残念ながらイギリスの方は今回登場しません。
多分次回になると思います。
今回はかなりのムナクソ展開です。
ムナクソがあまり好きではない方は、◆◆◆◆から◆◆◆◆の間はとばしてください、本編にはあまり影響がありません。
これを読んでくださっている読者の皆様に感謝し、4話を投稿させてもらいます。
NEOは下ごしらえを欠かさない。
勿論そのまま食べた方が良いものは、そのまま食べる。
だが大抵のものは下ごしらえが必要だろう。
野菜の皮むき、面取り。
スープのアクを取り、出汁をとる。
魚の鱗をそぎ落とし、内臓を取り除く。
肉を叩き、筋や余分な油を取り除く。
それらの作業は
長い時間かかるものもある、特殊な道具が必要なものもある
常人なら、妥協して他のものを食べるなり、そのまま食べたりするだろう。
しかしNEOはその妥協を許さない
食事に対する異常なこだわりがそれを許さないのである。
今もそうだ
真っ暗な空間でナニカをジッと見つめている。
それの中にスプーンを入れ味見をする。
深い出汁の味わい。
赤を基準とし、所々に黄色と青が混ざっている。それらが1秒ごとに比率を変え、味を変えている。
期待以上の味わいに満足し、口に含んだスープを飲み込む。
次の段階に進むために肉と魚をナニカに入れる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
雪峰一根は困惑していた
当然である。
教室に入ろうとした途端に何処かわからない空間である。
だが瞬時に理解する、何者かによる異能だと。
この手の空間は何者かが意図的につくっている、そしてその手の相手は相手が弱ったところでトドメを刺す。だから、どこかで必ず見張っている。
(全く、本当に呆れる。未だ諦めの悪い奴がいるのか。この世界は俺のためにあるのを理解できないとは。いいだろう身の程を弁えさせてやる。どっからでもかかってこい。)
そんなことを考えて、怒り心頭であった。
………
……
…
…
……
………
(どれくらいの時間が経過した?この空間はかなり強いな、時間の経過を感じさせないとは。だがかなりの時間が経過したことくらいはわかる。相手もそろそろ何かしらの手を打ってくるはず。相手がこちらの様子を見に来た瞬間、殺す。俺はその隙を決してのがさない。)
そう思い、笑みをもらす。
………
……
…
…
……
………
「いったいいつになったら出てくるんだ」
この空間から出られないのでは?という不安をかき消すかのように大声で叫ぶ。
返事はない、当たり前だろう。
こんなになるまでしたくせに返事をしたら居場所がバレてしまう。
「返事は無しか。仕方ないてめぇを探しに行ってやるよ、今更謝ってもおせぇからな」
そして彼は消えた
正確にはナニカに飲み込まれたのである
それに彼は気付いてすらいなかった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「くたばりやがれ」
雪峰は叫びながら化け物にパンチを食らわせる
化け物は殴られたところから血を流し落下していく。
「ギシシシシシ」「ブロロロララロロ」「グルルルル」
「グロロロロロ」「グギャギャギャッ」「ガラロロロロ」
「ジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェ」
「オ“オ“オ“オ“オ“オ“オ“オ“オ“」「ヂギヂギヂギヂギ」
彼が敵を探していると何かが頰の横を通り過ぎて行った
何かが通り過ぎる瞬間彼はその光る瞳を見た。
すぐさま追いかける、全速力で、すると突然周りが赤く染まり、急に化け物どもが現れ始めた。
しかもかなり強い、一目でわかる。一体一体がこれまで戦ってきたことのない強さであることは理解できた。
しかし彼のISに対する思いは強く、勇猛果敢に化け物に立ち向かった
最期の戦いで何度も死にかけたことによりサイヤ人の血が覚醒しスーパーサイヤ人3にまでなれるようになった。
「数はだいぶ減ったな、あと9匹か」
残りは数百体いた化け物は数分で9体にまでその数を減らした、しかしその9体は明らかに彼の体力の消耗を待っていた
中央のビーバーモドキが左右にいる8体の化け物に合図する
その瞬間8匹はこちらに向かってくる、その速さは音速の域を超えている。スーパーサイヤ人の状態でない、彼ではその速さについていけないであろう。
しかし彼は今スーパーサイヤ人状態にある。両手に気の塊を作りあげ一番近くにきた悪魔のツノが生えた20mほどのワニめがけて投げつける。ワニはその気の塊をかみ砕こうとタイミングを合わせ口を閉じるが、加速した気弾を噛み砕く前にワニを体内から爆発させた。ワニは辺りに大量の血と肉塊を撒き散らし動かなくなった。
ワニに集中していると目の前に三つ目の巨大蛇とゾンビを思わせるような腐った悪臭と腐敗した肉の体を持った巨大なクワガタが彼の目の前に迫っていた。蛇の方はライオンを思わせるようなたてがみを操り彼の周りを囲み、クワガタの方は自分の体を分裂させ分裂した体から劇毒を発生させ彼の逃げ場を無くそうとした。
彼は分裂したクワガタめがけて無数の気弾を発射させた、クワガタの行動は彼からしてみれば的を小さくして、消しやすくしただけであった。クワガタを始末した彼はすぐに蛇のたてがみにある、ほんの少しの隙間を潜り抜ける。今にも閉じてしまいそうなその隙間はあと1秒遅れていたらもう決して開くことはなかったであろう。蛇はそのたてがみの中にある、クワガタの体液を顔に浴びて断末魔のさけびをあげると顔から段々と溶けていった…。
残りの向かってきた5体に目を向けるとその後ろからビーバーモドキが彼に向かって大口を開けて飛んできた。その口の中はゴボゴボと音を立てており残りの5体のうちの1体が入るとその1体は蛇と同じ、いやそれよりも苦しそうな声をあげビーバーモドキの口の中で溶けていった。
彼はヤバイと思い回避する
ビーバーモドキの巨体が彼の体の横を通り過ぎた時、口の中の液体が彼の左腕に付着する。
「ちっ避け損ねたか」
左腕を見てみるそこにはブクブクと泡だち煙をあげ溶けては癒えてを繰り返す自分の腕があった。
「ジレェジレェジレェジレェジレェジレェジレェ」
ビーバーモドキが満面の笑みでこちらを眺めている。
周りには残りの4体がいない、さっきの1体と同様に食べたのだろう
ビーバーモドキが再び突進してくる、ビーバーモドキは確実にこの戦法で勝つと決めて、そして今度はこいつの右腕を使えなくしてやる、そう意気込んで体当たりした
そして彼は真っ向から口の部分を抑え込む
左腕を自ら切り捨てて
口から出る体液でその身を焼きあたりに異臭を漂わせながら
「ジレェ?ジレェジレェジレェジレェジレェ」
「これでお前はもう動けねぇよな」
ここでビーバーモドキは気づく、目の前の人間の左腕が再生していることに
ではなく、自分が空中に浮いている状況に
「おめぇは、自分の体重とその強烈な酸性の唾液を使って体当たりをしてジワジワと敵を倒してるんだろ。ならその唾液を出す口を閉じ尚且つ持ち上げちまえばお前はもう何もできないよな、なら」
そういって彼はビーバーモドキの顎に膝蹴りを加えて、斜め上に向かって全力で放り投げる。
「ジレェェェェェエエエエェェェェ」
「これで終わりだ!」
特大の気弾を作る
50mほどのビーバーモドキの数倍の気弾
「消えろ」
その瞬間彼が作った気弾はビーバーモドキの後を追った
ジレェェェェェと声が聞こえたがすぐにその声は爆発音でかき消された
すると赤い空の一点だけが黒くなっているのを見つけた
すぐさまそこに向かう
そしてその黒い部分は外につながっていた
そして外に出てみると
そこには信じられない光景が広がっていた
先ほどの化け物が小さく思えるような巨大なマンモス
そのマンモスの数倍はあるかと思えるような龍
そして今自分が出てきた穴。それは、その龍よりもデカイ鯨の潮吹き穴であった
そんなのが星の数ほどいる
昔、ISに出会う前にはまった図鑑シリーズ
その中の宇宙図鑑、その中にあった星々の数ほどいる
そしてそれらが全て自分を見ている
押しつぶされてしまいそうなプレッシャーに胃液がこみ上げてくる、今すぐにこの場から逃げ出したいと、そう思い後ろに逃げる。
ドンと、何かにぶつかった
ぶつかったものを確認しようとした瞬間 ドスッ
首筋に何かを入れられた
周りが遅く感じられる。だが、身体がついてこれない。目の前には口を開けた異形の生物が満面の笑みでこちらを見ている
指を動かそうとしても動かない、瞬きですらできない
爪を剥がされる 指が潰される 舌を引き抜かれる
皮をむかれる 目玉を抉り取られる 股間を蹴りあげられる
顔を殴られ続ける 蹴り続けられる 体を切られ続ける
身体は一切動かない。
なのに身体は再生する。
そして自分を品定めするように眺める超巨大生物たち。
実際は一分に満たないその時間
NEOが限りなく圧縮しその一分は
100年の歳月と同じであり
彼はその間、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
自分の人生を繰り返し、やり直し、思い出し
怒り 泣き 笑い 諦め 恋をし 興奮し 夢を見て
激怒し 号泣し 歓喜し 夢をみて 絶望する
感情を溢れさせ
そして彼は消えた
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
雪峰一根はムシャクシャしていた
いや正確には織斑 一夏だが
理由はいくつかある。
第一に担任が実の姉であること
第二に実の兄の豹変ぶり
第三にクラスメイトのイギリス人に
そして第四に
「だーれだ?」
後ろから急に抱きついてだーれだ?と言ってくる
生徒会長 学園最強 ロシア代表 日本の暗部
「楯無さん、勉強中は邪魔しないで下さい。」
更識楯無 その人である
初日にイギリス人と兄の口論に兄が無理やり俺を突っ込んできた。軽く両方共攻めてみたらイギリスが怒り出して一週間後にクラス代表を決める勝負を挑んできやがった。
それで姉に寮の鍵を渡されてみればこの人だ。
俺が部屋にいれば、やれ青春がどうだとか好きな子出来た?とかお姉さんに頼っていいのよ?とか無視してPCで動画見てればエッチだとか、それでも無視すれば暴力だ。
そしていなければ、俺のPCのデータ漁ってたり、監視カメラで俺の行動を探ったり、俺の昔を探ったり。そういうのは人工衛星から見ている俺を殺した奴だけで十分だ、しかもこの身体は俺のじゃねーし。
そして疲れて帰って来れば裸エプロンもどきの変質者がお出迎え。
それを無視してPC見てみれば履歴が全て漁られて、巧妙にウイルスが隠されていた。
そんなこんなで一週間、今日はクラス代表を決める日です。
ちょっと最後は無理があるかもしれませんが次はイギリス戦です。
かなり一夏君はストレスがたまっています。
しかし彼は耐え続けます。
復讐をなし遂げるまでは