「はぁ!赤龍帝の子と随分前から接触していたですって!?」
「あ、あぁ・・・、契約者として接触していたんだよ・・・」
堕天使領のとある一室でアザゼルと紅葉の二人が話しをしていた。
アザゼルの話を聞き紅葉は、頭を抱えた。
赤龍帝が悪魔になった原因を作ったのは唯でさえ堕天使が原因なのに、その堕天使の総監が契約者として接触していたとなると、堕天使側の立場が悪くなる一方なためである。
唯でさえコカビエルの事があるというのに・・・・・・
「はぁ・・・、それで、もう身元を明かしたのか?」
「いいや、まだだ。次回呼んだ時ぐらいにばらそうと思っているが・・・・・・」
それを聞き紅葉は、魔法陣を展開してある物を取り出した。
「それなら、これを渡して貰えるかしら」
「こ、これは・・・・・・」
それを見てアザゼルは紅葉の考えを理解した。
それは限りなくグレーの中でも黒に近い行いだ。
だがアザゼルは・・・
「いいぜ、今度の報酬として渡して置いてやる」
「お願いね。いざという時に役に立つと思うから・・・・・・」
そう言い紅葉は部屋を出ようとしたが、何か思い出したようにアザゼルに尋ねた。
「そう言えば総統、白龍皇を見ないけど何処にいるのかしら?」
「あぁ、彼奴なら何処かに出かけるって言って何処か行ったけど・・・」
「そうか・・・・・・」
それを聞き、紅葉は嫌な予感が通り過ぎた。
気のせいだと思いつつ部屋を後にしたのだった・・・
~・~・~
それから数日後の駒王学園の旧校舎・・・
そこでは、リアス達オカルト研究部のメンバーが集まってるのだが、リアスの機嫌がよろしくない様で・・・
「冗談じゃないわ!!」
リアスは怒鳴った。その理由は一誠の契約者が堕天使総監であるアザゼルだった為である。
「いくら、天使、堕天使、悪魔の三すくみのトップ会談がこの町で行われるとはいえ、突然堕天使の総督が私の縄張りに侵入し、営業妨害していたなんて!!」
「落ち着いて頂戴リアス」
朱乃がリアスに落ち着くように声を掛けるがリアスは続けて・・・
「しかも私の可愛いイッセーにまで手を出そうなんて!!」
『アザゼルは昔からああいう男だよ・・・リアス』
不意に声が響き渡る。
それと共に魔法陣が浮かび上がり、そこから一人の男とメイドが姿を現した。
「お、お兄様!?」
「ま、魔王様!?」
リアスと一誠が驚きの声を上げて、直ぐにゼノヴィアを除くリアス眷属が跪いて礼を示す。
それから、色々と話し合いをし、三大勢力のトップ会談を駒王学園で行う事をサーゼクスは伝えた。
三大勢力のトップ会談・・・それはつまり悪魔、天使、堕天使のトップが集い、話し合いをするということだ。
それを伝えた後、サーゼクス達は一誠の家へとお邪魔するのであった・・・・・・
~・~・~
「そう言えば、一誠君」
「どうしたんだ木場?」
「堕天使総監から今回は何を貰ったんだい?」
「あぁ、部長に渡したから部室にあるけど、ミニチュアの******だったよ・・・・・・」