誤字修正しました。ありがとうございます。
気にせず読んでいただければ幸いです。
それでは今回も閲覧よろしくお願いします。
煙幕を払った黄金の紐・・・もとい天の帯を回収したウル・ルガルは続け様に背後に展開した合計十の黄金の波紋から、それぞれ違った武器を射出する。
それは一様にギルガメッシュに狙いを定められており、一斉に放たれる。
機関銃のような速度で放たれた高ランクの宝具を受け無事でいられるわけがない。
その場の誰しもがギルガメッシュの生存は絶望的なのではとその放たれた場所を見つめる。
しかし、流石英雄たちの王を名乗るだけあってか土埃が晴れた場には無傷の彼と白いサーヴァント、ウルレシュテムの姿があった。
「ふむ、噂をすればなんとやらといったところか。再会にしては随分な挨拶ではないか?ルル?」
言って、ギルガメッシュはいつの間に出したのか取っ手の飾りから刃の切っ先まですべてが新雪のように真っ白な剣を足元に突き立て、そこから突き出した水晶体によって全ての宝具を弾いていた。真っ白な剣の刃に当たるであろう部分には青緑に発光する幾何学模様が全体に刻まれており、その模様は剣を突き刺したであろう地面にも広がっている。
宝具を完全に防いだことを確認するとその剣を引き抜いた。
同時に地面に広がっていた模様も水晶体も消え失せる。
チッとウル・ルガルが舌を打つ。
その顔には増悪の色が色濃いもののどことなく悔しさというか苦痛が見えるような気すらする何とも言い難い表情が、ほんの一瞬だけ見て取れた。すぐに、不遜気な笑顔に戻ったが。
「ふむ、仕留めようと思ったのですが・・・存外、老いても健在というわけか・・・はたまたは
言いながら更に波紋の数を増やし、合計二十艇の宝具を射出する。
否、しようとした。
「ルルッ。ストップ。いきなり攻撃とかやめてよ。」
いきなり現れた少女の忠告によって彼の動きが止まったからだ。
少女、岸波白野はそのままウル・ルガルの腕に絡まっている天の帯をクイクイ引っ張りながらどうもうちのものがご迷惑をおかけしました。と頭を下げた。
「なぜ止める白野。遅かれ早かれいずれはこうなるのだ。今であろうとそう変わらんだろう。放せ。」
「いやだからなんで選択肢が攻撃一択なんだ
「拡散される前に息の根を止めてしまえばよいではないかっ。というかその不穏な響きの略称をやめよとあれほどっ・・・。」
なんだろうこれ。
周囲の心が一つになる。
五千年越しの修羅場に割って入ってきた仲裁人らしき一組が更に痴話喧嘩おっぱじめやがった・・・。どうなってんだこれ。と。
もはやカオスごった煮風昼ドラを添えて、である。
この少女と青年の会話を聞いていたモードレッドの顔が、傍にいたアーチャーが引くほどすごい表情をしていた辺り添えるだけだった昼ドラ感が更に増して加わっている。
「・・・これこそは」
すっとモードレッドは自分の獲物である剣を胸元あたりで構える。
「我が父を滅ぼす邪剣」
「ちょっマスター!?君は一体何をっ」
構えられた剣に収束する魔力を見たアーチャーが危険を感じ声をかける・・・も時すでに遅し。
「
収束された心なしドス黒い何かの混ざった赤雷が、セイバー・・・ではなくウル・ルガルに向けて放たれる。
それが直撃する直前、何があったのかわからないウル・ルガルは白野の観察眼を頼りにその攻撃を寸でで回避。結果、赤雷はそのままギルガメッシュに向かっていった。
「おおおおおおお!?」
流石の
それでも収まらなかった赤雷は港を突き抜け海に流れ込む。
結果、黒髭、ジル・ド・レエの召還していた海魔が感電、浮き上がりだしていたそれは再び沈んでいった。
「・・・なあ、ライダー。」
昇ってくる朝日を見て、意識の戻った人々の困惑の声を聴きながら少年ウェイバー・ベルベットは自身のサーヴァントであるライダーに問いかける。
その目は何処か遠くを見ていた。
「僕らは何のために集まったんだっけ?」
その言葉は虚しく虚空へと消えていった。
◇ ◆ ◇
一方海魔の内部にて宝具である本を片手に今や只の回路と化した子供たちを使って炉の調整をしていたジル・ド・レエは突然の降下の衝撃に動揺し、バランスを崩した。
「これはっ・・・オノレっ次から次へと
モードレッドの雷撃によって弱体化した部分を削ぎ落とし、落とした部分を肉団子のような形状に、本体はまるで砲台の様な形状へと変化させる。
「おおっジャンヌよっ今助けに参りますっ」
そう言って更に本体から幾つかの個体を生み出し海に放つ。
その間にも生きた回路として起動させられている子供たちは悲鳴を上げることも死ぬことも許されず、只痙攣しながら魔力を循環させるための道具として苦痛に苛まれていた。
◇ ◆ ◇
「きゃっ」
突然の地響きにアイリスフィールがよろける。
「っアイリスフィールっ」
咄嗟にセイバーが支えるも地響きが止むことはない。
「今度はなんなのよっもうっ」
戸惑う女性陣・・・というよりここの面子に対してポツリと静かにライダーが口を開いた。
「おいおい。こりゃあ・・・向こうは相当執念深そうだぞ。」
崩れたかに見えた本体は形状を変え隆起し、そこから広がるように無数の影か海に漂って・・・否、陸地を目指して散らばりながら近づいて来ていた。
「なっ倒したんじゃっ」
「倒したんじゃなく、倒しきるべきでしたね。」
驚愕の声を上げるウェイバーにウル・ルガルがさらりと答えた。
後ろでは膝を抱えるモードレッドを白野がなだめている。一応決着は着いたらしい。
「取り敢えず非常事態みたいなのでその辺にしてください。お母さん。後それ僕も後でしてみたいです。」
ギルガメッシュに向けて的当ての如く礫を投擲しようとしていたウルレシュテムが動作を停止し、物凄い早さでウル・ルガルのほうを見る。泣いていた。
ルルが、ルルがっお母さんと・・・とか言ってる辺り相当嬉しかったらしい。
「相手は海中で、群体。か。」
ウェイバーはチラリとライダーの方を見るもそれにライダーは首を横に振ることで応えて見せた。
「ありゃ一掃したところでまた産み出されるだけだ。一度まっさらに出来てもその後がないんではなあ」
「セイバーも無理よ。火力はあっても連発には向かないもの。」
すかさずアイリスフィールが言う。
セイバーの宝具は確かに連発には向かないものの敵を丸ごと消し去るくらいの威力はもっていそうな代物ではあったが、現在は隠すように言われているため早めに声を上げたのであった。
じゃあどうすればっと唇を噛むウェイバーに沈黙する周囲。
しかし、その沈黙は早々に破られる事となった。
「在りますよ。海の中で群体相手におあつらえ向きのやつ。」
まあもっとも、と発言者、ウル・ルガルが続ける。
「僕ではなく、彼女が、ですが。」
視線の先にはウルレシュテムが立っていた。
ギルガメッシュの持ってる剣に関してはカラーリングと幾何学模様の色(青緑ってどっかの女神にも・・・ごほっ)から察している人もいるかもしれないが素材に秘密が・・・ごほっ。
ちなみに、ウル・ルガルは幻想王という呼び名からギャグ調にしてGSO(ゲスオウ)。英雄王がAUO(エーユーオー)呼びされているのと同じやつ。
モーさんはこうして嫉妬しているわけですがいまいち自分の感情はわかっていません。
こちとらさんざん探しまくったのにうわあああああああっバーカバーカっってくらいです。
まあ嫉妬云々抜きでも何としても見つけ出すくらいの執念のある人が突然現れて自分蚊帳の外だったらそりゃ切れるよね。
いままで感想を書いていただいた方々、あまりお答えできずすみませんでした。
これからはもう少し余裕ができてくると思うのでなるべく答えられるようにしたいと思います。これからもよろしくお願いします。
閲覧ありがとうございました。