっけ」
「……ああ、カズマには伝えてなかったっけか。俺の職業は『
「
「んにゃ、その逆。言っちまえば、生産職版の冒険者って所だ」
「は?…どういう事だ?」
「クリエイターは基本『何でも』作れる。その気になれば、スキルだって作れるぜ?
そんでもって、スキルの熟練度が高ければ高い程作れる物も増えていくんだよ」
「……それの何処が冒険者に似た職業なんだよ。半分チートじゃねえか」
「チート…?何だか知らないが、そんなに万能でもねえぞ。
まず、スキル取得のポイントが中々に高い。俺は運良く最初からとれたが、平均の初期スキルポイントじゃあ足んねえ。俺もとったらスキルポイントが無くなったからな。
次に、スキルの熟練度が殆ど上がらないんだよ。まあ、スキル無しでもある程度はなんとかなるが......有ると無いとでは全然違うからな」
「……具体的にはどの位で?」
「熟練度で言うと5〜10位。経験値換算でそこまでいくのに30000は要る」
「さんまっ!?」
……成る程、
ん?だとすると……
「何でお前はそんな職業なんか選んだんだ?冒険者の俺が言うのも何だが、そんな職業誰も選ばないぞ?」
「カズマ。お前は何の理由も無く、俺がこの職業を選んだと思っていたのか?」
「……何かもっともらしい理由が有るのか?」
大儲けしたいとか、そんな理由だろうか。……まあ、そんな理由なら即座にパーティーから追い出すが。
こっちだって命を張っているんだ。そんな理由なら商人にでも成れば良い。実際、俺はそっちの方が向いているとも言われたのだから。
「ズバリ…………浪漫だ」
「……………は?」
さっきまでの解説は何処かへ行ったのか、どうやらこいつは半分酔狂でこのハズレ職業を選んだらしい。
……なんとも言えない感じがするのは、俺だけだろうか。