もしもハリーポッターがどアホで馬鹿だったら。   作:うめよろし

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第九話 魔法薬学?

まだおわってないぞ!一日!

だらだらと七海とロンは二人で廊下を歩いていた。

次はスネイプの授業だ。

まぁ、原作聞いてるし、余裕でしょ!

日に当たってポカポカしてる廊下を歩きながら幸せに浸る。

やば!幸せすぎて中二病発動しそうだわ!!

僕の右目が疼く!くっ!闇の帝王め!

「次って何の授業だっけ?」

ロンが鞄をごそごそしながら言った。

七海は闇の帝王とその他を頭のすみに追いやりながら言った。

「スネイプの授業だよ!」

ロンは不思議そう顔をして続けた。

「スネイプ?まじかよ。」

あ、ロンからしたらあの怖い先生だ。

「いい先生だよ!」

と、いう七海の横をツンとした顔のまま足早に通りすぎていくハーマイオニー。

キレてね?てかツンツンしてるわー。

「ロン、やっぱりさっき言ったこと気にしてるよね?」

ロンは何も聞いていないかのような顔で無視した。

「何やるのかな?魔法薬学って。」

お、おまえ。無視って…。無視って…。

「さぁ?僕もわからない」

お前にはおしえねーぞぉ!

あれ?ハリーってこんな短気じゃないよね?

まっ!いっか!

暖かい廊下を抜けて階段で下に降りると、暗くて冷たい廊下に出た。

さすが地下…。てかそこにずっといるってスネイプってもしかしてヲタク?根暗?ふっ仲間。

さらに廊下を進むと地下室の扉の前に人盛りが出来てる。

扉はまだ空いてないようだ。

準備でもやってんのかなー?

こっそり扉の近くに行ってみると少し扉の間に隙間があった。

「ロン、あそこ隙間あるよ!」

ロンはニヤリとして七海をみた。

二人はそこから覗きこんで中を見た。

お?お??スネイプいるやん!

「ちょっとなにやってるのよ!ハリー!ロン!」

この言い方は…。

七海はゆっくり振り返った。

出たー!栗色の髪を逆立てて、般若のような顔でこちらをにらんでいる、ハーマイオニー・グレンジャー!……なんてね。

「いやーちょっと気になって…てへ!」

七海はお茶目に返した。

「てへ!じゃないわよ!」

やっぱりだめか。

てか、今のハリーがいったらやばいよね?

まぁいっか。

「大体君こそ、なんでそんなにかまってくるんだよ!」

ロンは明らか迷惑そうに言った。

「話をそらさないで。そんなことして、怒られたりでもしたらどうするのよ!」

「どうもしないよ?」

うん。これはハリーっぽい。合格!って何やってんだ私。

「ハリーったら!私、この前スネイプ先生が他の生徒に減点してる所をみたのよ?」

ハーマイオニーはさっきよりも大きな声で嗜める。

「そう噛みつくなよ!」

ロンが反論した。

「そうそう、それこそスネイプに怒られるよ」

それにハリーこっそりが続いた。

ハーマイオニーはまだ反論したそうに口を開いたが突如口を閉じて七海の後ろを見つめたまま固まった。

え?ちょっと?フラグたってない?たってない??

「ポッター」

キターーーー!

「授業が始まろうとしているのに、何を騒いでいるのかね?」

クルッ。キターーーー(二回目!)

黒いマントをはためかせて、育ちすぎたコウモリを思わせるそれがたっていた。

そう、その姿はまるで世の中の闇を全て吸い込んでいるようだ!

いったい何が彼を変えてしまったのか?

いーや!彼は……そう!彼は……!

「罰としてグリフィンドールから1点減点。」

おい!人が中二病ぽく、ひたってる時に!

ハーマイオニーが隣で言わんこっちゃないという表情をしていた。

『だから言ったじゃない』

七海はそれを全く聞かないふりでやりきった。

「先生!さっきはどーも!あとすみません!」

めっちゃ明るく謝った。

ロンはつづいてぼそっと謝った。

スネイプは七海が謝ったので納得したのか、生徒達に早く内に入るように命じた。

しかし、ハーマイオニーはまだ納得していないようだ。

「減点されたじゃないの!」

ひそひそ声でこれ以上減点されないようにハーマイオニーが言った。

七海はロンを探すふりをして、ロンのように無視をした。

しかしハーマイオニーはまだぶつぶつ言っていた。

「まったく!ただでさえグリフィンドールはスリザリンより遅れをとっているのに!」

ハーマイオニーってこの世界なら可愛いで済むけど、マグル界だとやばいぞー

「まぁまぁ、ロンとは離れたほうがいいよ」

ハリーはハーマイオニーを無視することをやめて言った。

「そうだよ!僕たち、向うに座るから、ばいばい!」

ロンが横から現れて七海の腕を引いた。

「あいつ、僕たちがしゃべると怒るくせに自分だったらぶつぶつ言ってもいいんだぜ?」

まったくという顔をしながらロンがいった。

いるよね?クラスに一人はいるよね?そういうの。

「ハリー。あいつとはたぶん、永遠に分り合えないぜ。」

ロン。たぶん、それは気のせいだぜ。なんせ結婚相手だからだぜ!

そんな思いは露知らず、スネイプの授業は始まった。

ハーマイオニーはなぜか隣の席に座った。

七海と目が合うとなぜか反論してきた。

「なによ!他に席がなかったのよ!」

そして、スネイプのたっのしーい授業がはじまる!

「我々の授業では……」

…だめだ。この入り方からして失格。(何様のつもり?)

暇だわ。ちょっと寝よ。

七海は頬杖をついて眠り始めた。

といってもうつらうつらという程度だが。

こういう暇な授業は寝るに限る!!

「ポッター!」

ビクッ!え?当てられたんだけど?

七海は困ってロンと顔を見合わせた。

「ゾルアールの石はどこでとれる?」

まじかー!しかもここ、聞いたことあるけどほぼ忘れてる…。

勢いよく上がったハーマイオニーの腕を横目に七海は考えを巡らせた。

なんだっけ?動物の……心臓だっけ?

てか何の動物?……アルパカかな?

僕は答えた。

「アルパカの心臓の中です!」

ハーマイオニーが横で明らか落ち込んだ様子を見せた。

ロンはさっぱりという顔だ。

「愚か者め!」

違った?やっぱり違うかー。……ウサギだっけ?

「ゾルアールは通常、羊の胃のなかにある。その為……」

「なんだ、たいして違わないじゃん。」

ボソッと言ったつもりが割りと響いた。

あわてて口を閉じたがスネイプのねっとりした視線からは、逃れられなかった。

「対した違いだ、ポッター!!貴様は何を考えて我輩の授業に来ているのかね?」

そう言うと、スネイプはずいっとグリフィンドールの生徒を見渡した。そして、鼻で笑った。

「あぁ、失敬。何も考えていないからこの様な愚集が生まれるのか。」

何人かがグリフィンドールの誇りを掛けて怒りの声をあげた。

隣でロンが態悪をついた。この状況で起こっていないのはネビルとハーマイオニーくらいか。

七海も便乗して混じる。

「そうだ!アルパカも羊もたいして変わらないじゃないかー!」

「黙れ!!」

スネイプが初めて怒鳴った。周りの生徒は静まった。

そして、不機嫌に七海をにらんだ。

「え?何で、僕だけ睨まれるの?」

七海はロンにつぶやいた。

ロンは隣で態悪をついてしまったことでビクビクしていたし、ハーマイオニーは一言も話すまいと唇を噛んでいた。

ネビルにいたってはスネイプが重症の病気でも罹っているかのように椅子を出来るだけ遠くにしようとしているようだ。

でも!そんな視線もご褒美です!

なんせ、その怒ってる姿も割りとイケメンだしね?

「よろしい。……グリフィンドールに5点減点だ。」

えぇー!っと声が上がる。私はへー。と言ったが……得点ってそんな大事?成績に関係あるのかな?

無いような気がするんだけど……。

スネイプは七海からキッと目をそらされると同時に黒板に杖を振った。

黒板に突如文が現れた。七海はぎょっとした。

しかし何かと思ってよく見ると勝手にチョークが書いている。

なるほどーぉ!そういうシステムね。

「これを作れ。作り方は黒板に…材用は机にもう用意してある。制限時間は…」

スネイプは時計を指差していった。

「80分だ…初め!!」

七海は作り始めた。

なになに?まずこれを切り刻むのか。

よーし!やったるぞ!僕だって元々は女子だったんだ!

ナイフを使うなんて、慣れっこさ!

……えっと、どうやって切るのかな?

とりあえず包丁を振り上げてそのまま下ろした。

ザクッという音とともにそれは切れた。

しかしハーマイオニーが隣で信じられないと言うような顔でみていた。

「ハリー!あなたそんなやり方じゃー」

「いったー!」

七海は包丁で自分の指を少し切ってしまった。

痛い。泣ける。豆腐のメンタルだから。

「ぎゃー血!うわ!てか、痛い!このナイフめ!」

真摯なハリーなら絶対に言わない事を口ずさんでしまった。

「おい!ハリー!大丈夫かよ!」

ロンはあわててナイフを置いた。が、テーブルから滑り落ちてなぜか七海の太ももらへんを切った。

「あ!ごめん!ハリー!大丈夫!?」

ロンはあわててふためいた。

「大丈夫なわけ!痛いわ!フツーに!」

七海は怒鳴った。

「ナイフの使いかたと置き方がおかしいからよ!貸して」

ハーマイオニーは怪我をした左手をつかんだ。

周りの生徒が何があったのかとこちらをみている。

「レバロ!治れ!」

ハーマイオニーは左手にまず呪文をかけた。

効いたようだ。じんじんするような痛みが消えた。

ハーマイオニーが同じ呪文を足にかけている間にスネイプがやって来て、その有り様をみて、せせら笑った。

「おやおや、ポッター。もしかしてナイフもまともに使えないのかね?」

はいそうです!そのとーり!!でもそんなこと絶対にいってやんない!

「いーやいつもはできるんですけど、でもまぁ………き、今日は、朝から指の調子が悪くて!」

スネイプは顔色を一つも変えずに言った。

「その割には楽しく箒を飛ばしていましたな。」

うっ!七海は斜め上をみて視線をそらした。

話題も、反らした。

「あ、天井に鳥みたいな、シミ……」

どうでもよすぎて、自分でも興味ないしスネイプは上すら見てない。

話題をそらす材用が見つからないその時、ロンが話しかけてくれた。

「ハリー!大丈夫?」

ロンは七海のところに飛んできた。ありがたやー!

「あ、うん。落ち着いてきた。だぶん僕の運がウルトラ悪いだけだから気にしないで。」

七海は自分の不幸さ加減を恨みながら言った。

ロンは安心したが、すぐに不思議そうに「ウルトラ?」といった。

スネイプも眉をひそめた。

しまった。つい混乱していた。てか何でスネイプまで観覧してんだよ!

「あー……それはね!…気にしなくていいよ!」

あー、それはね!変な怪物から地球を守ってくれるヒーローなんだ!とはとても言えない。

変人だと思われる。

まぁ、いまのままでも変人かぁ!!あはは!!

「ハリーたら。わりとドジね。」

ハーマイオニーが隣で呆れながら言った。

「今に始まったことじゃないよ!」

ハリーは言い返す。

言い返せてないだろとでも言いたげにスネイプがまた笑った。

「だったらもっと気を付けなさいよ!」

ムカッ!気を付けてるわ!前世からバカなんだよ!

「気を付けてるさ!バカなんだよ!ほっといて!」

自分で自分をバカだと認めることはじみに複雑……。

そう思って人が落ち込んでるときに横でロンが吹き出した。

ハーマイオニーとスネイプがロンをみる。

おい、そこのおまえ。なに笑ってやがる。

「ねぇー?!なに吹き出してるんだよ!まったく!自分でバカ宣言したこっちの身にもなってよ!」

ハーマイオニーもたまらず吹き出した。

あれ?ウケてない?

「ねーねー!笑わせてるつもりはないんだけどー!」

ハーマイオニーは笑いをこらえながらあえいだ。

「わ…笑ってなんかないわよ?」

うそつけぇ!口元ひくひくしてるぞ!

「そうだよ!ちょっと…ほら…」

そのあとはごもごもしていて聞き取れなくなった。

おい、モゴモゴでごまかすな!

七海はハッとしてスネイプを睨む。

笑っていないようだ。目を細めてこちらを見ている。

ホッとしたのもつかの間、スネイプはバカにしたような声を出して言った。

「具合は大丈夫かね?もちろん頭の方だが。」

なんだこいつ!うざっ!

「心配は無用です!今のところ大丈夫ですから!」

「本当に波乱万丈だね?」

隣でネビルがハリーが有名なのも分かると言いたげに笑っていった。

七海はもう何もかもめんどくさくなって答えた。

「はい!お疲れー!」

ハーマイオニーとネビルが大笑いした。

ロンに至ってはゆかを転げ回って笑っている。

七海がまったくやる気のなくなったところで、

スネイプは猫なで声で呟いた。

「ポッター、授業終了まであと5分だが、これ以上もがいても完成しないだろう。よってこのの無駄な液体は我輩が処理する。」

そう告げると杖をひとふりし、大鍋のなかの液体を全て消した。

「え?掃除しなくていいじゃん!ありがとうございます!」

スネイプをやさしいじゃん!消してくれるなんて!

「しかし、点数は零点だ。」

「はぁっ!?」

スネイプはほくそ笑みを浮かべて去っていった。

くそ!そうきたか。まじか…。でも、まぁ…どうせ完成しないしね!

まぁいっか!

「じゃ!僕はここで!」

「帰るな!ポッター!!」

この後、戦争が勃発した事はいうまででもない。

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