ラブライブ if story~僕と彼女たちの物語~ 作:takanist
「・・・・」
「・・・・」
今、俺と鞠莉は向かい合わせで座っている
そして部室の外には
「なんかこっちまで緊張するずら」
「ルビィも・・・」
「さぁ、本性を現してもらいますわよ!」
「ダイヤ、なんか主旨変わってない?」
Aqoursの面々が聞き耳を立てているようだが
それで隠れているつもりかい
なぜこうなったのか簡単に説明すると
電話を受け、浦女に行く
↓
校門前に黒澤ダイヤ出現
↓
部室に拉致
↓
鞠莉と二人きりにされる
まぁこんな感じだ
「燐!」
最初に沈黙を破ったのは鞠莉だった
「なんだ?」
「あの、今朝のことだけど・・・」
多分、あの女子生徒の事を言っているんだろう
「告白だったよ」
「!!」
隠してもしょうがないし、隠す必要がない
「で、燐はなんて返事したの?」
すごく不安そうな目で俺を見てくる
「断ったよ。君とは付き合えないって」
「はぁぁぁ」
鞠莉から安堵の息が漏れる
「まあ分かってたけどね、燐が私以外の女になびかないなんてこと!」
「さっきまでの不安そうな態度はどこいったんだよ」
「そんな態度、私は取ってないわ!」
こうなったら鞠莉は聞かないからな
「そういうことにしておいてやるよ」
やっぱり鞠莉と会話してると落ち着く
「で、君たちはいつまでそこで聞いてるつもり?」
俺は部室の外で聞き耳を立てていた8人に問いかける
「やっぱりバレてた・・・」
8人がぞろぞろと部室に入ってくる
「アホ毛がチラチラ見えてたぞ」
「だから千歌ちゃん、もうちょっとしゃがんだ方が良いって言ったのに」
「そんなこと言われても・・・」
「あの・・・」
Aqoursのメンバーの一人・渡辺曜が話しかけてくる
「なんだ?」
「さっきの話を聞いて思ったんですけど、どうして告白を断ったんですか?」
「なんでって、その子の事をよく知らないし」
「彼女欲しいとかって思ったりしないの?」
今度は松浦果南が問いかけてくる
「居たらいいなとは思うけど・・・」
そこで鞠莉と目が合う
「?」
「鞠莉がいるからいいかな」
鞠莉は顔を真っ赤にしながら
「そ、そそそそれはどういう意味?」
「お前といると退屈しないし、楽しいし」
「わ、私も燐と一緒にいるとた、楽しいよ」
鞠莉の笑顔に俺も笑顔で返す
「ダイヤ、これでも鞠莉をたぶらかしてるように見える?」
「見えませんわ・・・」
この二人のやり取りを聞くに、そういう目的で俺をここに呼んだのだと推測した
「しかし鞠莉さん!」
「何、ダイヤ?」
「殿方のことで一喜一憂していては困りますわ
今日はたまたま練習がない日でしたけど、ダンスを合わせるときにボーっとされていてはみんなの足を引っ張ってしまいますわよ」
「ごめん・・・
でも、燐の事が心配でしょうがなかったの!」
「鞠莉」
俺はヒートアップしそうだった鞠莉を止める
「なに燐?」
「練習の時は他のこと考えてちゃダメだよ
せっかくまたスクールアイドルをやれてるんだからさ
俺の事は心配とかしなくていいから
それに俺は楽しそうに踊ってる鞠莉が好きだからさ」
「す、好き!?」
鞠莉の顔は茹蛸のように真っ赤になってしまった
「なんでこの二人、付き合ってないのかしら」
善子のつぶやきにみんなが大きく頷いた