失敗作だけど白い特等みたいになれたらいいなー   作:九十九夜

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セプテムを飛んでオケアノスへ。

今更だけど、内容はドンドンアレになってきてるのに文章は相も変わらず薄くて軽い。
どうなんだろうねこれ。


第二章  ―封鎖終局四海オケアノス―
衝撃の出会い


「ああああああああああ―――」

 

叫びながら、メアは下に目を向けると、其処には見渡す限りの青が広がっていた。

 

そう、海である。

 

普段なら素直に産まれて初めての海に感動している所なのだろうが残念ながらそんな余裕は今のメアにはなかった。

 

「うわああんっ。どうして僕だけええええっ」

 

何故なら今彼はこうして落下している最中だったからだ。彼の脳裏にレイシフト前のドクターの言葉が呼び起こされる。

 

―――陸地だって言ったのに。

 

フランスの一件から此処までずっと怪我人扱いで何もできなかった分張り切って参加したらご覧の有り様である。

 

「ど、ドクターのっ、嘘つきいいーっ」

 

 

  □ ■ □

 

 

「た、助けてくれて、ありがとうございました。」

 

現在メアは無人島らしき小島で恩人の少女と一緒に焚き火を囲んでささやかな食事と洒落込んでいた。

 

「どういたしまして。はい、焼けたわよ。」

 

渡された焼き魚を礼を言って受け取る。

 

「それにしても災難ねえ。まさか着地点を間違った所にセットされて突き落とされるなんて・・・。」

 

「あ、あはは・・・。」

 

何といえばいいかわからなかったメアはかなり突飛な経緯の説明の仕方をしてしまったのだが、この目の前にいる少女は丁寧に聞いた後自分の様な飛行する船を定員オーバーで操作、内輪揉めの末墜落したのだと思ったらしい。

本気で悲しみ、心配してくれたようでこうして魚までごちそうになっている次第である。

メアにとっては有難いような、申し訳ないような、胸の中は罪悪感でいっぱいだった。

と、そう言えばまだ自己紹介もしていないことに気がついて慌てて佇まいを正した。

 

「あ。僕、ディルメア・ストルファイスと申します。改めまして、先程はありがとうございました。ええと・・・。」

 

「あら、礼儀正しいのね。私は■■あら?・・・そうねえ・・・。」

 

しばし考え込む素振りを見せて、金髪赤眼の可憐な少女は輝くような笑顔で言った。

 

 

「―――ウルクのキャスター。って呼んでほしいな。」

 

何故かその向けられる笑顔に、声に。

 

―――胸が苦しくなった。

 

 

 

  □ ■ □

 

 

 

ドレイク船長とこの奇怪な海に関して情報交換をしていた立花とマシュのもとに新たにロマニから通信が入った。

 

『大変だっ。立花君、マシュ、落ち着いて聞いてほしい。』

 

「今度はなんですかドクター・・・」と立花が呆れ交じりに返答する。

隣ではフォウも心なしげんなりした様子でフォウ・・・と一声鳴いた。

 

『じ、実は、メアを、メアを君達と同じようにおんなじ場所(・・・・・・)に転送したんだけど・・・』

 

その言葉に一同が黙り込む、意味が解らないといった表情をしているのはカルデアではないドレイクやその手下たちだけだ。一方でカルデア一同はジト目である。

 

再度フォウとフォウが鳴く。

彼がカリカリと引っ掻いているそれはよく見ればはぐれないようにとメアが自身とフォウを結んでいたベルトだった。もちろん、本人はいない。あるのはベルトだけだ。

 

「それで?」

 

なんでしょう。とマシュが淡々と聞き返した。

 

『・・・転送した途端通信が遮断された・・・。』

 

ごめんとドクターが謝罪すると同時にカルデアと一行から溜め息が漏れた。

 

理由はどうあれ、またかよ。と・・・。

 




セプテムは構想が無かったわけではないけど、どうあがいても主人公と歩く道筋自体は変わらないし、今ここであのサーヴァントに出会うともれなく見に覚えのないトラウマガガガ・・・
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