堕天使の技術者   作:寂しい幻想の刀鍛冶

5 / 6
⑤ 襲撃

突如、学園の時が停まる。

動ける人員は三大勢力の首脳陣とリアスと一部眷属、ヴァーリと紅葉だった。

だが、紅葉の隣には先程の少年人形はおらず、代わりに銀髪のメイド服を着た人形が立っていた。

少しすると一誠が動き出した。

 

「お、赤龍帝は動けたか・・・外を見てみな」

 

アザゼルにそう言われ一誠は窓の外を見た。

そこには上空に巨大な魔方陣が出現しそこから無数の魔術師達が現れている。

 

「やれやれ、テロリストどものお出ましか」

 

「禍の団カオスブリゲード・・・・・・」

 

アザゼルの言葉に紅葉はあらかじめ聞かされていたように反応した。

周りの様子を見てリアスは、この現象について理解した。

 

「これは・・・ギャスパーの・・・・・・」

 

「どうやら、あの吸血鬼の神器が暴走したか、させられたらしいな」

 

そう言いながら

 

「他に動けるのは、騎士の二人か。二人は咄嗟にお互いの獲物を出して、邪眼の能力を無力化したようだな」

 

そう、ギャスパーの暴走により大半の人物が止まってしまっている。

その間にも魔術師たちが迫ってきている。

 

「旧校舎のテロリストごと問題になっているハーフヴァンパイアを吹き飛ばした方が・・・・・・」

 

早いんじゃないか?と言おうとしたヴァーリであったが、その言葉は続けられなかった。

それは紅葉が余計な事をするんじゃないというように殺気を出して来たためである。

その様子を見てサーゼクスはギャスパーの救助をした方が良いと考えた。

 

「そうだな。まずはギャスパー君を助け出さねば・・・。我々は結界の維持のために、ここから離れるわけにはいかない・・・」

 

「お兄様、私が行きます。私が責任をもって、下僕を取り戻しますわ」

 

強い意志を瞳に乗せたリアスがサーゼクスの前に進み出てそう言った。

だが、その直後に「ピピッ」と音がした。

その音に周りが音のした方を向くと、そこには紅葉が立って居り、その本人は無線に出ている様だった。

 

『こちら、バッド・カンパニー。対象の救出に成功しました』

 

「ご苦労様、引き続き警護をお願いね」

 

『了解』

 

「お、どうだった?」

 

「救助に成功した様よ」

 

今さっきの事を気にせず、何をしていたのかわかっているかのようにアザゼルは尋ね、それに紅葉は答えた。

その応対を見て、リアスは尋ねた。

 

「さっきのは一体・・・」

 

「あぁ、この前赤龍帝に対価としてあげたやつ。あれは此奴の発明品でさ、それを此奴が操って旧校舎の奴らを助けたってわけだ」

 

「えぇえ!?あの軍隊のミニチュアが!?!?」

 

「そう、軍にして個の人形、バッド・カンパニー!!」

 

そう言いながら紅葉はポーズを決めた(ジョ〇ョ立ち)。

 

「てなわけで、吸血鬼達は助けに行かなくても大丈夫と言う訳だ。てことで、ヴァーリと紅葉、彼奴等の相手をして来い」

 

そう言われて、ヴァーリは黙って頷くと、神器を出して外へ出た。

紅葉の方は、銀髪の人形、十六夜咲夜を出したまま、次の人形を出現させた。

それは、大柄の男の人形・・・、特徴としては髪がとげとげでその先に鈴が付いており、右目に眼帯を付けていた。

そして、右手には刃こぼれが激しい刀を持っている。

 

「武士人形、更木剣八・・・行きなさい!!」

 

紅葉がそう言うと、更木剣八は外へと飛び出し魔術師達を切り捨てだした。

すると、会場の中央に魔法陣が浮かび上がった。

それを見てサーゼクスが反応した。

 

「これはレヴィアタンの魔法陣・・・」

 

「御機嫌よう、現魔王サーゼクス殿、セラフォルー殿」

 

魔法陣から現れたのは褐色肌に眼鏡の女性が現れた。

感じられる魔力こそサーゼクスやセラフォルーにも劣るが、上級悪魔であるリアスやソーナを軽く上回っている。

 

「あ、あなたがどうしてここに!?」

 

「先代レヴィアタンの血を引く者・・・・・・カテレア・レヴィアタン!」

 

そう、彼女は旧魔王の血を引く悪魔、カテレア・レヴィアタン。

この場にいるセラフォルーに魔王の座を奪われた者である。

 

「三大勢力のトップ全員が共同で防御結界! ふふ、なんと見苦しいのでしょう!」

 

「どういうつもりだ、カテレア」

 

「この会談の、正に逆の考えに至っただけです。神も魔王も居ないのなら、この世界を変革すべきだと」

 

「っ! カテレアちゃん! やめて!! どうしてこんな・・・こんなことを!」

 

セラフォルーの悲痛の叫びに対して、同じレヴィアタンの名を持つカテレアは心底不愉快だという表情を浮かべた。

 

「セラフォルー・・・・・・私からレヴィアタンの座を奪っておいてよくもぬけぬけと!」

 

カテレアがそう言った瞬間、彼女の周りにナイフが出現して、彼女を串刺しにした。

 

「・・・ガハッ、な、何が・・・」

 

「今の状況からして貴方が敵と判断したため攻撃しました」

 

そう、今のナイフは紅葉の人形による攻撃だった。

そして、その横には三角の様な被り物を被っており、背中にはタンク、手の甲には時計がついている人型の人形が出現していた。その人形と咲夜の手には先程と同じナイフが握られていた。

だが、串刺しにされたはずのカテレアから魔力が噴き出した。

 

「まさか、こんな序盤に使う事になるなんて・・・・・・」

 

「なるほど、オーフィスの蛇によるドーピングですか・・・、ザ・ワールド!!」

 

紅葉がそう呟くと共に人型の人形、ザ・ワールドがカテレアの傍に現れて、会場の外へと殴り飛ばした。

それに続くように紅葉はザ・ワールドと咲夜を引き連れて外へと出て行った・・・・・・




+人形紹介+

名前:バッド・カンパニー
登場作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
能力:歩兵60体、戦車7台、戦闘ヘリ「アパッチ」4機、グリーンベレー1体による軍隊攻撃

名前:十六夜咲夜
登場作品:東方Project
能力:時を操る程度の能力

名前:更木剣八
登場作品:BLEACH
能力:馬鹿力による刀による攻撃

名前:ザ・ワールド
登場作品:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース
能力:時間を止める能力
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。