なんだろうNEO要素をもっと取り入れたいと思うけどそうすると一発で終わってしまう気がする。
とりあえず試行錯誤してなるべく誤字脱字をないようにしてできました。
それではどうぞ
五月
桜の花は全て散り緑の葉が覆いつくす。吹き抜ける風が葉を揺らし夏の訪れを感じさせる。そして今日も気持ちの良い朝を向かえさせてくれる。
隣に眠っている楯無さんを起こさないようにジャージに着替える。着替え終わる頃には監視カメラはこちらを捉えているだろう。
外に出るとまだ日は登っていないかった。しかし薄っすら水平線に太陽が見えた。晴れ晴れとしていて雲ひとつのない空。木々は青々と茂っており清々しさを感じさせる。
軽めの準備体操をして一夏は思う。
この学校では子供の時に得られなかった沢山のものを得た、温かい食事、ふかふかの布団、綺麗な水、あの空間にはない時間の流れが感じられる空、何もしなくていい時間、何よりも友人ができたことが素晴らしい。
女子しかいないIS学園。最初こそは2人しかいない男子生徒をハレモノを扱うかのように接していた人たちも今では普通に会話ができるほどの仲になった。
走りだしながらクラスメイトの1人のことを思い出す。
袖が長い制服を着ている 布仏 本音
クラスメイトの中で一番仲が良いと言える。布仏さん(のほほんさん)とはよくお菓子の話をするようになった。そういえば、今度の休みに学園内のカフェでケーキを食べる約束をしたはず。ならその日の筋トレはもっと早くからするか。
第二グラウンドを数週走り終えて一夏は何かを見つけた。
「ランニング終了と……ん?あれはハンドボール?」
グラウンドの隅っこにハンドボールが1つ落ちていた
ハンドボールと言えば
ハンドボール部一年エース 相川 清香
相川さんとはよくスポーツの話をするようになった。彼女はのほほんさんが紹介してくれたクラスメイトの1人だった。スポーツ少女でいかにも運動大好きっ子という印象のクラスメイト。そういえば彼女の走りは結構綺麗だったな。
日が昇ってきたな
そろそろ朝練組が起きてくる頃だから部屋に戻るか……あの後ろ姿?
部屋に戻ろうとすると見慣れたポニーテールの女子がいた。
やっぱりだ
篠ノ之箒
春十と一緒によくいるので偶に話をする仲になった、話の内容は軽い挨拶や武道の心得を一方的に聞いたり。大抵の場合此方から話しかけている。兄と一緒にいる時が多くその都度オルコットと睨み合っている。彼女は毎朝、寮の裏で鍛錬をしている。鍛錬が終わったから部屋に戻るみたいだな。
(俺が復讐すべき相手の1人。そして俺の初恋の相手。
はっきり言えばもうどうでもいいと思っていたはずだが、自分でも呆れるが未だ俺は彼女のことが好きらしい。いったいあんな女の何処がいいのやら。年齢にそぐわない程、異常発達した胸か?それともあの凜とした顔か?それともあの長くも黒く美しいポニーテールか?それとも人に問答無用で竹刀で殴りかかってくるところか?性格は、はっきり言えばあまりよろしくないのに何故だろうな…)
部屋に戻ると楯無さんはいなかった。あの人はあまり会いたくはない、放課後は追われたら生徒会室に行けば虚さんがなんとかしてくれる。あまり酷いようなら姉に言えばなんとかしてくれる。最近は露骨に避けてきたから会うのは大抵寝る前だけだが。
教室に行くと人垣ができていた、その中心にいるのは
「よう、一根」
憎っくき兄 織斑 春十
『兄』いやここではクラスメイトの1人である春十として扱うとしよう。彼は俺が復讐をしようと決意していた頃のクズと違いかなりマシになっていた。スペックは今までとは比べ物にならない程上がっていた。そこはどうやら俺と同じらしい。外面だけが良い奴が内面も良い奴になってしまった。俺を汚物を扱うような目や蔑んだ目で見ることはなく1人の友人として扱ってくるようになった。
いや、それは違うか。
俺が雪峰一根だから友人として接しているのだろう。
「あぁ、おはよう」
そしていつも通りの返事をする
そういえば明日はクラス対抗戦らしい。
聞いた話によると、席を売ろうとした生徒数名が姉から教育的指導を受けて部屋から出てこられなくなったらしい。
…よくクビにならないなあの姉は。
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翌日
第二アリーナは満員だった。
満員なら仕方がない。せっかく兄がセカンド幼馴染(調べによると中国代表候補生徒 凰 鈴音)にボコボコにされるのを心の中で笑ってやろうと思っていたのに。だがまぁいい、元から俺はあまりそういうのが好きではないんだ。映画館のようにそれなりにスペースがあるならまだしも、安いサッカー場の観客席みたいな人と人との距離が近すぎる席なんてゴメンだ。なぜ俺がそんなことをしてまで見なくてはならない。はっきり言ってあいつがボコボコにされるのを見るために立ってまで観客席で見るなんて絶対にしないね。決してチケットをなくしたわけではない。
どうしようか考えて廊下をブラブラしていると学園の外から近づいてくる高速接近反応を感知した。
(ん?何かが近づいてきてる、学園の外から。数は…片手で数えられる程か。 速さはあと2分で多分学園に着く。ちょっとはやいな、…安全のために姉のところに行くか。)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーどのレベルを想定している? 連続稼働時間ーー」
「わ、わかりました! もう結構です!」
「ふん。わかればいい」
姉のところに行くとちょうど姉とオルコットが話をしていた。オルコットは入ってきた俺のことを気にすることもなくいつになく真剣な表情で兄の映る画面を見ていた。山田先生も少しこっちを見たて胸をほっとなでおろすとすぐに画面に視線を戻した。
「雪峰、無事だったか」
「織斑先生、俺は無事です。いったいどうなっているんですか!」
「これを見ろ」
そう言うと姉はブック型端末を俺に渡した。そこには第二アリーナのステータスチェックが映し出されていた。
「遮断シールドがレベル4?しかもアリーナの出入り口がほとんどロックされている。」
「あぁ、おそらくあのISのせいだろう」
うゎ絶対、俺を殺したやつの犯行だろ。そう思いながらアリーナの監視カメラの映像を見ていると何かが逆走していった。
「ん?ちょっと織斑先生この映像見てください。」
「どうした?見せて見ろ?」
「箒さんが第二アリーナに向かっています!」
そこには箒が避難する人を御構い無しに第二アリーナに向かって走っていた。
姉は監視カメラの映像を見ると頭を抱え深いため息をついた。
「はぁー…… 雪峰、急いで篠ノ之を連れもどせ。」
「…わかりました。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「春十ぉつ!」
え?何やってんのこの人
姉に命令されてなんとか追いついたと思ったら、中継室まで来て、何やってんの?
「男なら……男なら、そのくらいの敵に勝てなくてなんとする!」
いや普通考えろよ相手の実力。流石の兄でも無理だって。ほらよく見ろ満身創痍だぞ。アレ?なにあのIS箒に砲口向けて…アレ?あれって俺殺したやつが作ったんだろ?おーい兄なにやってんの?ヤバい早く箒を逃がさないと
「おいっ、篠ノ之ここにいたら危険だ逃げるぞ!」
「うるさい、雪峰止めるな私はまだ『ズドォオン』
ヤバまじかよ
「危ないっ!」
「なっ⁉︎」
(あのISマジで撃ってきやがった…。兄の方はあのISを一刀両断にしたみたいだな、おっ絶望しきった顔でこっちをみてるな。しかしこの角度この威力、多分俺は無事では済まないかな?いや、長いようで短い、第二の人生。まぁ前回とは違い好きな女の子守れて兄の絶望しきった顔も見れて、姉には一生のトラウマを与える。それなりにいい仕返しだったじゃないかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーードガァアアアアアアアアアアアン
「一根ぇぇぇぇぇええええええ!!!!!!!!」
辺りにはとてつもない程の爆発音と1人の少年の叫び声が響き渡った。
近い内に雪峰くんの専用機を出します、まぁその辺りの詳しいことは活動報告に書きます。
次回は少しIS以外のキャラが登場します。
その辺りはタグをつけるます。