魔法先生ネギま!~正直者には福来り…なのか!?~ 作:世紀末敗者寸前
アリカ姫救出から暫く経ったある日…
「ふぅ…今日の仕事はこれくらいかな…」
とある村での救助活動を終え、帰ろうとした時。
―――おい、ミナ
…ナギからの念話が聞こえてきた。
「……何? また面倒事?」
そう…ナギが俺に頼みごとをする時はいつも面倒なことしか言わない。
そのため、俺は出来るだけナギの頼みは聞かないようにしている。
―――いや、それほど厄介なことじゃないと思うんだが…
「そんなこと言ってこの前みたいにドラゴン退治に付き合えなんて言われて付き合ってみたら 龍がうじゃうじゃいる住処に連れて行かれた上に殆ど俺が倒したんじゃなかったっけ?」
―――そんなこともあったっけ ま、いいじゃんか 金が滅茶苦茶入ったんだし。
「良くないよ!!」
龍は本当にヤバかった…
皮膚馬鹿みたいに分厚いから古代呪文何度も当ててようやく一匹倒れる位だからね。
あれが50匹以上いたわけだから本当に苦労したよ…
「…で、結局何なの?」
――いや~ 何か真祖の吸血鬼につきまとわられててな~
「…あっそ 頑張ってください」
―――おいおいおい!! いいからどうにかしてくれよ!!
「…ナギでもそれくらいどうにか出来るでしょ」
―――だってよ~
「ハァ…そんなこと言うならその真祖に呪いでも掛けて諦めさせれば」
もうめんどくさくなってきたから適当に答えて見る…
流石のナギもこんな案は受けないだろう…そう思っていたのに……
―――呪いか…その手があったな!!
「………え゛…ちょ、ちょっと ナギ? い、今の冗談だから…」
―――ありがとよ ミナ!! 早速準備しねぇと…
「ちょ、な ナギ!!? 今の冗談だから!! マジで!!」
だが既に時遅し…
その後、急いで仕事を終えたという連絡を依頼者に入れ、急いでナギの元に向かったのだが…
「うわぁ…」
ナギの気配を『調べて』辿り着いた先は旧世界極東にある国 日本。
そして その中の学校の一つである 麻帆良学園の女子中等部 校長室。
その中にいるのは俺だけでなく先客というか…
まあまずいたのは頭の形がもう人ではない老人…
っていうかぬらりひょん? 確か日本の妖怪でそんなのがいたけど…
まあどうでもいいか…
後はナギと……金髪の女の子が一人………もしかして…
「ナギ」
「おう ミナじゃねえか いつからそこにいたんだ?」
「…ついさっきだよ」
「むぅ? お主、どうやってここに入ってきたのじゃ?」
「ちょっと裏技を使って」
「…詳しく知りたいのぅ」
「駄目です」
「…まあよい ナギ こやつは?」
「ミナ=K= デュナミス 俺と同じ【紅き翼】のメンバーだ」
「ほうっ」
「…こんな奴があの【炎髪灼眼】だというのか?」
…まあ未だになりは9歳ですからね
因みに成長していないのは姿を変えるのが面倒だし、何よりこの姿の方がよく知られてるから 色々と得なこともあるからである。
「…で、ナギ この子がお前の言ってた真祖?」
「ああ お前のお陰でこうなったぜ♪」
…何故俺のお陰? 確かに案を出したのは俺だけど…
→Side エヴァ→
今ナギは何と言った?
――お前のお陰 だと…
ということは…この【登校地獄】の呪いを思案したのはあいつなのか?
「…おい、ナギ 俺は冗談のつもりで行ったのに…お前真に受けたのかよ…」
「は? あれ冗談だったのか?」
「ハァ…当たり前だろ たくっ…幾らなんでもこんな女の子に呪いを掛けるなんて…どんな呪いなんだ?」
「【登校地獄】じゃよ まあ簡単に言うと呪いが解けるまでずっと学校に通わねばならんということじゃな」
そうだ 何故私がこんな呪いを受けなければならんのだ!!
クソッ…この呪いさえなければ今すぐにでもあのなよなよしい顔を潰せるのに…
「ハァ!? 呪いが解けるまでって…おいおい…(いくらなんでも酷過ぎるだろ…)」
お前が発案したんだろ!!
ああ、もう力が使えなくてもいいからこいつの顔をぶん殴りたい…
「…仕方ないか…え~っと…君の名前教えてくれるかな?」
…何だこいつ…今度は何をしようとしてるんだ…
「……エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル」
「Σ …あの【闇の福音】(ダーク・エヴァンジェル)か…成程ね でもどうしてナギに付きまとってたの?」
何故そんなことを聞く…
まあ言い答えてやるか
「ふん、あいつのことが気にいったからだ」
「ふう…アイツが崖から落ちそうになってた時に助けてな…それ以来」
「…ん、大体事情は理解した って言うかナギ お前この子まったく無害じゃないか」
…は?
何を言っているんだこいつは
【闇の福音】と呼ばれ、恐れられた私を『無害』だと?
「どうせナギのことだから付きまとわられるのが面倒とかそんなところでしょ?」
「……(フイッ)」
「…全力で顔反らすなよ」
クッ…ナギのやつ。
「…ま、まあ呪いは何時かといてやるよ」
「…解ければの話だけどな」
…どういうことだ?
「ナギ…術式、滅茶苦茶な使い方したでしょ? この子の呪い…かなり複雑に絡み合ってる…多分、これじゃ通常の解き方じゃ解けないよ」
「…マジで?」
「ああ 嘘は言わない ……ふぅ、仕方ないか」
「?」
「俺が代わりに解いてやるよ」
「助かるぜ」
「という訳で俺が呪いを解くことになったんだけど…エヴァンジェリンさん、それでいいかな?」
「ああ、この忌々しい呪いが解けるのならな」
「…ちょっと調べるからエヴァンジェリンさんの頭に触れるけど…いいかな?」
「…ああ」
コイツ、本当におかしなやつだ。
頭を触る位言わなくても別に文句など言わんのに…
それとなくそのことについて聞いたら…
「女性の体を無断で触るなんて失礼だろ?」
…本当、おかしなやつだ
→Side Out→
で、調べて見てもなんか本当に適当に術式組み合わせたか何かでかなりガチガチになっていたこの呪い…
どうやって解いたらいいものか…
「エヴァンジェリンさん すいませんがこの呪い、どうやら今すぐには解けないみたいです」
「…ならいつ解けるんだ」
「…多分三年後にはこの呪いの力が弱まります。ですからそれまでに俺がこの呪いの解呪方法を見つけ出します。こう見えても治療と解呪の知識はかなりありますから」
「……約束だぞ」
「ええ 必ず」
ふぅ…何かまた厄介事が増えたな~
孤児院のこと、仕事のこと、エヴァのこと、アリカ姫のこと、テオドラのこと…細かなところ加えれば胃に穴があきそうな位にやること一杯だよ…