元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ?   作:血濡れの人形

23 / 38
光の試練 4

~???の森~

 

十六夜は腕を下ろすと、そのまま光に向けて歩き始める。

 

光は、十六夜が近づくにつれて、怯えたように身を竦める。

 

「こ・・・・で」

 

小さな声が聞こえる。

 

「こ、な・・・で」

 

それは、十六夜が近付く事を嫌がる言葉だった。

 

「来ないでよぅ」

 

嫌がり、怯えたようなその声を聞き、十六夜は近付くのを止める。

 

しかし、続く言葉に、十六夜は再び歩き始める。

 

「あなたも私を、私の心臓を奪いに来たんでしょう?」

 

その言葉を否定するために。それは違うと言うために。

 

しかし、それより先に、横の方から声が聞こえる。

 

「全くもう、面倒なことになったじゃない」

 

十六夜はその声を聞いて驚くと、そちらの方を見る。

 

「あなた、少し手伝いなさい。その子の心を助けたければ、

 

その子と共に歩みたければね」

 

先ほど殴り飛ばしたはずのルキが、十六夜の背後を指差してそう言う。

 

十六夜がそちらの方を向くと、その方向には様々な人の姿があった。

 

あるものは剣を、あるものは弓を、あるものは杖を構え、光の事を狙うように立っている。

 

「あいつらがこの子の心の傷の原因よ。全員殺せば終わり」

 

ルキは面倒くさそうにそう言うと、杖を取り出すと、

 

「あなたのせいで私が出てくるはめになったじゃない」

 

と言いながら、魔法を唱え始める。

 

「さっきいたのはお前じゃないのか?」

 

「バカ言わないで、あっちは偽物、魔法で創った私の分身見たいなものよ性能は九割位下がってるし」

 

ルキはそう言うと、十六夜に剣を、投げる。

 

「それ使いはないと、あいつら、最後の三人が殺せないから、渡しておくわ」

 

直後、武器を構えていた者達が、一斉に走り出す。

 

「ったく、剣で戦ったことなんてないぞっと」

 

十六夜は近づき、人に向けて剣を振る。

 

すると、十六夜の目の前にいた男が、霧のように消えた。

 

「は?」

 

十六夜は一瞬固まるが、後ろから聞こえた声に、

 

思わず振りかえる。

 

『そいつらは幻だ、光の生み出したな』

 

そこには、最初にここに来たときに会った龍の姿があった。

 

『こやつらは全て、光の生み出した恐怖の記憶の欠片の姿だ』

 

龍は光を隠すように座りながらそう言う。

 

『そして、私達二人では、動きを邪魔することはできても、倒すことはできない』

 

「何故なら、あの子は君、参加者である君に助けられることを望んでいるからだ」

 

『ゆえに私達には倒すことが出来ない』

 

十六夜はそれを聞くと、手に持った剣を地面にさし、代わりに石を拾うと、

 

「あいつら三人って言うことは、それ以外はやれるんだな?」

 

と言い、そのまま石を、相手の固まっているところに向けて軽く投げる。

 

十六夜の投げた石が地面に当たると、そこから十六夜の前方に向けて、

 

およそ長さ五百メートルほどの大きなクレーターが出来上がる。

 

その形状は、ハンドボール投げを測定するときに使われるような、

 

そんな形状をしていた。

 

それを投げた十六夜はと言うと、なぜここまで勢いが強くなったのか分かっていなかった。

 

ただ、十六夜の手を離れた直後、ルキだけが、雷が石を覆っていた事に気が付くのだった。




FGOのガチャは悪い文明、メルトリリス出てこないだなんて・・・

三十回まわしても良いのがひとつもでない・・・(´・w・)

十六夜君のあれは、

本人のスペック+雷の速度+当たったタイミングでの雷の放出

のトリプルアタックの結果です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。