外伝・落第騎士の英雄譚   作:首無し作家

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3話目です。
今さらではありますが注意事項を少しばかり。
・処女作です。
・矛盾点もあると思います。
それでも読んでくれる方は続きをどうぞ


第3話

「無視してんじゃねぇよゴラァッ‼」

 

この不良がこれほどぐいぐい攻められるのはそんな微妙な世界情勢が背景にあるため調子に乗っているのであろう。こちらからは手が出せないのをいいことに。

というか顔が近い・・・。

 

「(俺は別に()()()()()()()()()()()()()()()あの巨門学園に通っているだけであって他に道があるならそっちにいってるし‼伐刀者(ブレイザー)に変な制度が掛けられて力が使えなくなっても興味ねぇし‼俺はこういう面倒臭い事が一番嫌いなんだよ‼てか顔近ぇ‼)」

 

隼人の鼻の数センチ先に不良の顔がある。

 

「あー・・・君達が伐刀者(ブレイザー)じゃないから分からないと思うけど俺の通っている学校の許可がないと力が使えないんだよねぇ・・・」

「あぁ⁉ホラ吹いてんじゃねぇよ‼知ってんだぜぇ?テメーら伐刀者(ブレイザー)が許可無しでもテメーらの武器、固有霊装(デバイス)が使えるってことはよぉ‼」

「(あはは、物知り。ちゃんとニュース見てるんだなぁ最近のワカモノは・・・ちくしょう‼)」

 

 

これ以上絡まれるのは面倒だ。シャーペンなんざいつでも買える。そう思い退却しようとしたその瞬間であった。

 

 

 

 

 

「待ってください‼先輩はそんな悪い人ではありません‼」

 

 

 

 

一人の少女が両手を横に広げて不良の前に俺をかばうかのように立ち塞がった。隼人はその人物が、その彼女が誰だか後ろ姿だけで分かった。

 

 

 

 

 

その少女の名前は

 

 

 

 

 

「結城?」

 

 

結城優。

 

 

隼人の近所に住んでいる隼人とは違う、伐刀者(ブレイザー)ではない普通の高校一年生で、ある時不良に絡まれていたのを学校帰りの隼人が偶然さしかかり、その不良達から助けたのがきっかけで知り合った。

 

結城は誰にでも優しく、困った人がいれば助けてあげる。見た目は年相応の格好をした普通の女子高生ではあるが隼人から見れば正義感溢れる優しい少女、そんなイメージがぴったりな子であった。

 

隼人と結城は家が近所なこともあってか一緒に途中までだが登校することはあるが彼氏彼女の関係ではない。一緒にいる時間が長かったためか結城は隼人がどういう性格なのかは理解している。

 

「(この目の前の不良君に分からせてほしい・・・!この俺が力を無闇矢鱈に使うアホな伐刀者(ブレイザー)とは違うってことを親切丁寧に教えてあげてくれぇい‼)」

 

「先輩は私達に暴力なんて振るいません‼」

 

うんうん

 

「先輩は極度の面倒臭がりなんですから‼」

 

うん・・・うん・・・

 

「やるんだったら自販機のお釣りのところを探すような人なんですからー‼」

「いやいやいや!やんねぇよ⁉そんなセコいこと!せめて心優しいってところをピックアップしてアピールしてくれぇい‼」

「先輩が心優しい・・・⁉」

「なにその『そんな場面あったっけ?』みたいな反応⁉あったよ優しい先輩いたよ‼ねぇ聞いて‼この場面に誰一人味方のいない獅子頭隼人の話を聞いてくれぇー‼」

 

 

 

その後、不良達は『心優しい獅子頭隼人の心温まるエピソード』をガン無視し結城の説得を受け、どこかに行ってしまったとさ、

 

 

めでたしめでたし。

 

 

 




隼人「めでたくねぇ⁉」

次の話も今日中に出します(予定)
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