サルバトーレ・ドニ、イタリア最強の騎士だそうだ、通称剣の王、神殺しのカンピオーネだ。
そんなドニが俺を探して、このサルデーニャ島に来ているらしい。
正直会いたくないと思っている、逃げるのはまあ無理だろうから覚悟だけはしておく。
そんな時だったリーシャのスマホが鳴った。
『はい・・ええっ本当ですか・・ええ・・はい分かりました、お伝えします・・はい、どうもわざわざありがとうございました』
「何の電話?」
『それがですね、サルバトーレ卿の腹心であるアンドレア・リベラさんから連絡があったみたいなんです』
「アンドレア・リベラって誰?」
『サルバトーレ卿の参謀にしてお目付け役、王の執事とも言われる大騎士です』
「で、そのリベラって人が何て言ってきたの?」
『実は、和也さんにお会いしたいとの事です、サルバトーレ卿もご一緒だそうです』
「じゃあ、宿で会うように連絡つけて」
『はい、わかりました段取りしますね』
「ああよろしく頼む」
こうして俺は、サルバトーレ・ドニと宿であうこととなった
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宿屋
宿に帰ると二人の男が待っていた、たぶんあれがドニであろう。
一人は黒髪で一人は金髪だ、どちらがドニなんだろうと考えていると黒髪の男が話しかけてきた。
『初めまして極東の魔王陛下、私はアンドレア・リベラこのサルバトーレ卿の従士をしております』
「ああ、東城和也だよろしく」
『ふーん、きみが和也かい、僕はサルバトーレ・ドニだ早速だが闘おうじゃあないか』
「いえ、闘う気はありませんので」丁寧にお断りする。
『えー、そんなこと言わずにさ軽く闘おうよ』
「軽くも何も俺には闘う理由がありません」
『理由なんて簡単さ、青い海と輝ける太陽、どうだいこんな環境で闘えるなんて最高じゃないか』
「まったく理由になってないが」
『極東の魔王陛下、突然の事で失礼しました、サルバトーレ卿帰りますよ』
『ええー、闘えないのかい残念だな』
『それでは魔王陛下みなさん失礼します』
こうして、サルバトーレ卿たちは帰っていった。
「何しに来たんだろう?」
『サアなにぶん自由な方ですから、極東の神殺しカンピオーネ和也さんを見に来ただけかも知れませんね』
「ふーん、そんなものかなー、何にしろ闘わなくてよかって助かったよ」
『リベラさんが上手く手綱を握っているという話ですよ』
「そうなんだ」
「それより、神獣の手掛かりは何か掴めたのか?」
『それが、まだ何も掴めてません、すいません』
「いや、謝る必要は無いんだけどさ、こう何も無いとねもしかして誤報とかだったりして・・・」
「なんにしても、ゆっくり待つしかないよ」
とりあえずは、ゆっくりすごす事にした。