とある魔術の絶対重力‐ブラックホール-   作:プロジェクトE

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第12話 過去を背負う者の受難曲 ~passion~

 

「ただいまーーーー、今帰ったぞーーー」

「なんだか、会社帰りの父親的リアクションなんです・・・」

と神無月の帰宅早々に小萌はげんなりとした。

「なあ、かあさん、お帰りのキスは?」

「!? もしかして、もしかしいなくても、今のお母さん役って先生のことなんですか!?」

「他に誰が?」

「まさか、疑問を疑問で返されるとは思っていなかったのです!」

「まあ、冗談なんですけどね」

小萌は膝から崩れ落ち、精神的に疲れ切った顔で、

「神無月ちゃんの冗談に先生の精神は、もうヘロヘロなのです」

そんな小萌の横を華麗なスルーを駆使して通り過ぎ、神無月は小萌先生の家の奥の部屋、インデックスの寝かされている部屋まで歩みを進めた。

インデックスが寝ているときに起こすと悪いので部屋の中をそーっと神無月は覗き込んだ。

部屋の中はのインデックスは、

「おっ、今は起きてたか。 まあ、ちょうどよかった。 ヨーグルトとか買ってきたけど食べられるか?」

「うん、さすがにおなかペコペコなんだよ、早く食べたいかも」

起きて腹を空かせていたインデックスを見る。

かすかに目が赤くなっている。

少し、泣いた後のようだ。

しかし、出会った時より晴々したような顔をしている。

神無月が出かけている間に上条と話して、少しは心の重りが軽くなったのかもしれない。

(まあ、当麻ならやってくれるとは思っていたが、期待通りだったな。 まあ、詳しいことはあとで当麻から聞くか)

なぜ神無月があとから聞くことにしたのかというと、当の上条はインデックスの寝ていた布団の隣で寝ている。

畳の上に転がって、ぐーすかぴーである。

確かに昨日は魔術師との戦いもあり、予想を上回って疲れがあったのだろう。

神無月もインデックスの食べ物を買いに行くという事態がなければ、もう一眠りしていたところだ。

さて、この後はどうするかな。

そんなふうに思っていたところに神無月の携帯が着信音を発した。

画面を見るとメールが来ていた。

送信者は白井黒子。

あれっ?と神無月は思う。

そういえば、佐天の安否がわかったら電話するっていうはなしだったが連絡先の交換をしてなかったのでは?

ということを思い出したのだ。

だが、その答えはメールの冒頭に書かれていた。

 

*****************************

白井黒子ですの。

連絡先の交換を忘れていましたので、メールアドレスはお姉さまから教えていただきました。

まずは、佐天さんの安否ですが、電話で連絡は取れなかったものの、初春に街頭カメラの記録を追わせましたら、無事な様子が映し出されていたので怪我とかは内容ですの。

そこは安心していただけると思います。

そういえば先ほど、聞き忘れたのですが、ビルに大穴を開けたのは何をしたのか教えていただいても大丈夫です?

一応、現場に居合わせた風紀委員(ジャッジメント)として知っておいた方が良いと思いますので。

******************************

 

白井のメールを読んで、神無月はそういえば、何をしたかまで説明していなかったなと思いだす。

あのとき、神無月が起こったのは絶対重力(ブラックホール)の現出で、その原理は重力剣と変わりない。

ただ、今回はそれを粒子化させて射出したのである。

射程距離に応じて、演算負荷が大きくなるのは重力剣と同じだが、その使いどころが違う。

剣による攻撃はあくまで線上に攻撃するのであり、相手を横なぎにできたりするが、今回の絶対重力砲とでも呼ぶべきものは、点攻撃もしくは面攻撃に特化する。

粒子化した重力子を放つため、あらかじめ決めておいた射程分しか届かず、放った後は方向転換などの制御は難しい。

銃を撃つのとさして変わらない。

撃ってしまえば、後は当たるのを待つだけである。

ただし、その射出する際の幅は任意で、広範囲に拡散するように発射すれば、面制圧に適する。

この技は射手する幅が任意に決められるところが、もっとも使い勝手がいいところで、射出幅を小さな点のようにすればライフルのように、広くすればショットガンのようになる。

ただし、拡散範囲を広げれば、広げるほど粒子化した絶対重力(ブラックホール)の密度は薄くなり、当らない部分も出てくる。射出する粒子数を増やせば、密度は上げられるが逆に今度は燃費が悪くなる。

何をするにしても燃費の悪さが付いて回るのが神無月の技の特徴でもあった。

と、このようなことをメールで書くのはさすがに長すぎるため、白井への返信は、

 

******************************

了解だ。

調べてくれてありがとうと飾利にも伝えておいてくれ。

で、さっきのは粒子性吸引型重力子砲とでもいうもんだ。

詳しいことは長くなるから、今度暇なときに教える。

******************************

 

と簡潔極まりない文章になったのだった。

 

 

「で、まずはインデックス、服を脱いでくれ」

「「!?」」

言われたインデックス以上に眠りから覚めた上条と部屋の片づけをしていた小萌がぎょっとした顔で神無月を見る。

インデックス自身は数秒何を言われたかわからなかったが、唐突に顔を赤くして自分の胸を両手で抱いた。

そして、一番に神無月に声を上げたのは、上条だった。

「ゆ、有真先生!? 何を言っているんでせう!?」

「なにって、体の汗を拭くから、服を脱いでくれっていう話だが?」

「な、なるほど、汗を・・・・・・じゃなくて! 何をいきなり、女の子に服を脱いでくれなんて言ってるんだってことで、ああ、つまり、男のお前が女の子を裸にする発言は問題があるだろっていうことで!」

 

「いや、医療行為だし、昨日だって、包帯巻きつける際に俺に限らず、お前だってこの子の裸は散々っぱら見ただろ?」

 

その発言に、小萌は後ろに倒れ、インデックスは布団を顔まで上げて真っ赤な顔のジト目で二人をねめつけた。

「いや、でも――――」

と言いかける上条に神無月は手のひらをつきつけ、待ったをかける。

「回りくどいことはいわないで事実だけをいうが・・・昨日倒した魔術師、風紀委員(ジャッジメント)警備員(アンチスキル)には捕えられていないそうだ」

その言葉にインデックスと上条の表情が固まった。

だが、神無月は気にせず続ける。

「つまり、単独逃げたか、仲間に拾ってもらったか、それはわからないが、俺たちはまだ完全に助かったわけじゃない」

上条とインデックスはゴクリと生唾を飲んだ。

「もう一度戦う、その可能性は高く、またそれ自体は仕方ない。だが、インデックスには早く回復してもらわないとならない、体力の落ちている今だ、汗ごときとはいえ、この今風邪でも引かれたら、その状態のインデックスをかついで戦わなければならない。それは明らかに不利だ。敵も馬鹿じゃない今度もまた同じ手で撃退できるなんてそんな甘っちょろくはないはずだ。今度は前回以上に気を張ってなくちゃならない。少なくともインデックスには単独でも逃げ出せるくらいにはなってもらわなければならない」

ズビシと神無月は人差し指を上条に向ける。

 

「というわけで体調を万全に整える意味でも、インデックスの汗を至急拭いて、下着もパジャマも着替えさせなければならない!」

 

ドン!という効果音が聞こえてきそうなくらい、神無月は言ってのけた。

そんな神無月の迫力にのまれて上条とインデックスは、

「な、なるほど、それなら仕方ないか」

「わたしも覚悟を決めたんだよ、恥ずかしいのは我慢するかも」

と、神無月は二人を納得させてしまった。

そして、神無月は上条と共にインデックスに近づくと、

「じゃあ、脱がすぞ」

「バ、バッチ来いかも」

そして、神無月の手がインデックスのパジャマに延び、ボタンを外し―――

 

「って、いいわけないのですよ!」

 

始める前に、

スパンっと小気味よい音とともについ今しがた気絶から復帰した小萌がどこからか取り出したハリセンで神無月と上条の頭にツッコミを入れる。

「もう、学校でなくとも二人はやんちゃさんなのですか! シスターちゃんも簡単に説得されすぎなのです! とりあえずここは先生がやるので、神無月ちゃんと上条ちゃんは一度部屋から出ているのです!」

というが早いか小萌は神無月と上条をつまみ出し、ふすまを閉めてしまった。

簡単に説得されすぎなどと、先生が言うのかと神無月は突っ込みたかったが、もともとインデックスの汗拭き+着替えは小萌に頼む予定だったので、別段思うところもなかった。

一言でいうと『計画通りだ』だった。

先ほど言動も魔術師のことを伝えることだけが目的で、あとは冗談みたいなものだったので、神無月の思惑とほぼ合致した結果だった。

仮に誰も神無月の言動を止めなかったとしても、神無月は途中で冗談だよといって終わらせるつもりではあったのだ。

また、さっきはたまたま小萌が気を失っていたが、そうでなくとも小萌の前で魔術師について話しても、聞かなかったことにしてくれそうだとあたりを付けての行動だった。

そんなふうに企てを成功させた神無月の隣で、

「うう、有真のせいでまた先生に・・・」

落ち込む上条に、

「当麻、インデックスからなんかの身の上話は聞いているだろ、教えてくれ」

と、難なく作り上げたほかに割り込む者のいない廊下で今後のための情報収取を始める神無月だった。

 

 

「えっと、わたくし上条当麻はいったいどこから話せばいいんでしょうか?」

「まとめて話せるならそれでもいいけど、要点だけ分かりやすく話せるか?」

「・・・ちょっと、荷が重いな。俺自身、まだ理解できてないところがまだ多いから」

「んじゃあ、最初からでよろしく、ゆっくりでいいから正確に教えてくれ」

「分かった確か、最初はインデックスに小萌先生のパジャマのサイズが合ってることを指摘して、年齢差どんだけなんだっていったら、二人に怒られて―――」

「うん、まあ、・・・それで?」

本当にどうでもいいことから始まってしまった情報開示に神無月は顔をひきつらせながら続きを促す。

「小萌先生にインデックスとの関係を聞かれて、正直に答えるわけにもいかず」

「なんて答えたんだ?」

「妹って答えて」

「・・・・・・」

上を向きながらさっきの光景を思い出していた上条は気が付かなかったが、何の益にもならない話に顔をひきつらせていた神無月は上条が妹という言葉を口にした途端ビクッと軽く跳ね上がった。

それには気がつかず、上条は続ける。

「そして―――」

 

 

小萌は昨日の件について上条に何も聞かずにいてくれた。

買い物から帰ったら教えなきゃダメなんですよと言っていたが、小萌は買い物している間に聞くことを忘れたふりをするつもりだろう。

そうでなければ、神無月が買いものに出かけているときにわざわざ買い物に出かける必要などないのだから。

小萌が買い物と称して出ていった扉から上条は視線をインデックスに戻した。

「悪いな、なりふり構っていられる状況じゃないのはわかっているんだけど」

「ううん、あれでいいの。あの人はこれ以上魔術を使っちゃダメ、これ以上の魔術はあの人の心と体を壊してしまう」

「そういうものなのか?」

「うん。魔術はこの世界の法則から外れた異常識の産物だから、この世界にあるものにとってそもそも有害なんだよ」

「じゃあ、お前は・・・?」

「私たちは宗教防壁で脳と心を守ってるから大丈夫・・・・痛ッ」

唐突に走った頭痛にインデックスは顔をしかめた。

そんなインデックスを見て上条は思う。

それだけ危険なものが書かれた魔道書を一冊どころか、一〇万三〇〇〇冊も記憶している彼女の苦痛とはどれほどの物だろうかと。

そんな上条の顔をみて、インデックスは問う。

「知りたい? 私の抱えている事情、ホントに知りたい?」

そう聞かれた上条の答えはすでに決まっていた。

・・・

「私たちの国、イギリスのイギリス清教では対魔術師の文化が進んだの。イギリスは魔術の国だったからね。そして、イギリス清教内でも特に魔術師への対抗するために作られたのが『必要悪の教会』、相手の使う穢れた技に対抗するためにはやっぱりその穢れた技を知る必要があって、その穢れを一手に引き受ける部署、そこが私の所属していたところ」

「じゃあ、その穢れた技っていうのが・・・」

「そう魔術、基本的に魔術っていうのは源流があって、元をたどると魔道書の原典にたどり着くことが多いの。だから、魔道書の原典をすべて知っていればほとんどの魔術へ対抗できる。だから、私は世界中の魔道書、一〇万三〇〇〇冊が叩き込まれた」

確かに魔術への対抗策がわかってしまうのだったら、魔術師にとっては脅威だ。

なにしろ、上条と神無月もインデックスの助言があって、あの炎の魔術師を撃退することができたのだから。

「じゃあ、やつらはお前の頭の中にある魔道書を手に入れるつもりってことか?」

「うん、そうだと思う。魔道書一〇万三〇〇〇冊をすべて使えば、この世界を例外なく捻じ曲げることができる。それを私たちは魔神って呼んでるの」

魔術を極めた末に神の領域にまで達したもの。

それは考え方としては、学園都市の最終目的『SYSTEM:神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの』にも近い。

人間では世界の真理は理解できないが、人間を超越した存在となれば神様の答えに到達することができるという考えに基づいた学園都市の到達点。

それが科学とは正反対に位置する魔術において、その足掛かりたり得るものがあるというのだから皮肉としか言いようがない。

「ごめんね・・・」

すべてを語り終えた少女は上条に謝る。

付した顔は見えないが、その姿は巻き込んでしまってごめんなさいと言っていた。

そして言われた上条は何かを言う前に手が出ていた。

パカンと音が鳴り、唐突(とうとつ)に後頭部に落ちてきたチョップにインデックスは目を白黒させる。

「ふざけんなよてめえ、こっちは自分で勝手に巻き込まれたんだ、そんなことまでいちいちお前が気にすることじゃねえんだよ! それになんでそんな大事な話黙ってやがった」

「だ、だって、・・・信じてくれるとは思わなかったし、怖がらせたくなかったし・・・」

小さくなっていくインデックスの声、その最後に「きらわれたくなかったから」という漏れた声が確かに上条に聞こえて、上条は自分をイライラさせていたなにかが限界突破して切れた音を聞いた。

「ふざけんな、見くびってんじゃねえよ!」

声を荒げる上条にインデックスが体をびくりと震わせた。

「確かにとんでもない話だよ、全部を聞いたいまでも信じらんねえこともあるよ。でも、たったそれだけなんだろ」

インデックスの目が見開かれた。

「一〇万三〇〇〇冊の魔道書を覚えている?だから何なんだってんだ。俺だって、本の内容くらい少しは覚えてるっつの、まあ教科書とかだけどな。それとも魔術師が追ってくるとかか?お前を今更見捨てたりするわけないだろ。見捨てるつもりだったら、あの炎の魔術師が出てきた時点で見捨ててるっつの。見捨てるだなんて今更思われてた方が傷つくぞ」

上条は話していて自分の中の苛立ちの正体がわかった。

ただ、インデックスに頼られない自分が不甲斐なかっただけだったのだ。

勝手に一人でボロボロになっていくインデックスに上条は頼られないことが嫌だったのだ。

「少しは人を信用しやがれ。人を勝手に値踏みしてんじゃねえぞ」

不意にインデックスの瞳から涙が零れ落ちた。

あふれてくる涙をぬぐおうとインデックスが手の甲で目の周りを拭うが、涙は次から次へとあふれて(ぬぐ)いきれなくなっていた。

いうことを聞かなくなったのは涙だけにとどまらず、そのうち喉からも声がこぼれそうになってインデックスは布団にかみついて、顔を隠してしまった。

しかし、少しずつ布団の下から()れてくる嗚咽(おえつ)を確かに上条は聞いた。

今だけのことではないのだろう、今までもきっと一人でだれにも頼らずに逃げてきて、それれがきっと今この場であふれてきているんだと上条は思った。

しかし、上条とて女の子の涙に慣れているわけではない。

上条としては、少しインデックスの弱さを見れた気がしてうれしい気持ちが無いわけでは無かったが、いつまでも泣かれていると気まずい。

何というか非常に気まずい。

「ほ、ほら、あれだ、俺って右手があるから魔術師なんざ敵じゃねーし!」

「・・・・・・、けど、君の日常を壊しちゃう、朝だってどっかに行く途中だったんだよね?」

「ああ、そりゃ夏休みの補習はあったけど、いいんだよ、補習をさぼったって、補習の補習が待ってるくらいだけなんだ、そのくらいのことで日常を壊したなんて思わなくたってさ」

 

 

「なるほどな、『必要悪の教会』に、魔道書、果ては魔神ねえ」

「ああ」

「少し聞いただけでパッとわかるような話じゃねえな。分かったことなんて当麻が女泣かせな奴だってことくらいだもんなー」

「って、人の話を聞いて出でくる最初の感想がそれかい!」

「まあ、とんでもないことに渦中に巻き込まれたことだけはわかったかな」

その言葉に上条は神妙な顔をする。

「有真、お前は降りるのか?」

神無月は「ん?」と顔を上条に向けると、

「俺が? まさか、降りるわけないだろ? 強敵上等! むしろ、心配なのは当麻やインデックスの方だ。 毎度毎度守り切れる自信はないからな。 自分の身は自分で守るくらいの覚悟で頼む」

「そこは大丈夫だ、任せてくれ」

「・・・・・・大丈夫、だよな?」

「なんで、そこで不安そうな顔をするんですか!? そこは友人を信じるところだろ!」

「いや、だって、当麻だし・・・」

「俺が何したっていうんですかー!?」

「よくいろいろなことに巻き込まれて怪我ばっかしてるから、ちょっと・・・」

「そうだけども、否定できる要素が皆無だけれども、わたくし上条当麻はこのとおり今も無事生きているじゃないですか!」

「まあ、そうだな。当麻はいつも死ぬことだけはないもんな、どんなに怪我しても死ぬことだけは」

「あの、そういう不吉なことは言わないでくれません?これからの戦いで死なないまでも大けがするフラグじゃないですか!」

 

そんなやり取りをしていた神無月の知らないところで、もう一つの事件も少しずつ進行していた。

 

 

公園に四人の女子中学生がいた。

一人は、微かに茶味がかった黒髪の前髪をヘアピンで留め、横に流している、着ているオーバーオールが特徴的な少女。

一人は、ヘアピン止めの女の子よりもう少し明るい茶色のショートカットでTシャツに7分丈のジーパンを穿いている少女で、前髪ヘアピン少女の数メートル前に立っている。

一人は、そんな二人の様子を心配そうに見ている黒髪を前髪オールバックにし、ツインテールの一種類ホーステールのカントリースタイルにしている少女。

カントリースタイルはツインテールを耳より下の位置で結ぶもので、ホーステールとはロングの髪をツインテールにしている物。

ツインテールは結ぶ位置で3種類に分類され、さらに髪の長さで3種類に分類されるため、9種類に分類される。

          ―――日本ツインテール協会規定に伴うツインテールの分類―――

一人は、長い黒髪に、白梅の花を模した髪飾りを着けている少女だった。

前髪をヘアピンで留めた少女は、手のひらを向け力を込める。

そして、その力を目の前に立っている友人めがけて送る。

「フンンン~~~~ンンンン!!」

すると、力を受けた少女の体が浮き上がった。

「う、うわーーーーーー」

浮き上がった少女も今までに感じたことのない浮遊感に声を上げる。

そして、その少女を一、二メートルの上空にふわふわと浮かばせた。

「凄いよ、涙子! わたし紙コップ持ち上げるのが精いっぱいだったのに!」

超能力の一つ、念動力(サイコキネシス)を使った少女は後ろにいた友人、佐天涙子を振り返る。

 

そう、この集まりは佐天の友人たちであった。

 

気を緩めた瞬間に今まで浮かんでいた少女は地に落ちて尻餅をうった。

地面に落ちた友人には気が付かず、後ろの佐天から反応がないことに疑問を浮かべる。

「ルイコ?」

もう一度、声をかけても佐天は反応を示さない。

自らの両手の上で渦巻く風、その感動に心奪われて声が聞こえていないのだ。

佐天は喜びをかみしめる。

(ど、どうしよう、能力だよ。御坂さんたちに比べたらささやかだけど、他人から見たらちっぽけだけど、あたしっ能力者になったんだ)

周りの声が聞こえないほど感動している佐天に、念動力(サイコキネシス)を使った少女は自分の声が届かなかった理由を察するとやれやれと両手を上げる。

そんな少女の後ろから空中からいきなり落とされたショートカットの少女が飛びかかってヘッドロックを極める。

「アケミー!よくも落としてくれたわね」

「だめだよ、むーちゃん」

黒髪ロングのオールバックツインテール少女が止めに入るが、止まらない。

アケミ、むーちゃんと呼ばれた二人の少女、そして止めに入ったマコちんというあだ名の少女、この三人は佐天の友人たちだった。

ここにいる四人は幻想御手(レベルアッパー)で今能力を使えるようになった、もしくは能力のレベルが上がった少女たちだった。

そして、嬉しい気分になっている少女たちは知らない。

幻想御手(レベルアッパー)とは如何(いか)なるもので、どのような副作用があるのか、自分たちがどんな道に足を踏み入れてしまったのかを。

この時の佐天はまだ知らなかった。

 

 

「初春、次はどこですの?」

「次は今いる駐車場を出て左に一五〇〇mほど行ったところにGREEN MARTがあります。その店の正面向かって右手にある細い裏道が次の現場です」

「了解ですの、すぐに現場に向かいますわ」

言うが早いか白井は即座に空間移動(テレポート)で次の現場に飛んだ。

今日の朝、白井は幻想御手(レベルアッパー)の取引を抑えるために飛び回っていたが、今の仕事は別の仕事であった。

幻想御手(レベルアッパー)の拡散に伴い、能力を手に入れた学生、特に今までレベルの低かった不良少年、不良少女たちが暴れるといった事件が加速度的に増えてきたのだ。

幻想御手(レベルアッパー)の取引の阻止も重要なことではあるが、風紀委員(ジャッジメント)の仕事の優先度としては、暴力事件の阻止の方が優先度合は高い。

もちろん、幻想御手(レベルアッパー)の拡散に歯止めを掛けなければ、その暴力事件の件数も減らないのだが、それでもたった今暴力を振るわれている学生を放って、別の事件の調査に充てることはできない。

もちろん、風紀委員(ジャッジメント)として決まっている優先順位にもそのようになっている。

そのため、今はいろいろなところで起こっている暴行事件、恐喝、窃盗、などの事件の鎮圧に白井は飛び回っているのだった。

神無月に助けられてから数時間、白井は何十件の事件を捌いたかすでに覚えていない。

今も次の現場に向かうために八〇mごとに空間移動(テレポート)を繰り返していた。

時速換算にして約二八八㎞にも及ぶ速度だ。

一五〇〇mなどという距離は白井にしてみればわずか20秒にも満たない時間で移動できる距離でしかないのだ。

そして白井は路地裏の道に入る。

風紀委員(ジャッジメント)ですの!通報を受けてまいりました。抵抗せず、大人しくお縄に―――」

「ん?」

白井が路地の奥に入るとそこには、泣きながら少年に抱き着く少女、その周りで店の裏の業務用ごみ箱に頭から突き刺さっている少年たち、そして地面にどかっと座りながら少女をあやすように頭をポンポン撫でている少年、というか神無月だった。

「あれ、黒子。なんで、こんなとこに・・・ああ、風紀委員(ジャッジメント)だもんな。誰かが通報してくれてたのか。一応、ここは大丈夫だぞ。もう終わったからな」

「・・・・・・あの有真さん? あなたは何をなさっているのですの?」

「いや、そこのごみ箱に突き刺さっている奴らがこの子を路地裏に連れ込んでくのが見えたからさ、一応(あと)つけてったら案の定こんなところで性的暴行に走ろうとしてたんでボコって制圧してこの子を慰めてるところ」

白井ははぁとため息をつく。

(この人もまたお姉さまと同じような性格ですのね・・・まあ、分かってはいましたが)

「有真さん、お姉さまにもたびたび言ってはいることですが、一般人が無暗に能力を使うと色々なところから睨まれますの、ですからこのような場合は風紀委員(ジャッジメント)を待ってくださいな」

「ん、まあ、俺もそれが普通の流れだとは思うけどさ、場合によってはこういうことも必要だと俺は思うぜ? 特に今回みたいな場合は。 風紀委員(ジャッジメント)も間に合わないかもしれないしな。 今回はたまたま黒子が来てくれてたけど、俺がいなかったら少なくとも今回に限ってはこの子の初めてだって奪われてただろうし」

そう言いながら、ポンポンと泣いている少女の頭をなでる。

「初めて、ですの・・・・・・」

「そう、無くしたら返ってこないものだろ、初めてとか命とかさ。一応、様子見くらいはするように気を付けるけど、場合に寄り切りだ。悪いけど、それは譲れない」

「そう、ですわね。わたくしもいつでも間に合うというわけではありませんし。ある程度でしたら目をつぶりますわ。でも、あくまでどうしようもない場合だけですの」

「おう、ありがと。あ、それに今は俺能力使ってないから。睨まれる心配も薄いと思うけどな」

「えっ、ということは素手で?」

「まあ、ついこの間まで能力は極力使わない方針で生きてきた男なんで」

「お強いんですのね・・・」

「でも、風紀委員(ジャッジメント)だって、別に能力だけで戦うわけじゃないだろ?黒子だって、暴漢を取り押さえるのに護身術か格闘技のようなもの使うだろ?」

「まあ、それは・・・」

(それは風紀委員(ジャッジメント)に入った時に習ったのであって、普通の学生が複数人相手に素手だけで制圧できてしまうのはちょっとレベルが違うんですの)

神無月が泣いている女の子に告げる。

「ほら、もう大丈夫だぞ。風紀委員(ジャッジメント)だって来てくれたし、な?」

そういうと泣いていた女の子は少しの間涙が止まらない様子だったが、今の自分がどんなことをしていたのか気が付き顔を赤くして神無月から離れた。

泣いていた女の子は中学生くらい、白井と同じか少し上くらいだろう。

助けられたとはいえ、抱き着いて泣いていたのは冷静になるとかなり恥ずかしかったのだろう。

そんな様子の少女に白井はすぐ近くまで近寄る。

風紀委員(ジャッジメント)ですの。怪我はしていないようですわね。それなら申し訳ありませんが、もうしばらくまっていただけませんの?もう少しで警備員(アンチスキル)も到着するので、そこでご自分の住まいまで車で送ってもらえるとおもいますので」

「はい、すみません、ありがとう、ございます」

スンと涙をこらえながら言う少女を白井に任せて、神無月は歩き出す。

「じゃあ、黒子、俺は帰るから後のことは頼むな」

「はい、わかりましたの」

そして、歩き出す神無月。

「あ、あの、ちょっと、待ってください」

そんな神無月を暴漢に襲われた少女が呼び止め、振り返る神無月に頭を下げる。

「あの、ありがとうございました。助けてもらったのに、まだお礼も言っていませんでした。本当にありがとうございました。あの、今度あらためてお礼に行きます」

「いいって、俺が勝手にやったことだし。気にしなくてもいいよ」

「でも・・・」

うつむく少女、もっと言いたいけど、言い出す勇気もないという心が見ていて分かる表情だった。

「ああ、もう、分かった、分かった、そんな悲しそうな顔すんなって、じゃあ今度なんか甘いものでも奢ってくれ、俺甘いもん大好きだから」

言うと少女は顔を輝かせた。

「わ、わかりました。わたし、常盤台中学一年の氷河粉雪(ひょうがこなゆき)っていいます」

「常盤台? 常盤台っていうと黒子と同じ学校だよな。しかも一年生って黒子の同級生?」

「あ、はい、白井さんとはクラスが違いますが、白井さんは御坂さまといっしょにいらっしゃるのでよく知っています。ただ、今までお話したこともなかったので白井さんは私のことは多分しらないと思います」

そうですよね?と白井の方を振り返る。

「そうですわね、ちらっと顔を見かけたことがある気はしますが、確かにお話したことはありませんでしたわね」

「あのところで白井さんはこの方とお知り合いなのですよね? もしかして御付き合いされているのですか?」

途端、ブッと神無月と白井は吹き出す。

咳き込む二人。

「あっ、すみません。お二人とも名前で呼び合っていたので、つい」

咳き込みから復活した二人は息を整える。

「いきなり何を言うんですの、わたくしにはお姉さまという心に決めったお方がいモガ―――――」

叫び始める白井の口をふさぎつつ神無月は、

「黒子の話は置いといて、名前で呼び合ってたのは、俺が人を呼ぶときには名前で呼ぶのが癖っていうか、名前で呼びたい派の人間だからであって、そこに深い意味はないぞ。ぶっちゃけ、君のことも名前で呼んでいいならそうするんだけど大丈夫か?」

「あ、はい、大丈夫です」

「じゃあ、粉雪って呼ぶな?」

「はい! あのお名前、教えてもらってもいいですか?」

さっき泣いてたのが嘘みたいな元気いい返事とともに質問が飛んでくる。

「そういえば、名乗ってなかったな? 神無月有真(かんなづきゆうま)だ。 出来れば俺のことも有真って呼んでくれ」

「分かりました、じゃあ、有真さんって呼びますね。 あと、お礼する準備ができた時にお知らせできるように連絡先教えてもらってもいいですか?」

「ん、じゃあこれが俺の連絡先だから。 また、暴漢に襲われそうになったときにでもかけてくれ。まあ、襲われないのが一番なんだがな」

そういった時、神無月の腕を白井がパンパンと叩いた。

なんだよ黒子と言おうとして、神無月は忘れていたことに気が付いた。

そういえば、さっきから黒子の口を押えたままだったことに。

白井はもうギブギブといった様子で顔面を真っ青にしていた。

「悪い、黒子、忘れてた」

「あやうく、死ぬところでしたわ、うっかりで殺されてはわたくしも死ぬに死ねませんわ」

「あはははは・・・」

氷河も苦笑いだ。

ウッシと神無月は立ち上がり、

「今度こそ、じゃあな」

「はい、ありがとうございました」

「さようならですの」

そして、神無月は二人と別れる。

去っていく神無月をいつまでも眺めている氷河をみて、白井はこの子完全に惚れてるなあと思いながら、自分はどうなのだろうと考える。

さっきはとっさに否定したが、知り合いの男子の中では一番頼りになるし、たぶん好きか嫌いかで言えば好きだと思う。

だが、これが恋かどうかと言われれば、そこのところは分からなかった。

まあ、それはきっとこれから過ごしていくなかで分かっていくのかもしれないと思い、気持ちを仕事モードに切り替える。

そこに連絡をしていた警備員(アンチスキル)が到着し、ことのあらましをざっくり説明する。

「さて、氷河さん、警備員(アンチスキル)も来ましたし、わたくしも次の現場に行きますわ。こんな事件が最近多いので、できるだけ学舎の園から出ないことをお勧めしますの」

「わかりました、白井さんもありがとうございました」

そして、白井は再び他の場所の制圧に向かう。

そして、ここからまた何件もの暴行事件恐喝事件などを白井は解決する。

幻想御手(レベルアッパー)の猛威は確かに接近しているのだった。

 

 




後書きコーナー

作者:なあ、神無月お前は世界の秘密を知っているか?

神無月:なんだよ、藪から棒に。

作者:世界の秘密を知っているかって聞いているんだ。

神無月:世界の秘密? なんだそりゃ、いや、しらんけど。

作者:なら、教えてやろう。世界の秘密、それはすなわち真理。ラノベにおける一つの心理。それは女の子に突っ込まなければ、18禁にならないということだ!

神無月:・・・・・・(唖然)

作者:驚いて、声も出ないとはこのことだな。ふははははは。

神無月:いや、呆れてものも言えないとはこのことかの間違いだろ。

作者;だって、そうじゃん。近頃のラノベって、主人公がわざとヒロインの胸もんでも、たとえそれが直モミであっても、R指定されないんだぜ。ということはだよ、うちもそのくらいしなきゃ、読者は取れないってことじゃないかな!

神無月:そこはストーリーでカバーしろよ。

作者:やれるとこまでやるがうちのモットーだろ!

神無月:知らねえよ、初めて聞いたよそんなモットー!

作者:なんで知らねえんだよ!

神無月:逆切れ!?お前、もう作者っていうか、錯乱している者で錯者って名乗った方がいいんじゃないのか?

作者:うまいこと言うなお前。

神無月:そうでもないとおもうが。まあ、いいや今日はここに誰が来てるんだ?
また、誰もいないみたいに見えるが、どっかその辺にいるんだろ?

作者:いないよ?

神無月:いないの!?

作者:うん。

神無月:なんでいないんだよ、どうやってこのコーナー持たせるんだよ!

作者:まあ、二人で頑張ろうぜ!

神無月:マジかよ、言っておくが、俺そんなに長いこと場をもたせられるだけのトーク性能はないぞ。

作者:じゃあ、雑談力を上げなきゃな。確かにお前のパラメーターの中で雑談力の数値はC+、他のパラメーターに比べると確かに低いかもしれないな。

神無月:うおい!なんだそのパラメーターって、そんなもんが存在してるのかよ!

作者:ん?存在して・・・ないよ?

神無月:おい、なんだ今の間は。

作者:大丈夫、神無月のツッコミとボケのパラメーターはそれぞれ、S+とA+で、登場人物の中じゃ最高峰クラスに高いから!

神無月:今の会話のどこに大丈夫な要素がったんだよ!

作者:ボケとツッコミのどっちでも芸人になれるところ?

神無月:何の役にも立たねえ!

作者:な、そんなことはないよ、世の中基本的にイケメンがモテるけど、ただイケメンなだけじゃダメなんだぞ、おもしろいとか、話しててたのしいとか、そういう空間演出能力がモテるためには必要なんだぞ!ただしイケメンに限る。

神無月:それで、俺にどうしろって、言うんだ。

作者:つまり、こうやって、今日は俺と二人で雑談しつつ、雑談力を上げる特訓をするんじゃないか!

神無月:話題が元のところに戻ってきて、着地しただと!?

作者:わかるか?これが雑談力だ!

神無月:すげえ!

作者:だが、わたしの雑談力はD‐だがな!

神無月:一瞬でも、すごいと思った自分を殴ってやりたくなるな。

作者:ところで、神無月はどんな銃使って戦いたい?

神無月:やっぱり、その縦横無尽な話題転換性能は今日もあるんだな。

作者:俺のEX特性だからな。

神無月:なんだそりゃ!

作者:ちなみにここでの神無月の特性はツッコミでランクS+だから、基本的に俺がぼけると体がオートでツッコミを口にするんだがな。

神無月:嫌な特性を付加させるなよ! 俺にはスルースキルEXでもつけとけよ!

作者:それは無理だな。

神無月:なんで。

作者:ツッコミは基本的に主人公の仕事だから。

神無月:そうじゃない、作品もあるだろ!?

作者:知らん、うちはうちだ!

神無月:さっきと言ってることが正反対じゃねえか!

作者:まあまあ、気にしたら負けだぞ♡

神無月:キモイッ!? まあ、それはいいや。というかお前の唐突な話題のおかげで忘れていたが、今回のサブタイトル前回の予告と変わってるだろ。

作者:あちゃー、ばれた?

神無月:当たり前だ!

作者:まあ、ぶっちゃけた話。話を書く前から大まかにどんなストーリーになるのか決まっているから題名の方が本文より早く決まってるんだよねーーー。で、題名だけ書いたWordファイル見ながら前回のあとがきでサブタイ発表したら、これがWordファイルの順番が間違ってて、今に至るというわけですよー。

神無月:ちなみに何話までのサブタイが決まってるんだ?

作者:今? えーと、20話?

神無月:早いな!?

作者:一応今のところの予定では19話で第三章に突入の予定なわけですよ。で、ぶっちゃけ、オリジナル章であるところの19話の内容を早く書きたくて、そこまでのサブタイを一期に決めて、19話については書き始めているわけですよ。まあ、そんなに先の話を書いていないで次の話をとっとと書き続けろって怒られちゃいそうですが。

神無月:まあ、確かに更新速度が遅すぎるからな。

作者:だって、新アニメとか気になるじゃん。今季だったら東京喰種とか1話の完成度が高くて見ちゃったし、ソードアートオンラインⅡとか一期見てたから当然見るし、残響のテロルも店内テレビでPV見て気になってみちゃったし、ばらかもんとかアカメが斬る!とか黒執事とかなかなか面白いし、それにFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!のイリヤと美遊が可愛いのが悪い。

神無月:どんな言い訳だよ・・・で、お前の言い分をまとめるとお前はロリコンだってことでOK?

作者:うおい! 最後のイリヤのくだりを悪意を持って変換するなよ!中学以降に俺に向かってその言葉を言った人間はいなかったというのに!

神無月:そ、そんなころからだと・・・

作者:をい、俺をロリコンで確定するな。

神無月:ちなみに一番最初にお前をロリコン呼ばわりしたのは友達か?

作者:・・・・・・・・・・・・・母親。

神無月:・・・・・・(唖然)

作者:いや、だってあれは俺悪くないよ。当時13~14歳だった俺が鋼の錬金術師飛べない天使のPV見てたら、いきなり母親にロリコン?って言われて、当時の俺はロリコンの意味すら知らない純真無垢な少年だったんだよ?で、母親にロリコンって何?って聞いたら、なんでもないって言われて誤魔化されて、後々調べたらロリコンっていう意味を知って・・・で、今言った通りだよ。今の俺の過去話のどこにロリコン要素があったんだよって話だよ。

神無月:鋼の錬金術師 飛べない天使のヒロインって確か―――

作者:アルモニ=エイゼルシュタイン、年齢13~14歳。当時の俺の年から考えても、それでロリコン扱いは心外と言わざる負えないんですが、負えないんですが?

神無月:わかった、分かった。近い近い近い。離れてくれ。わかったよ、ロリコンじゃないよ、お前はロリコンじゃない。・・・・・・当時はな(ボソッ)

作者:何か言ったか?

神無月:いえ、何も言っていませんが?

作者:そうか?ならいいけど。

神無月:(ふう)

作者:あれ、今安堵のため息を吐かなかったか?

神無月:気のせいだ、というかそろそろ、時間だろ?

作者:あれ、ホントだ。じゃあ、ここまでか。ほらでも言った通り、とりあえず二人でこのコーナー回し切れただろ?

神無月:まあ、確かに。俺としては回せたことに驚きだが。

作者:な?意外とやればできるんだって。

神無月&作者:はい、というわけ、今回も読んでくださりありがとうございました。

神無月:次回こそ、次回こそは第13話 戦夜を駆ける独唱曲 ~aria~の予定です。

作者:次回もまた見てくださいね。それではみなさん、

神無月・作者:さようならーーーー!またねーーーー!
















神無月:そういえば、さっきどの銃を使いたいかとかなんとかって言ってなかったか?

作者:ああ、そのうち神無月にはUSAS-12使って戦ってもらうんでよろしく。

神無月:ちょっと待て、その銃って確かフルオートショットガンじゃねえか!

作者:最近好きな銃なんだからしょうがないだろ?ブラック・ブレットの千寿夏世ちゃんが使ってたし。

神無月:このロリコンが――――――ッ!!!






















作者:という話を収録したのはいつのことだったか・・・

神無月:いつのことだったか・・・じゃねえよ。何か月前だよ。サボりすぎだろ。

作者:アプリゲーってさ、怖いんだぜ(遠い目)

神無月:ここに無計画なバカがいますよ~

作者:仕方ないだろ!アプリゲーはともかく、Fate/stay night [Unlimited Blade Works] だってはじまったし、PSYCHO-PASS サイコパス2は毎回先が気になるし、甘城ブリリアントパークも姫様が可愛いし、ソードアート・オンラインIIもマザーズ・ロザリオ編だし、テラフォーマーズ(アネックス1号編)も結構面白いし、棺姫のチャイカ AVENGING BATTLEも面白いし、トリニティセブンもアカメが斬る!も俺、ツインテールになります。もログ・ホライズン 第2期も魔弾の王と戦姫も旦那が何を言っているかわからない件も結城友奈は勇者であるも繰繰れ! コックリさんも異能バトルは日常系のなかでも見てるんだから。だから、小説を書く暇がないのもわかるだろ?

神無月:あるあ、・・・ねーよ。

作者:やっぱなしか?

神無月:そりゃあ、なしだろ。

作者:ですよねー。と、そんなこんなの最新話だったわけだけど、オリキャラが出ました。

神無月:確かに!オリキャラって今まで出てなかったよな?

作者:そうなんですよ!YO!書いてる途中までこの話では全く出すつもりはなかったんだけど、書いてるうちに気が付いたら出てた。

神無月:そんな行き当たりばったりで大丈夫か?

作者:いや、このキャラはあとあとというか第三章で出てくる予定だったんだけども、ここで出しとくのも伏線っていうか話になじませる的な意味合いもあって出しちゃっていいんじゃないの?といった結論に達してしまった結果、出してしまいました!

神無月:伏線とかいうな

作者:まあまあ、一人くらい出ても大丈夫だって。といいつつ、いい加減おわんなきゃだよね。前の収録分も入ってるからすでに長くなりすぎている感は否めないけれども。
そして、今度こそ今回も読んでくれてありがとうございやしたー。
上の予告は実は数か月の間に変更がかかりまして、次回のタイトルは変更されてます。
次回、第13話 終わりを始める前奏曲 ~prelude~
よろしくお願いします。

神無月:次回題名まで変えやがった!

作者:今回のあとがきは本当にこれで終わりです。
みなさん、次回もお楽しみに~
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