元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ? 作:血濡れの人形
~???の森~
十六夜は腕を下ろすと、そのまま光に向けて歩き始める。
光は、十六夜が近づくにつれて、怯えたように身を竦める。
「こ・・・・で」
小さな声が聞こえる。
「こ、な・・・で」
それは、十六夜が近付く事を嫌がる言葉だった。
「来ないでよぅ」
嫌がり、怯えたようなその声を聞き、十六夜は近付くのを止める。
しかし、続く言葉に、十六夜は再び歩き始める。
「あなたも私を、私の心臓を奪いに来たんでしょう?」
その言葉を否定するために。それは違うと言うために。
しかし、それより先に、横の方から声が聞こえる。
「全くもう、面倒なことになったじゃない」
十六夜はその声を聞いて驚くと、そちらの方を見る。
「あなた、少し手伝いなさい。その子の心を助けたければ、
その子と共に歩みたければね」
先ほど殴り飛ばしたはずのルキが、十六夜の背後を指差してそう言う。
十六夜がそちらの方を向くと、その方向には様々な人の姿があった。
あるものは剣を、あるものは弓を、あるものは杖を構え、光の事を狙うように立っている。
「あいつらがこの子の心の傷の原因よ。全員殺せば終わり」
ルキは面倒くさそうにそう言うと、杖を取り出すと、
「あなたのせいで私が出てくるはめになったじゃない」
と言いながら、魔法を唱え始める。
「さっきいたのはお前じゃないのか?」
「バカ言わないで、あっちは偽物、魔法で創った私の分身見たいなものよ性能は九割位下がってるし」
ルキはそう言うと、十六夜に剣を、投げる。
「それ使いはないと、あいつら、最後の三人が殺せないから、渡しておくわ」
直後、武器を構えていた者達が、一斉に走り出す。
「ったく、剣で戦ったことなんてないぞっと」
十六夜は近づき、人に向けて剣を振る。
すると、十六夜の目の前にいた男が、霧のように消えた。
「は?」
十六夜は一瞬固まるが、後ろから聞こえた声に、
思わず振りかえる。
『そいつらは幻だ、光の生み出したな』
そこには、最初にここに来たときに会った龍の姿があった。
『こやつらは全て、光の生み出した恐怖の記憶の欠片の姿だ』
龍は光を隠すように座りながらそう言う。
『そして、私達二人では、動きを邪魔することはできても、倒すことはできない』
「何故なら、あの子は君、参加者である君に助けられることを望んでいるからだ」
『ゆえに私達には倒すことが出来ない』
十六夜はそれを聞くと、手に持った剣を地面にさし、代わりに石を拾うと、
「あいつら三人って言うことは、それ以外はやれるんだな?」
と言い、そのまま石を、相手の固まっているところに向けて軽く投げる。
十六夜の投げた石が地面に当たると、そこから十六夜の前方に向けて、
およそ長さ五百メートルほどの大きなクレーターが出来上がる。
その形状は、ハンドボール投げを測定するときに使われるような、
そんな形状をしていた。
それを投げた十六夜はと言うと、なぜここまで勢いが強くなったのか分かっていなかった。
ただ、十六夜の手を離れた直後、ルキだけが、雷が石を覆っていた事に気が付くのだった。
FGOのガチャは悪い文明、メルトリリス出てこないだなんて・・・
三十回まわしても良いのがひとつもでない・・・(´・w・)
十六夜君のあれは、
本人のスペック+雷の速度+当たったタイミングでの雷の放出
のトリプルアタックの結果です。