元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ? 作:血濡れの人形
~白夜叉のゲーム盤~
あのあとすぐ、復活した白夜叉は、絆との再戦を希望していたが、霊騎達の方が先という事で、
断られたため、次は幻夜の番だ。
「次は俺か・・・しょうがない、めんどくさいからそっちからさきでいいよ」
幻夜がそう言うと、白夜叉は、さきほどの絆戦を思い出したのか、苦笑いを浮かべ、
「それは助かるの、さっきみたいに瞬殺されてしまったら、サウザンドアイズを幹部としての面目丸潰れじゃからな」
と言うと、扇を取りだし、
「それでは、行くぞ!」
と言って、幻夜に向けて走り出す。そして、幻夜の拳が届くか届かないかという距離までいくと、
幻夜に向けて火を放つ。幻夜は動かずに、そのまま火を受ける。
「とりあえず、これで先手はゆずったぞ?
『焔よ、今、我が敵を燃やし尽くす一つの弾となれ ファイアーボール』!」
幻夜の詠唱している間にも、白夜叉が攻撃するが、幻夜はそれを全てかわしながら、詠唱を終える。
当然、それを白夜叉は回避するが、火の玉が突然爆発し、白夜叉の動きを阻害する。
「『氷よ!今こそ、かのものの動きを阻害せよ!フリーズ』!」
その間にも、幻夜は詠唱を重ね、白夜叉の足元を氷で固め、
それに常時魔力を送ることで、硬さを少しずつ上げていく。
そして、それを白夜叉が破壊する頃には、幻夜は詠唱を終え、さらに白夜叉にダメージを与えていく。
「『燃え盛れ!凍結させよ!かの焔は全てを凍てつかせる物なり!アイスファイア』」
それは、全てを凍らす蒼き炎で、
「『その槍は雷を纏う火の槍なり!ライトニングファイアランス』!」
それは、雷を纏っている炎の槍で、
「『その暗闇は全てを呑み込むただ一つの存在なり!ブラックエンド』!」
それは、全てを無に返す黒い球体で、
白夜叉は、それを避けるのに必死だったのか、幻夜からすこし、視界を移した。
そして、次に白夜叉が見たのは、禍々しい程に黒い、一本の剣を持った幻夜が、
白夜叉の頭に剣を降り下ろす姿だった。
~数分後~
結局、幻夜の勝ちで、勝負は決まった。最後に幻夜が使った武器、『デイモンズソード』のせいで、
白夜叉は少しの間石化していた。つい先ほど目が覚めたが、体が石になっていたせいか、
腕を回すとゴキゴキと音がなっている。
「それで、まだやるのか?俺達としては、早く帰りたいから、あと一人にしてほしいんだが」
霊騎がそう言うと、同意するように、全員が頷く。
「そうじゃのう。ならば、おんしらのなかで一番強い者と戦いたいの」
白夜叉がそう言った直後、霊騎達の表情が固まった。
ちょうどいいのでここで切ります。次回は涼華が戦います(たぶん)
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