やあやあ皆さんお久しぶりです。
神様の部下のミスで殺されて転生させてもらった被害の一人 榊 幽兎だ。あれから、かれこれ二時間は経ったと思うんだが今だに穴の中を落ちている。って、長いなおい。
(・・・・・お?なんか下の方がかすかに光ってるぞ?)
するとだんだんと視界が明るくなってきて、あまりの眩しさに俺は目をつぶってしまった。
しばらく経ってから目を開けてみると目の前には星空が辺り一面に(・・・・・)広がっていた。
「綺麗だな~。」
それにさっきから妙に浮遊感を感じるんだよな~。まるで空を飛んでいるような。
でも、なんだか下に引っ張られるような感じがするからこれは落下しているのかな?
・・・・・・・? え?落下?
ふと不穏な考えが頭を過ぎり恐る恐る後ろ(この場合は下)を見てみるとそこには、輝かしいネオンの光が美しく彩る町が見える。
・・・・・・・・・・・・・・。
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
目を開けると上空3000mの場所にいた…
な…何を言っているのかわからないと思うが俺も何が起きているのかわからない。
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術や幻覚だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗w「落ち着いてください!」・・・ッ!!
「や、ヤバい・・・とうとう幻聴まd「幻聴じゃありませんよ!?」で・・え?」
「わたしは貴方のデバイスです。」
「デバイス?そんなもの頼んだ覚えはないぞ?」
「詳しい説明は後です。それより今はこの状況をどうするか考えてください。」
「そうだった!!どうしたらいいんだ!?っていうかどうしたら助かるんですか!?お願いですから教えてください!!」
「ひとまず落ち着いてください!はい、吸って~」
「す~」
「吐いて~」
「は~」
「よし。落ち着きましたね?。」
「はい。」
「では私をセットアップしてください。」
「わかった!デバイス、セットアップ!!」
「Yes,myload!」
するとそこには、黒い白衣を身にまとった俺がいた。
その白衣ならぬ黒衣は落下に生じる風によってなびいている。
「っておい!止まんねーぞこれ!!」
???「飛行魔法を使わないと止まりませんよ!?」
「ヒコウマホウ?それってどうやって使うんだ?」
「エエッ!?そんなことも知らないんですか!?ああ!?もう間に合いません!地面に衝突します!!」
「えっ、ちょ!?うわああああああああああ!!」
ズド―――――――――ン!!!
「いつつつ・・・・あれ?」
「大丈夫ですか?マスター?」
「あ、ああ。・・・また死ぬのかと思ったけどな。」
良くそんなので生きてられたな。下を見てみるとクレーターできてるし。
「そういやお前名前なんていうんだ?」
「ニアと申します。」
「ニアか。そういや俺、神様に何も頼んでないのになんでデバイスなんて持ってんだ?」
「それの話は後程お願いします。」
「どうかしたのか?」
「誰か人が近づいてきています。恐らく先ほどマスターが落ちているのを目撃した者だと思います。」
「・・・他の転生者か?」
「恐らく違うと思いますが念のため会話は念話で行いましょう。」
「どうやるんだ?」
(これも知らないのですか。)《このように声ではなく。頭の中で相手に話しかけるようにしてみてください。》
うお!?頭の中に声が響いた!?ええと。頭の中で話しかけるようにっと・・・
《・・・こうか?》
《バッチリですよ、マスター。それと、そろそろこちらに人が来ます》
ガサガサッ
ニアがそう言い終えると同時に近くの茂みが揺れてそこから女の子が出てきた。
《女の子だな・・・・》
《そうですね。》
《まだ幼いね・・・・》
《そうですね。》
てかこの子、よく見たら主人公の高町なのはじゃね?
《どうしよう?》
《適当に言いくるめればいいじゃないですか。》
《そんなので何とかなるのか?》
《・・・この年頃の子は純情なんですよ?》
「黒いよ!?」
ビクッ!
突然声を上げた俺に女の子が驚いたように肩を揺らした。
《ほら、マスターが急に声を出すから彼女がビックリしてるじゃないですか。》
《いや、お前があんなことを言うから・・・》
《いいからさっさと行ってください。》
もうやだこのデバイス。
まあ、どのみち話しかけないといけないから別にいいんだけど・・・
「あの~。」
そんなことをしていると女の子が話しかけてきた。
「さっきここに落ちてきたのってあなたですよね?」
「(あ、やっぱり見られてた・・・。)そ、そうだけ・・ど?」
やばい・・・なぜか声が震えてる。しかも疑問形。
「わ、わたし高町なのはって言います!さっきのって手品ですか!?」
「・・・・・・・・・・・は?」
「さっきのお空からおちてきたの!!」
思わず間抜けな声を出してしまった俺は悪くないと思う。
いや、手品って・・・・・・・・
《なあ、ニア。さっきのk《聞き間違えではありませんよ?》ですよね~。》
やっぱりですか。え?高町なのはってこんなキャラだったっけ?
確かに少し変わったところがあるとは原作を見たとき思っていたけど、どこをどう見ればさっきのが手品に見えるんだ・・・・・・。
《しかしこれは好都合ですね。》
《何が?》
《どうして彼女が先ほどのが手品と思っているのかはわかりませんがそれを理由に彼女を言いくるめることができます。》
《だから黒いって!?》
しかしそれ以外に方法がないのも事実。
ここは良心が痛むがしょうがない。
「そ、そうだよ?それと俺の名前は榊 幽兎だ。」
「や、やっぱり!」
俺がそういうと高町さんは目を一層輝かせていた。
俺の中で高町なのはのイメージが崩れていった。
「そ、それより。なんで高町さんはこんなところに一人でここにいるんだ?」
「え?ひとり?」
俺の言葉に高町さんは首をかしげて後ろを振り向いたがそこには誰もいない。
「あれ?おじさんは?」
そういって高町さんは辺りを見渡したり自分の来た道を探したりしていた。
しかし、高町のいうおじさんらしき人は出てこなかった。
「高町さんのいうおじさんって?」
「おじさんは手品師っていってたの。さっきまで私にすごい手品を見せてくれたりおはなしを聞いてくれたり、プレゼントもくれた優しいおじさんなの!」
「どんな手品を見せてくれたの?」
「手を振っただけで椅子が出てきたりなのはの体を浮かせたりしてくれたの!」
「(いや、それ明らかにおかしいだろ!?でも、だから俺が落ちてきたのを手品だと思ったのか。)それはすごいね。でもなんでこんな時間にこんなところでそんな人と一緒にいたの?」
「あう・・・そ、それは・・・」
俺が聞いてみると高町さんはどこか暗い顔をしながら話してくれた。
(以下は三話と同じなので省略させていただきます。)
・・・・・なんというか、俺凄くKYなことしてないか?
《その通りですね。》
うるさいやい!
「なあ、高町さん。」
「なに?」
「俺と友達になってくれないかな?」
「え?で、でも迷惑だよ?」
はぁ、何を言ってるんだこの子は。
「何言ってんだ?友達に迷惑もなにもないだろ?」
「で、でも・・・。」
「それとも高町さんは俺と友達になるのは嫌なのか?」
「!そんなことないよ!」
「なら今日から俺たちは友達だな。よろしくななのは(・・・)!」
「う、うん!よろしくなの幽兎くん!」
よし、これで後は・・・
「あとなのは。」
「?」
「お前はもう少し家族に甘えろ。」
「でもそんなことしたら、」
「だあほ。子供がそんなこと考えるな。子供は素直に誰かに甘えたり頼ったりしていろ。親や家族もそれを待ってんだぞ?」
「・・・幽兎くんだって子供なの。」
え?子供?・・・あっ、本当だ。
そういえば神様が言ってたな。
「俺は大人な子供だからな。」
「なんか納得できないの。」
「いいからそうしろ。わかったな?」
「むぅ~。・・・わかったの。」
なのはは俺の言葉にしぶしぶといった感じだがうなずいた。
そのあと俺たちは公園の方に戻りそこで少しの間話をしていた。
「と、じゃあそろそろ帰るわ。」
「もう帰っちゃうの?」
「ああ、もう遅いしなお前も早く帰れよ?親が心配するからな。」
「あっ!ちょ、ちょっと待ってなの!」
立ち去ろうとした俺をなのはが引き留めた。
「また明日、一緒に遊ぼうね!」
「・・・ああ!また明日な!」
そう言って今度こそ俺はその場を立ち去った。
無理やり感が半端ないww